相続できる人、相続できる割合は法律でキチンと定められています。
いくら感情論を述べても覆りません。

相続の法律
「こんな相続の遺産分割案なんて納得できるかい!!」といくら怒っても相続で相続できる人(法定相続人)相続できる割合(法定相続割合)が法律でキチンと定められています。
それ以外は法定相続人全員がそれに納得するか?(誰か1人でも反対すればNG)遺言書を書いておくか?しか方法がないのです。

遺産というものは人の気持ちを変えてしまいます。

「まさかあの人があんなことを言い出す人だとは思わなかった・・・・」
これって私のほうに遺産相続トラブルの相談をされる方の多くの方がおっしゃられます。
しかし、「遺産がもらえる?!」ということがある程度現実化してきた時に人って簡単に変わってしまうものなのです。
それは誰もが同じです。
たとえ法律できちんと法定相続人やその法定相続割合が決まっていても、それに納得できない人はいつでもでてくるものです。

では実際の遺産相続トラブルをお聴きください。
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みんな相続の話をすぐにつけないから遺産相続に関する記憶が風化してあいまいになり、自分の都合の良いように記憶が書き換えられてしまう

私への相談でよくあるのが、各相続人にひとりずつお話をうかがったり周辺資料を調べていくとかなり真実とは異なっていた?ということが少なくないのです。

「縁もゆかりもない血縁関係もまったく無い相続人がごっそりと遺産を奪っていくのは納得できない?」というご相談も結構あるのですが、相続に関する法律でそうなってしまっているから仕方ないのです。
今回のポイントは「子供のいない夫婦の再婚で妻に連れ子がいた」ということになります。
子供のいない夫婦で夫が亡くなった場合、法定相続割合は妻2/3、夫の兄弟姉妹(亡くなっている場合はその子供である甥や姪)が1/3となります。
そしてその妻が亡くなった場合は妻の遺産の相続人は連れ子だけになります。
そうする夫が亡くなった時に妻に渡った2/3夫の遺産は、今度はすべて連れ子が相続することになります。

相続に関する法律は現実にそぐわないことも多く、特にイレギュラーなケースには対応していないのです。
笑顔の江本

法律はそれを知っている者には優しく、知らないものには時に残酷なものなのです。
だから、ある程度の基礎の相続の法律知識はもはや常識とも言えますし、知らない人が悪いとも言える時代なのです。
もし、わからないことや不安なことあれば気軽に私に相談してみてください。わかる範囲であれば喜んでお答えします。

夫が築きあげた遺産で、その財産形成に後妻さんの内助の功が大きい場合もあるでしょう。
そんな場合は今回の相談者の言っていることには少し欲張りでは?と思えないこともありません。
しかし、夫の遺産が先祖伝来の遺産であれば、それがまったく家系とは関係の無い人が相続するのは納得できないことも理解できます。
しかし、他の相続人の本心は「縁もゆかりもない血縁関係も無い相続人に遺産が渡るのは納得できない」ということなのでしょうね。

泣く江本

今回のように母の兄の相続(30年以上も前の相続)に関して、その娘(亡くなった方の姪)からの相談となればそのあたりは記憶や経緯もあやふやでたいてい自分勝手な解釈に変わっていることも珍しくありません。
結局真実は闇の中ですし、最終的には法律が一番強いので、たとえ納得できない人がでてきても泣き寝入りしかありません。

相続に関してイチャモンをつけられている方はさっさと遺産分割の話はつけて縁を切ればよいのではないですか?

逆に法律にのっとって相続を進めようとしている方にとっては、それはまるでイチャモンをつけられているようなものでしかないこともあります。
しかし、相続の手続きは相続人全員が納得しないと進めることができないので、いつまでもズルズルと先延ばしになっているものです。
このままでは相続人当事者ではなくその子供や孫にまで遺産相続トラブルを引き継がせることになります。

笑顔の江本


私は、「いくら時間をかけても意見などまとまらないのですから、さっさと家庭裁判所に調停を申し立てて、第三者の意見を通して相続手続きを進めてはいかがですか?」とアドバイスしています。
もちろん、その後の関係はギクシャクしてしまうのは避けられませんが所詮「覆水盆に返らず」ですから、綺麗に分けるものは分けてきれいさっぱり関係を清算することがスッキリします。
もちろん土地建物などの不動産はなかなかその評価にいちゃもんがつきがちですから私のほうで売却のお手伝いもたくさんさせていただいています。
結局お金でキチンと分ける。しかも法律どおりの遺産分割でゼロ百ではなく、今までの経緯や心情を加味してある程度の落とし所で双方納得してもらうことが一番スムーズですよ。