親兄弟間で借金返済の催促はあまりしないから借りたほうはもらったという感覚?昔に親が親族にお金を貸していたらどうなる?

借金返済
親もいよいよ高齢になってきた?
そうするとお金の管理や財産の管理は次第に子供がするようになってきます。

そうすると昔の話を突然親が子供に告白することがあるのです。

「実は◎年前に▲▲に金を貸したんや!」
あまりの突然の告白に子供のあなたも驚くかもしれません。

「たとえ親戚でも貸したお金は返してもらう?」
そんな当たり前のことが難しいのが親兄弟から借金問題

いやあ、意外とこんな相談も多いです。
親子間や兄弟姉妹間でのお金の貸し借りできちんと借用書を作ることも少ないです。
また、きちんと返済計画を立ててもらって毎月決まった日に返済してもらう?
まして少しでも滞納したらすぐに督促をする?
なんてことは人情が絡むものですからあまりできるものでもありません。

お金を借りたほうは何十年も催促がなければ
「あのお金はもらったもの?」という感覚?

「親兄弟が困っていれば助けるもの」
それが人情なのですが、それがことお金に関係してくると話は単純ではありません。

特に親兄弟間のお金の貸し借りの借金は
ある時払いの催促なし
が当たり前ですからね。
ですから
お金を貸したほうは「まあ、いつか返してくれるだろう」と考えていても
お金を借りたほうは「あのお金はもらったもの」と考えていることも多いものです。
では実際の相談例をお聴きください。

借金の時効について

「借金なんだから返すのが当たり前だろう!」
と思われるかもしれませんが法律的には時効というものがあります。

借金の時効は
①家族や友人などから借りた場合の時効期間は10年
②法人(銀行や消費者金融等)から借りた場合の時効期間は5年
と法律では定められています。

親族間の借金なら10年で時効ということになると思います。
でも、「借金してから10年経ったから返さなくていい!」というものでもあいません。

お金を貸したほうはきちんと督促をしなければいけません。
ただ口頭で「お金を返して!」と言っただけでは後々もめた時の証明が難しいですから内容証明郵便なので借金返済の督促をしなければいけません。
この借金返済の督促などなにもせずに放置していると時効は成立します。
これを消滅時効と呼びます。

お金を借りたほうは
「もう時効なんだから1円も返しません!」
と宣言しなければいけません。
これを時効の援用とと呼びます。

人情と法律は違いますよね?

お金を貸したほうは
「あの時あんなに困っていたから助けたのに?」
と思うかもしれません。
親がお金を貸していたことを知った子供なら
「貸したお金は返してもらうのが当たり前!」
と考えるかも知れません。

しかし、お金を借りたほうは何十年も昔の借金のことなど忘れてしまって
「あぁ、そんなこともあったかなぁ・・?」
「あのお金はもらったもの?」
と思っているかもしれません。

泣く江本

私も相談を受けてアドバイスに困ります。
法律的なことと人の道とは異なります。
まして、親兄弟間なら助けてあげたい気持ちが生まれるのは当たり前ですし
血を分けた兄弟姉妹がお金に困っていて、
もう無い袖は振れない状況ならば
もはや借金返済は求めるのは諦める?
という気持ちにもなります。

親が親戚にお金を貸していたことを突然知った子供のあなたがカッカしている気持ちもわかるのですが・・・・

一番多いのが「親が親戚にお金を貸していたことを知った子供さん」からのご相談です。
親が高齢になれば
「親のお金は私のお金」
という気持ちになっていませんか?
という問いにあなたは100%NOと断言できますか?

親が自分の兄弟姉妹たちを助けたい!という気持ちで貸したお金ですから
やはり親の気持ちを尊重すべきでは?
と考える私はお人好し過ぎますでしょうか?

確かに借金を踏み倒そうとしている叔父さん叔母さんに対しては怒りがこみ上げるかもしれません。
でも、もしあなたの兄弟姉妹が困ってお金を借りにきた時
貸したお金の返済を求めるでしょうか?

たぶん、あなたのお父さんやお母さんもそんな気持ちがあるから何十年も借金返済の督促をしなかったのかもしれません。

泣く江本

もちろん借金なんて
かえるの面にションベン?みたいな
ど厚かましい親戚も少なからずいますが
そんな方ってお金は残っていなくてどだい返済も難しいかもしれません。
法律的には時効というものがある以上
何十年も借金返済請求をしていなかったのであれば
もはや諦めざるおえないのが現実かもしれません。