笑顔の江本

今回は、家族に内緒でお父さんが不動産投資用ワンルームマンションを3戸も買っていた事実がわかってあわてた息子さんのケースです。


相続税対策になると買わされた投資用ワンルームマンション

実家の登記簿を調べたら知らない抵当権が6000万円も付いていたことから親父が不動産投資用ワンルームマンションを3戸も購入していたことがわかった

そろそろ相続が気になりだした子供

そろそろ親父たちもいい歳になってしまったから
相続のことも考えないといけないかもしれないな?
ひょっとしたら相続税もかかるかも?
親父たちの家って結構広いから相続税評価も高そうだし、
相続税も改正されて基礎控除額もドカンと下がって
相続税がかかってくる人も増える?
なんてニュースでやっていたしなぁ・・?

で、実家の登記簿を調べたら見知らぬ借金6千万円?

弊社の登記簿調査サービスでご実家の登記簿を調べたら見知らぬ抵当権が設定されていました。
銀行ではなくいわゆるノンバンクです。
共同担保目録を見たら区分所有が他のワンルームマンションが3室もあったのです。

確かに相続税がかかる遺産の額ではありますが、それほど大きな金額でもないし、まして小規模宅地の特例をを利用できれば相続税はおそらくゼロに?

そろそろ相続が気になりだした子供

「親父に問いただすと相続税対策って言うんですよ!
 このままだと相続税がかかるから買ったほうが節税になるって
 言われてホイホイ買ったみたいです。」?

確かに相続税の基礎控除額以上の財産があるようなので、分譲ワンルームマンションを借金して買っていればその評価の差から相続税の節税になるにはなります。
でも、お話いただいた親の財産は今の状態での相続税ってそれほど大きな金額ではありません。
十分払える金額ですし、遺産の大部分を占めるご実家などの不動産ですが同居のお母さんもしくはマイホームを持っていない子供が相続すれば評価の80%減で相続税は計算しますからそうすると相続税はかからない可能性が大きいです。

これからのワンルームマンション経営って冬の時代ですから、相続してもずっと足を引っ張っていく可能性大ですが・・・・

人口減・不景気・少子化などこれからのアパート経営に明るい材料は正直あまり私には見出せません。
このあたりはこちらをご参考にしてみてください。

「えぇ?親父がそのワンルームマンションを買ってまだ数年なのにそんな値段でしか売れないんですか?」

はい、現実にはそれくらいの値段でしか売れないのです。
現実に私にご相談されるワンルームマンション投資の失敗に気付いた方は損を出してまで売却していただいています。
なぜなら、ピッカピカの新築の時が家賃が一番高く、その後はどんどん家賃収入は下がっていくことは、いくら楽観的なあなたでもご理解いただけるのでは?

またワンルームマンションの取引市場は普通の不動産売買市場ではないのです。

笑顔の江本

まあこの不動産業界にどっぷり浸かって数十年の私ですが
「すいません、ワンルームマンションを買いたくて探してます!」
なんてお客さんが来たことは一度もありません。
たいていは電話営業やセミナーでコロッと騙されるんですね。

また、悪徳不動産業者の餌食になる方も後を絶ちません。

しかも、それがとても高い授業料になることをみなさんご存知ないのです。

相続税が安くなる代わりに、お荷物のワンルームマンションと借金も相続しますか?
それとも今売却すれば損は最小限ですむかもしれませんが?

このあたりは各個人の決断でしかありません。

気軽に始められるのがワンルームマンション投資なのですが
気軽にはやめることができないのもワンルームマンション投資なのです

そのあたりをしっかりとお父さんと話し合ってくださいね。
今はトントンのワンルームマンション収支ですけど、これからぐんと厳しくなりますよ・・・