意外と私に相談が多いのが相続での身内の借金問題です。

『以前に身内から保証人を頼まれて仕方なくなったのだが、
 その身内が亡くなってしまった。
 そんな場合はどうなるのか?』

まあ、これが数十万円や百万円そこそこならいざ知らず数千万円単位であれば事は重大ですよね。

しかし、そんなご相談がめちゃくちゃ多いのですが、私にご相談を受けてもなかなか解決策は見つかりません。
なぜなら、話す相手が少し異なるからです。


まず、あなたが連帯保証の借金をした本人(故人)の相続人と
すぐに話し合わなければいけません。

経営破綻で借金が返せない?という理由ではなく、債務者(借金した人)が亡くなったというのが今回の理由ですから、生前中はきちんと借金も返済中だったと思います。いくら連帯保証が必要だからといっても、ある程度の債務者の返済能力が無ければ銀行もお金を貸しませんから、そこそこの遺産はあると思います。(「遺産<借金」の場合も多いですが・・・)

まず、相続というものは、プラスの遺産だけではく借金というマイナスの遺産の相続するものなのです。

すぐに借金の連帯保証人になった方の相続人と話し合いを持たなければいけません

確かに
「親を亡くして憔悴しきった子供たちに、いきなり親の借金のことを切り出すのは・・・・」
と気が引けるのもわかります。
でも、ここはすぐにでも相続人である子供たちを話し合わなければいけない必要があります。

親の借金のことを詳しく知らない子供たち(相続人)がほとんど

親がどんな借金を?どれくらいの額?どこの銀行から?していたかなんて相続人である子供たちは知らないものです。

連帯保証人の「連帯」とはその借金をした故人と一蓮托生という意味です

通常の保証人であれば、
「先にそっち(相続人)から借金は取り立ててくれ!」という理屈も通りますが、この連帯保証人とはその債務者と同じ立場であるという意味合いですから、そんな理屈は通りません。
債権者である銀行はもしその借金返済が滞れば直ちに連帯保証人に返済を迫ってくるでしょう。

つきあいでなった?頼まれて嫌々なった連帯保証人なら、詳しい借金の内容なんて知らないのでは?

私によくある借金の連帯保証人の相談の中には
「もう、昔のことなんで忘れた?」
「頼まれて、内容を詳しく確認せずに実印を押した?」

なんていうケースがほとんどです。

そんな場合は、その債権者である銀行に内容を確認するしかありません。

では、実際の相談例をお聴きください。

泣く江本

私の元に寄せられる相談の中には
「ワシは年寄りだからよおわかりませんねん」
「いや、頼まれて渋々借用書の連帯保証人にハンコ押しただけですねん」
「なんで、頼まれてハンコ押しただけのわしがあいつの借金を返さないかんのですか!」

という相談ばかりなのですが、こればかりはどうしようもありません。

法律はとても非情なものなのです!


すぐに相続人たちと話し合いあなたが連帯保証にのなった借金の返済計画を立てなければいけません

残された遺産はどれくらいあるのか?
それは換金化するために市場価値はどれくらいあるのか?
特に不動産などの土地建物は競売にかかると足元を見られて二束三文に買い叩かれることもよくあります。
※まず競売はいくらで落札されるかわかりませんし、もちろん借金返済に足らずの金額は債務として残ります。

笑顔の江本

私にできるお手伝いはすぐにその不動産などの財産を適正に査定し速やかに換金化するお手伝いをしています。
ただ、この場合スピード優先にならざるおえず、ある程度安くなってしまうことは覚悟してもらわないといけません。
また、この場合
相続人と連帯保証人の協力がなければ不可能
になります。

だから、すぐに相続人と連帯保証人がすぐに話し合わなければならないのですね。

相続人たちが相続放棄してしまう?ことも頭に入れて対策を考えておかないといけません。

最悪のことを想定しなければ、最良の対策とはいえません。
ですから、
「相続人がもし相続放棄でもしたら・・・?」
というケースも想定しておかないといけません。