笑顔の江本

私も時々 出くわすのが
大往生ともいえる親御さんの死です。
今の超高齢化社会ではもう百歳なんていう方も珍しくない時代です。
しかし、こんなケースがよく相続でもめます(汗)

親より先に子供が死んだら、その遺産相続する権利は代襲相続されて
法定相続人は子供(といってもかなり高齢)と孫たちになる

代襲相続で相続人になった孫
こんなことを誰でもご存知だと思いますが
親より子供が先に亡くなったら
その子供が相続する権利はその子供(つまり孫)にそのまま引き継がれます。
これを『代襲相続』と言います。
これくらいの相続に関する知識は誰もがご存知だと思います。

でも、この代襲相続の恐ろしさをあまり皆さんご存知ないのです。

叔父・叔母と甥っ子姪っ子の関係なんて希薄なケースも多い

同じ子供たちである兄弟姉妹であれば、今までの経緯(介護。・後継ぎ問題などの事業承継)なども以心伝心のことも多いのですが
これが「叔父・叔母」 vs 「甥っ子・姪っ子」となると話は複雑になります。

叔父・叔母にはもはやコントロールできない甥っ子・姪っ子たち

叔父・叔母たちが甥っ子・姪っ子に会う機会なんてそれほど多くはありません。
親戚の結婚式とかお葬式程度です。
ました超高齢になった親の介護
つまりおじいちゃんやおばあちゃんの介護なんてすることは孫がすることなんてあまりありませんよね。

笑顔の江本

もちろん献身的に祖父や祖母の介護をする孫もいるとは思いますが
自分の親が亡くなった後でもおじいちゃのばあちゃんの介護をしているようなすばらしいお孫さん?
私は未だそんなお孫さんには出会っていません。

そこで、やはり相続に関する権利と義務の認識のギャップが生まれてしまいます。

相続の手続きは相続人全員の合意がないとできません

歳の差は親子ほど離れている叔父叔母と甥姪ではありますが
甥姪が自分の親から引き継いだ代襲相続の権利は法律ではまったく同じです。

だから兄弟姉妹全員の考えがまとまっていても、甥や姪が誰か1人でもその遺産分割案に納得できなければ相続手続きは難航するのです。

あなたの兄弟姉妹の誰かが亡くなった後、
甥や姪との関係はほぼ断絶状態が当たり前です

兄弟姉妹が亡くなった後、その子供である甥っ子姪っ子と日常的に交流がある家庭は少ないです。
そんなコミュニケーション不足の状態で相続の遺産分割の話をするのですから
もめる可能性も大きいことはだれもがわかることなのですが
相続に関して甥っ子姪っ子たちに
「あいつらは納得するさ!」
「あいつらに文句は言わせん!」
と簡単に考えている方って多いんですね。

いくら歳が離れているからといっても、
甥っ子姪っ子はりっぱな代襲相続人です

私が相談を受ける遺産相続でも
兄弟姉妹たちだけで話し合っていて、
代襲相続した甥っ子や姪っ子たちをないがしろにしているケースって少なくありません。
で、ある段階から問題がこじれてきて相続の手続きや実家の売却が難航することもよくあるのです。

笑顔の江本

いくら
「赤ちゃんの時にはおむつまで替えてやった」
「毎年、お年玉まであげていたのだから」
だから、あいつらはこの遺産分割で文句は言わない?
なんて安易な気持ちで遺産相続話を持ちかけても
甥っ子姪っ子は納得しないものですよ

今は超高齢化社会でみんな長生き(時に昔の人のほうが)
だから相続対策は親よりその子供が先に亡くなることも
想定して考えるべし

あらゆる最悪のことを想定して考える相続対策が最良の相続対策です。

笑顔の江本

「そんなことありえない?」
と否定する前に
まず
「もしも?もしも?そんなケースが起こったら?」
と考えて相続対策は考えてくださいね。