こんなご相談を、あなたならどう考えますか?

兄は母を認知症気味だというのだが・・・

介護に満足できない親兄は63歳、母は83歳
私は弟で、親とは別居です。(59歳)
兄は、二十年ほど前から父母と同居を始めました。
義姉も、嫁姑問題はいままでなかったようです。
※昔は多少のトラブルはあったが、お互い年をとれば丸くなってきているように感じます。
父は8年前に亡くなりました。

母を老人ホームへ入れる

最近、兄から
「おふくろが呆けてきた!老人ホームへ入れる手続きをする!」
といきなり連絡がありました。

しかし、母と私が会うときにはそんな印象はまったくありません。

確かに、よる年波にはかてないので
会話は少しトンチンカンなこともあるが、
83歳の年齢にしてはしっかりしていると思う。
日常生活も、ある程度は自分でできているように思います。

兄が母の気持ちも考えずに、勝手に老人ホームへ入所させようとしている。

自分の母を老人ホームへ入れるのには抵抗があります。

母は、
「死ぬ特は自宅で死にたい!」
というのが口癖でした。

そんな母の気持ちを無視して、勝手に老人ホームへ入れようとしている
兄の気持ちが理解できません。

親を勝手に老人ホームになんか入れることができるのでしょうか?
家族全員の合意がなければ、入れることはできないと考えるのですが・・・・。












認知症は離れて暮らす家族にはわかりにくいこともあります。

相続対策専門士江本圭伸親を想う気持ち、
よく理解できます。

しかし私の母の場合も似たケースでした。



初期の認知症は周囲にはわかりにくい病気です。

私は、母とずっと二人暮らしでした。
結婚もせず、気ままな母との生活は私には快適でした。

しかし、脳梗塞をわずらった母が、
自宅に帰ってきてからは少し状況が変わりました。
感情の起伏が激しくなり、ささいなことでも激昂するのです。
※それこそ、鬼のような形相です。
私はたびたび、そんな母にほとほと困り果て姉や兄に愚痴をこぼしていました。

そんなことが続きだしてきてから、
母の物忘れは時が経つごとに激しくなり
同じことを何度も何度も、繰り返し繰り返し言い出しました。

そんな母も、兄が時折仕事帰りに顔を見せるときは
それこそ上機嫌で応対していました。

同居の私に
「ビール、持ってきてあげんかいな!」
「冷蔵庫に○○があるから、ビールのあてにするから持ってきて!」

と命令口調でしっかり指示してくるのです。
※実際にはそんな○○は冷蔵庫にはないのですが、否定すると怒りだすのであえて別のものをさりげなく出す私でした。

そんなしっかりした態度の母をみて
兄は、とても私のいうことなど信用しなかったのです。

数年後、母は一気に認知症を発症しました。

本当に突然でした。

しかし、同居の私には
それは予想できたことでした。





こういうことが要介護度判定の家庭訪問調査で起こるともきいています。

日ごろは認知症なのに、
要介護の調査員が訪問してくると、とたんにシャキッと普通の対応をするお年寄りも多いらしいです。
調査員が来ると、スイッチが入り
日ごろ 右のものも左に動かさないのに
調査員の指示に従い、すくっと立ち上がったりします。

そのため、実際より低い要介護度判定になることもあるそうです。




「なにもしてくれていない?」と感じる同居の兄家族と思っていたとしても

高齢の親との同居
実の親子であっても
ましてやお嫁さんからみれば義理の親子です。

同居の苦労は大変です。

意外と
「同居しているだけで、なにもしていないじゃないか!」
と考えていても、
実際には相当がんばっていることを感じることもあるものですよ。




親がぼけているか?ぼけていないのか?真実はひとつだけ

可能であれば
一度、ご一緒にお母様と生活をされてみてはいかがでしょうか?
※高齢の方はなかなか環境が変わることを嫌いますけどね。

日中 わずか数時間のあいだだけ会うだけでは、なかなかお母様の認知証の程度がわかりません。

数日、または数週間
一緒に暮らしてみて、初めてお母様の現状が把握できるともいます。

また、そのご年齢でしたら介護認定をうけられているかと思います。
なんらかの介護サービスを受けているのであれば
おそらく担当のケアマネージャーがいるはずです。

そのケアマネージャーに連絡をとって、
一度じっくりご相談をされてみるのも良いと思います。

その上で、お兄様とじっくり腹をわって、話し合うことでお互いのわだかまりをなくすことができるのではないでしょうか?

老人ホームへ入れることは、毎月の負担も大きいのが現実です。

快適な老人ホームほど、毎月の利用料は高額になります。

介護の問題
お金の問題

いずれも避けては通れない問題です。

しっかりと真実を見極めてから、ご判断されることをお勧めします。