毎月の年金をすぐに使い果たしてしまう金銭管理のできない高齢の親

親が高齢になってくると、困るのが親の年金などお金の管理です

実家にたくさんの品物であふれかえっていませんか?
通販で何度も何度も同じものを買っている?
押入れに入りきらないほどのトイレットペーパー?
同じ柄の同じタイプの洋服が何着も出てくる?
などなど
こんな症状は典型的な認知症初期の症状です。
まだ、これくらいなら笑ってすごせるのですが多額の浪費が続くと、そう笑ってやり過ごすことはできません。

【お金の管理ができない 親】認知症の浪費癖で年金もすぐに浪費してしまう

年金はその本人名義の口座に毎月 きちんと振り込まれてきます。
困るのは、認知症初期(本人は自分が認知症とは感じていない?)の親の銀行預金通帳やキャッシュカードを取り上げることはなかなか難しいことです。
足腰がまだしっかりしている親ならば年金於振込み日には自分で銀行に出向き出金します。
※それも一度に全額を銀行口座から引き出してしまうことも多いそうです。
いくら浪費癖が激しい親であっても。あくまでそれは親のお金ですから子供が勝手にそれをやめさせることもできません。

そんな「毎月の年金をすぐに浪費してしまい子供のお金を無心する高齢の母親をどうすればいいのか?」というご相談です。

確かに成年後見人制度を活用すれば親の浪費の防げるのですが・・・・

法律的には成年後見人制度を利用すればそんな親の浪費も防げるのですが、現実的なそこはかなり難しい問題ですね。

まず、成年後見人制度の申し立て手続きはかなり大変です。
親が判断能力がない(認知症?)ということを証明しなければいけません。※精神鑑定
後見人制度を活用して親の財産管理をする後見人(親族以外の第三者)を立てると
その費用が毎月数万円(ずっとかかります)がかなりの負担となります。
またいったん後見人を立ててしまうとなにをするにも後見人(家庭裁判所)の許可が必要になります。
これが意外と後々勝手が悪いんですね。

難しいのは、親がまだある程度しっかりしている段階で
いつ親の金銭管理を子供がするか?ですよね。

これが本当に難しいです。
呆けている?とはいえまだまだしっかりしている親であれば、無理やりお金(銀行通帳やキャッシュカードなど)取り上げたら
「おまえは親の金をとりあげる泥棒か!」
とかひどい言葉で罵られるかもしれません・・・。
まして、お金の問題はデリケートです。
決して子供の中の一人が単独で判断してはいけません。

そのことを親は他の子供に涙ながらに訴えて、他の子供たちからあらぬ疑いを持たれてしまいかねません。

孫に何度も何度もお年玉をあげるおじいちゃんやおばあちゃん
(孫もそれを黙っていて一度のお年玉が数万円もせしめていたりもします。)
すぐにお金を使い果たしてしまい、お金が無くて万引きをするおじいちゃんおばあちゃん
使いもしない?食べもしない?着もしない?そんな品物を何度も何度も購入するおじいちゃんおばあちゃん

そんな兆候が現れたら、まず子供たち全員で話し合い対策を考えないといけません。

まずは子供の誰か一人でその問題を駆け込まずに、他の兄弟姉妹全員やまわりの方々にきちんと情報を共有しておかないといけません。
その上で金銭管理ができない?と判断するのであれば成年後見人制度の申し立てもやむなし?の決断もしないといけません。

泣く江本

ただ、買い物などお金を使うことが唯一の楽しみの親から、それを奪ってしまうのも心が痛みます。
なにか良いお知恵のあるかたはぜひコメント欄にてお困りの方に救いの手を差し伸べてあげてください
よろしくお願いいたします。

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