笑顔の江本

今日のテレビの『そこまで言って委員会』のテーマは「性善説と性悪説」でしたね。私も性善説を支持したい気持ちは山々なのですが、こど遺産相続に関しては性悪説で考えておかないといけません。
なぜなら・・・?

過去の相続の不満の相談が意外と多い?

昔の遺産分割に納得できない相続人
この実家相続介護問題研究所にも過去の遺産相続の不満を今になって
「なんとか解決できないか?」
というご相談が意外とあります。

泣く江本

「どうしてその時にハンコ押したんですか?」
と尋ねるとそのあたりはウヤムヤにされます。
どうもその時にはいろいろな事情があったのでしょうね。
よくあるのが
「親が生前にそんな風なことを言っていた」
「そうすることに兄弟姉妹で暗黙の了解があった」
「親戚の手前、主張できなかった」
まあ、ご事情はわかるのですが過去の相続をひっくり返すことはなかなか現実的には難しいものです。

遺産相続の遺恨は永遠に残るものです

遺産分割案に不満があったとしても、しぶしぶハンコを押してしまうこともあります。
しかし、よくよく考えてみると納得がいかない?
やっぱり以前の遺産分割の話し合いを白紙に戻したい?
というご相談に私も答えに困ることも多いです。

「遺留分というものを知ったので十年前の相続にそれを適用できないか?」
という相談だが、もはや手遅れです・・・

では、実際のご相談の例をお聴きください。

泣く江本

よく生半可な相続の知識でケンカ腰で一方的にご自分の権利を主張されるのですが、私にそれをぶつけられても困ります。
またその生半可な相続の知識が誤解されているケースも馬頭他らしくないのですね・・・

遺留分減殺請求は
自分の遺留分(最低限保証された相続できる権利)が侵害されていることを知ってから1年以内、または相続発生後10年以内に主張しなければいけない

確かに遺言書で仮に「全財産を◎◎に相続させる」と書いてあったとしても
他の相続人は法律的に法定相続分の半分の相続権が保証されています。
それが遺留分なのですが
自分の遺留分を取り返す(遺留分減殺請求)にはそれを請求できる期間が決められています。

ご相談者も高齢なので、ひょっとしたらその子供さんなどから
あやふやな相続の知識を吹き込まれたかもしれません。
よくあるのがテレビ番組でちょこっとそんな話がされた時には
「なんやこんな権利もあるのか!?」
とあいまいな知識のまま権利を主張すると
今まで仲の良かった(たとえうわべだけでも)兄弟姉妹の関係に
簡単にヒビが入るので気をつけてくださいね。

笑顔の江本

あやふやな相続の知識が、かえって仇となって
問題を大きくしてしまうこともあるので
きちんと調べてくださいね。