親から相続した土地

親から相続した不動産(土地など)を有効活用して順調に事業が回りだしたら、「よく知らずにハンコを押した!」とゴネる他の相続人もいることもよくある話

私個人的には
「たとえ先祖伝来の土地であってもいったん売却して
 お金に換えてから相続人で分けたほうがいいですよ!」

とよくお話しています。
それは、後でゴチャゴチャ文句を言い出す相続人がどれだけ多いことか・・・?ということをイヤほど経験している私だからです。

借金まで背負って始めた土地活用だが、うまく事業がいきだすと妬む他の相続人

せっかく親が残してくれた不動産、特に土地はうまく活用しないと固定資産税などの税金すら払えません。
ですから、親が残してくれた土地等の不動産は
・売却してお金に換える。
・なにか建物を建てて土地を有効活用する。
しかありません。

土地活用をする場合はきちんと他の相続人にも説明しなければいけない。

親から相続した土地等の不動産を有効活用する時には、まず共有名義のままではなく誰か1人に登記を換える相続登記をすませなければいけません。
なぜなら、土地を何らかの有効活用するなら賃貸マンションを建てることも多いでしょう。
最近では人口減少などもあり、ロードサイドのコンビニや老人ホームなどを建てることも増えてきました。

そんな場合に、なぜ相続登記を行って誰か独りの名義にしなければいけないか?というと
借金の担保にその土地を提供しなければいけないからです。
その土地が各相続人との共同名義であったり、親の名義のままであったりすると借金のリスクは相続人全員で負わなければいけません。
「そんな借金のリスクなんて私は負えない!」と尻込みする相続人には
「なら借金のリスクは私1人が背負うから、私の名義にしてよ!」と毎年多額の固定資産税を払うことにほとほと嫌気が差している相続人は業を煮やして迫るかもしれません。

「そこまで言うのなら、
 相続登記(遺産分割協議書)にハンコを押してやるよ!」

他の相続人の本心は「あんなクズ土地なんてどうにもならないに決まってる!」と鼻で笑っていたのかも知れません。
しかし、綿密に計画を立てさえすればどんな不動産でも金の卵を産む鶏に変身するのもよくあることです。

泣く江本

ただ、安易にハウスメーカーの言いなりに建築した賃貸マンションは失敗することも多いんですけどね。
賃貸アパート経営失敗は大家が原因

土地活用が成功したら、「私にも遺留分があるのではないか!?」
と主張しだす他の相続人

では、現実にそんなご相談例をお聴きください。

「そんな話は聞いていない!」「信用していたのに!」
「無理やりハンコを押させられた!」
「こっちにも遺留分というものあるだろう!」
と後でごねる相続人がどれだけ多いことか?

私もよくそんなご相談をお受けするのですが
「実印を押す!」という意味をしっかりとご理解していただいているのでしょうか?

「そんな話は聞いていない!」とほとんどのご相談者が言われるのですが、実印を押す重みがわかっているのであればとてもめくら判なんて押せません。

そして、
「そこまで言われるのなら、裁判でもして白黒つけなければいけませんね・・・」
とアドバイスすると
「いや、裁判まではしたくないがどうにかならないか!ほら遺留分てのがあるだろう!」
と言われるのですが
遺留分は親が亡くなったことを知ってから1年以内でないと遺留分減殺請求権の行使はできないことも知っておいてくださいね。