笑顔の江本

昔の大学の同級生から突然電話があって
「今、大阪なんだけど飯でもどう?」なんていう嬉しいお誘い
いざ十年ぶりに会ってみるとその第一印象は
「ふ・ふ・ふ・・老けたなぁ・・頭 真っ白やん!?」
と自分のことはさておいて時の流れを感じてしまいました。
互いに貧乏のため大阪難波の安居酒屋で
「おばちゃん 元気?どないしてるん?」
と訊ねると
「俺も大阪おれへんからサ高住に入れてん!
 毎月十数万円やねん きっついわー!
 でも、これで安心やからしゃあないわ」
と嘆いていました。
でも、
「ちょっとそのサ高住に大きな期待しすぎちゃうんかなぁ?」
「もうこれで親の介護問題解決?なんて思ってるんちゃうかなぁ?」
なんてふと不安がよぎりました。

サービス付高齢者住宅

サービス付高齢者住宅(通称:サ高住)に親を入れたからもう安心?!は早計かもしれません

大きな決断をしてでも親を住まわせるサービス付き高齢者住宅なのですが、それでも介護事故が増えているという報道がありましたのでご紹介しておきますね。

 
サ高住の事故、1年半で3千件超 半数以上、個室で発生
増えているサービス付高齢者住宅での事故

安否確認が義務づけられたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で、2015年1月から1年半の間に、死亡や骨折など少なくとも3千件以上の事故が報告されたことがわかった。制度上は民間の賃貸住宅に近いが、要介護者が入居者の大半を占める例も多く、国土交通省が改善に乗り出す。

孤独死・誤飲…届かぬケア サ高住、進む介護施設化
 サ高住をめぐっては、15年夏に大阪市のサ高住であった「孤独死」をきっかけに、国交省と厚生労働省が自治体にサ高住への指導徹底を求めていた。

 朝日新聞は昨秋、全国約21万戸のサ高住を監督する都道府県と政令指定都市、中核市の計114自治体に情報公開を請求。97自治体が事故報告書、すべての自治体が運営報告書を今年2月までに開示した。事故報告書によると、15年1月~16年8月末の事故は計3362件で、最多は骨折(1337件)だった。病死を除く死亡は147件。

 ただ、自治体によって報告件数は大きく異なった。東京都の301件に対し、愛知県は0件。国が報告すべき事故として、死亡や虐待、窃盗などを例示したため、骨折や薬の配布ミスなどは報告を求めない自治体もあるのが一因だ。

 サ高住は、1日1回の安否確認と生活相談が義務付けられている。夜間は緊急通報システムがあれば、職員常駐は不要だ。事故報告書では、半数以上の1730件が個室で起き、そのうち991件は職員が手薄になりがちな午後5時~翌午前9時。北海道稚内市のサ高住では15年12月、個室の床で後頭部を打ち失血死していた入居者が午前6時半に見つかった。巡回は約5時間半前の午前1時が最後だった。

 サ高住は11年の創設時、自立した高齢者の「早めの住み替え先」として普及が期待された。制度上は民間の賃貸マンションに近い扱いだが、運営面の報告書では、入居者の88%が要介護認定(要支援を含む)を受け、要介護3以上の重度者も30%と「介護施設化」が進んでいるのが実態だ。民間機関の調査では、入所者の4割が認知症というデータもある。

 国交省は6月をめどに各サ高住の夜間の職員数などを明示する情報公表を始める。職員が手薄なサ高住に、手厚い介護が必要な人が入るなどのミスマッチを防ぐのが目的だ。17年度以降に登録されるサ高住には、補助金の支給要件として情報公表を義務づける。同省担当者は「利用者が選択できる環境が必要だ」と話す。厚労省の担当者は「事故ゼロは現実的ではなく、どこまで防げるのかを事業者はきちんと説明するべきだ」と話す。(山田史比古、宋光祐)

     ◇

 〈サービス付き高齢者向け住宅〉 2011年10月に高齢者住まい法の改正で創設された。60歳以上か、要介護認定を受けた60歳未満が主な入居対象。入居者は自分でサ高住を選び、安否確認と生活相談以外のサービスが必要ならば別途、介護事業者などと契約する必要がある。バリアフリーや個室25平方メートル以上などハード面での登録要件もある。株式会社も参入可能で、新築や改修には国の補助金があり、17年度予算では320億円規模。4月末時点の登録数は全国で21万7775戸。

朝日新聞

今一度、サービス付高齢者住宅(サ高住)について考え直してみませんか?

サ高住に入る高齢者ってどんな人たちだろ?

やっぱり正直 長年暮らしなれた自宅が一番です。
それでもサービス付き高齢者住宅(サ高住)に引っ越すのにはそれなりの事情があるからですよね。
子供が遠く離れて暮らしている?
同居しようにも嫁姑問題で困難?
様々な問題や事情があると思います。

老人ホームにはまだ少し早い高齢者たちが入る?

すべての入所者がほぼ同じ時間に同じことをするような寝食をする、自由な外出や行動も制約される?いわば団体行動を強いられるような老人ホームでの生活に比べて比較的自由度のが高いのがサービス付き高齢者住宅なのではないでしょうか?
また老人ホームでは要介護度の高い人たちばかりですから、「わしはまだまだ元気じゃ!」という親にはそんな認知症や要介護度の高い老人ばかりの老人ホームに入れるのもかわいそうかもしれません。
しかし、しっかり理解しておいてほしいのが・・・・

サービス付高齢者住宅は終の棲家ではない?ということ

確かにサービス高齢者住宅では様々な介護サービスが受けやすいといえます。
でも、誤解しないで欲しいのは
サービス付高齢者住宅と老人ホームでは少々勝手が違うのです。

確かに以前の記事にも書いたのですが、どんどん老人ホームに入れない高齢者たちが小規模多機能型居宅介護サービスやこのサービス付高齢者住宅に殺到している現状がありますが、そこに大きな問題があります。

これだけ介護事故を問題視する報道があるくらいですから、そこに老人ホーム並の介護サービスを望むのは少し酷だと思います。
ですので、もし要介護度が進んだら?ひどい認知症になってしまったら?そのサービス付き高齢者住宅では対応しきれないと追い出される可能性もあるのです。

でも、現実は老人ホーム化しているサ高住もたくさんあるのかもしれない?

以前に義母を入れようかと考えた小規模多機能型介護施設やサ高住が老人ホームに入れない方の受け皿となってしまって本来の目的から少しずれてきているような気がします。

サ高住も自立した高齢者のためのもの
小規模多機能型介護施設も実家で暮らしてもらうお年寄りのためのサービス
なのですが、今は要介護度の高い高齢者の老人ホーム化しているように感じます。
しかし、そこにそこまでの介護スタッフや介護サービスまでは提供できないのですから介護事故も起こるべきして起こっているのかもしれません。

最期はやはり老人ホームや病院のお世話にならざる得ないのはわかっているが、それをできるだけ先送りにしてその期間もできるだけ短くするためには在宅介護で家族により介護を実現するしかないがそれには親も子供も協力し合わなければいけません

笑顔の江本

私はできるだけ介護を快互(かいご)に変えるには親も子供も考え方をしっかりと認識しておかなければいけないと思います。
介護される親も介護する子供も
お互いが快適である快互(かいご)に変えるには双方とも歩み寄る必要があるのです。

そんな考え方から私は

などを提案しています。

できるだけ子供が親の世話をすることの負担を楽にするためには親と子供が近くで暮らしていることが必須です。
車で1時間も2時間もかかるような距離では買い物手伝いや病院の送り迎えも大変です。
ちょっとした手伝いや世話だけで親も自宅で暮らす期間をぐんと伸ばすことができるのです。

泣く江本

でも、なかなかこの介護を快互(かいご)の実現には高いハードルがあるのは私は身をもって知っていますけどね・・・