子供が考えておくべき欧亜の介護と相続

いつか、自分も親にも介護が必要な日がやってきます。

それは、
親が大病を患った。
父親あるいは母親が亡くなってしまった。

そんな時には、親の介護のことを真剣に考えなくてはならない日がやってきます。

そんな介護Xデーを迎える前に、予め子供が考えておくこととは何でしょうか?

年老いた親との同居する時に相続と介護の問題から目を背けていませんか?

親の介護

もし、数年後 あるいは十数年後
自分の親に介護が必要になると考えた時には避けられない課題がたくさんあります。

「やっぱり介護のことを考えたら親と同居かなぁ?」

離れていれば介護もできません。
ですから、『いつかは親と同居?』と漠然と考えている方も多いことでしょう。

でも、
「あなたの今の家は、高齢の親を迎えるのに十分な広さがありますか?」
「親という増えた家族を十分に養っていける経済力がありますか?」

もし、故郷の実家に帰って介護するために、
「新しい仕事を確保できますか?」

自分の家族に、
「親と同居しようと思う・・・」
「田舎に帰って親と同居して介護しようと思う・・・」
と打ち明けることができますか?

これ以外にもたくさんの課題がありますが、本当に考えるだけで憂鬱になってしまうのが現実ではないでしょうか?

年老いた親にも、親なりの気持ちや考えもあります。

子供達から同居を切り出しても、
親の方にその気がなければせっかくの申し出も了承してくれません。
たとえ、親がその気持ちを感謝して了承したくても他の兄弟姉妹の手前素直にその申し出を受け止めることができないこともあります。
例えば次男が 娘が親の介護のために親との同居を申し出ても、
それを長男が快く思わないこともあります。

『子供には迷惑をかけたくない!』と遠慮してその申し出を断る親もいます。

たとえ別居でも介護はまた大変
正直、親との同居には他の家族から反対があるかもしれません。
でも、たとえ別居でも親の面倒や介護をどうすればよいのか?
例えば、連れ合いを無くした父親ではいきなりの家事の問題もあります。

少なからず年老いた親の介護をするということは今の生活に負担がかかります。

親を引き取ってしまうと、今までの生活サイクルが大きく変化します。
それは、
お金
時間

全てに大きな影響が及びます。

子供にとっては今の生活だけでも大変なのに、
年金収入だけの親の面倒や介護は楽ではないことが簡単に推測できますよね?
そうなれば、今の生活レベルを切り詰めていかないといけません。

介護は長いマラソンです。
一年や二年ならまだしも、今の介護は十数年にも及ぶことは珍しくありません。
なんてたって平均寿命はどんどん伸びてきるのですから!

「エッ?お金は親の援助を期待するからって?」

親の年金の額をご存知ですか?
親の貯金がいくらあるかご存知ですか?

親は子供に心配をかけまいとするのか?
親は自分の財産を子供にあてにして欲しくないのか?
なかなか自分の年金収入や貯金の額など教えてはくれません。

そもそもいくらの年金がある?いくら貯金がある?
それすらわからなければ『いくら負担してもらえばよいのか?』さえも親に切り出すこともできませんよね。
また、親に生活費の負担を切り出せば
他の兄弟姉妹から近い将来の相続のこともあって不審がられることも考えられます。

誰も「年老いた親との同居」「年老いた親の介護」という地雷は踏みたがらない?

近い将来に起こりうる『親との同居』や『親の介護』などについて話し合う子供たちがどれくらいいるのでしょうか?
「いやぁ、まだまだ自分の親は元気だから・・・」
「兄貴は長男だから、兄貴が親の面倒や介護はみてくれるだろう・・・」
「俺は仕事で忙しい。近くに住む妹の◎子が時間的にも融通がきくし・・・」

兄弟姉妹それぞれが、それぞれの推測で考えています。

昔は、家督相続で「長兄が親の面倒や介護をみるもの」という考えがありましたが時代は変わりました。

相続も、長男が優先的に遺産相続をする時代から、
法律的には子供たち全員が平等に相続する時代へと変わりました。

でも、なかなかその話題は誰も言い出さない

変なことを言い出せば
「責任を押し付けられる?」
そんな不安もあります。
「兄貴、親の遺産を狙っているんじゃないか?」
なんて変な目で見られる?かもしれない。

だから、子供たちは、『親の面倒』『親の介護』という地雷は踏まないようにしているのかもしれません。

もはや腹を割って話し合うこともできないのが現実

たとえ、血を分けた兄弟姉妹でも『親の面倒や介護』について
腹を割って本音で話し合うことは、もはやできないのです。

それは・・・・?

もうみんな結婚独立して妻や夫がいるからです。

子供の誰かが「親の介護をしてあげたい!」と考えても
妻や夫からの反対も出てくるのが普通なのです。

「それは長男の義兄さんがみるのが普通でしょ!」
「私達は離れて暮らしているし、それは近所の義姉さんに頼んだら!」

なんて言われたら・・・・

そして、それは相続と無関係ではありません。

長年、義理の親の介護をみてきた長男の嫁が、
「私達が最後まで親の面倒をみてきたんだから、
 他の兄弟姉妹の人は相続放棄してもらって当然でしょ!」

なんて言い出す事もあります。

これは、どちらの言い分が正しいとは断言できない難しい問題ですよね。

なんどもこのブログで言っていますけど、
親の面倒や介護、相続では
夫婦喧嘩よりも兄弟(姉妹)喧嘩を選ぶのが普通なんです。

心の中では、最後まで親の面倒をみてくれた兄に対して感謝をしていても、
自分の妻や夫の手前
「いや、それはそれ!(親の面倒や介護)これはこれ!(遺産相続)だから・・・」
と相続でもめることをどれだけ見てきたことか・・・・・(汗)

年老いた親自身も自分の介護や将来子供との同居も気になっている

私にも高齢の親御さんからのご相談があることがあります。
※ 多くは子供さんへの愚痴ですけどね・・・(困)

でも、お話を伺っていると、親御さん自身も将来の不安や心細さを抱えているように感じます。

だからこそ、子供さんが親の不安や心細さを理解してあげる努力をしてあげてはいかがでしょうか?

「そうだよねぇ。それは大変だ!」
と共にその悩みを共有して考えてあげるだけでも、親自身の不安も和らぐことでしょうか!

まず親自身の気持ちや考えも理解してあげて、
できることから始めてみること大事ではないでしょうか?

手をこまねいてばかりでは何も変わりません。

ですのでそんな方からご相談を受けて、高齢の親御さんも住み替えをお手伝いしています。
参考記事:老後・介護・相続を考えたら親の持ち家(実家)は早めに売却処分しよう!その5つの理由

年老いた親との同居以外に子供が親にしてあげることとは?

なにも同居がベストな選択とは限りません。
長年、住んでいるところへの愛着がある親御さんも多いでしょう。

いったん同居を始めてみて、
「田舎に帰りたい!」
と訴える親もいると思います。
しかし、
『今の親の状況を考えれば、独りで帰らせることもできない!』
ということもあります。

そんな時に、親の故郷で介護付きの高齢者住宅を探された方もいました。
しかし、それを親戚縁者が非難することもあります。
「年老いた親をたった独りで放り出すなんて!」
と言う方もいたと聞きます。
しかし、自分の親のことを最優先で考えれば、
『まだ身体の動くうちは地元の友達と楽しく暮らして欲しい!』
と考えに考え抜いた決断です。
子供たちと親がしっかり話し合って決めた決断であれば、それはそれで良い事かも知れません。
だって、色々と陰口や口出ししてくる親戚縁者は決してお金まで出してくれるわけではありませんから・・・。



まとめ:将来の親の面倒や介護は親子で話し合うことしかない

親子だからわかること
親子だけどわからないこと

いろいろありますよね。

親の経済状態
親の健康状態
親の介護の必要性

などいろいろなことを客観的に判断した上で話し合うことしかありません。

私自身は、親の面倒や介護について
ベストな答えはなくても、ベターな答えはあるんじゃないかな?
なんて考えています。

そのベターな答えを導き出すために
早めに子供たち自身でいろいろな選択肢を持っておくことがとても重要だと考えていますが、あなたのお考えはいかがでしょうか?
私は、真剣に親の将来を心配している気持ちは、きっと親にも伝わると思っています。
もしかしたら私がお役に立てるかもわかりませんからお気軽に相談してみてください。
参考:田舎の親が70歳を超えたら実家を売却して呼び寄せを勧める理由
参考:老後は子供の近くに住む!近居で同居以下のストレス!別居以上の安心!で切り抜ける
参考:「親の介護」「相続」について話し合う遺産分割協議を開こう!介護・相続の話し合いは第三者を入れるとうまくいきやすい

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