実家の商売を継ぐ後継者の相続

親の跡を継ぐ2代目経営者

ご実家での親の商売や会社・事業の後継ぎの子供と他の相続人とが相続をめぐって争いになることがあります。

この長引く不況ですから、ご両親と一緒になんとか実家の商売・事業を守りとおしておられたことでしょう。
そのご苦労は、私も小さいながらも会社経営者として痛いほどよくわかります。


しかし、
商売・事業の売り上げも少し落ちてきた?
会社の経営も苦しい?
そんな時に、急にご両親が亡くなりでもしたら・・・・

「遺産分けのために工場やお店を売る?」
しかしそれでは
「会社やお店が潰れる?」
まさしく相続倒産という事態も起こりうるのです。

「たわけ者」という言葉の由来をご存知ですか?

「このたわけ者が!」(怒)と叱られることもありますよね。
「たわけ者」って大ばか者!・ふざけた野郎!に近い意味でよく使われます。

「たわけ者」って「田分け者」が語源・由来と言われています。

たわけ者の「たわけ」は「田分け」か来ていると言われています。
これは昔の農家の相続の考え方からかと私は理解しています。
代々の田畑を子供たちに平等に田畑を分けていくと、徐々に各自の農地の面積は狭く少なくなっていき、いずれはその家系が衰退してしまうことを危惧したことです。農業ってある程度の規模を維持していかないと経営はできません。これは今も昔も同じです。
だから昔は長男が全て相続する家督相続制度が長く続いてきたのだと思います。
田を分ける田分けという行為がいかに愚かな考えであるかを昔の人は
「田を分ける者」=「大ばか者」
と戒めていたんでしょうね。

このをあなたの親の会社・商売に置き換えて考えてみていただけませんか?

遺産はわずかな現金(運転資金)と工場やお店の不動産だけ

後を継ぐ会社

【参考例①】

長男であるあなたは、年老いた父親の強い希望もあり、都会でのサラリーマン生活を辞め、実家に戻って小さいながらも父親の事業を継ぐ決心をしました。

そして苦しいながらも、父親と二人三脚 協力して実家の商売を守ってきました。

社長は父親ですが、今ではあなたが専務として実質的経営を任されています。

そんな時、日頃の無理がたたったのか、 急に社長である父親が亡くなってしまいました。

残された遺産は、わずかな現金資産と父親個人の不動産名義であるこの工場だけです。

既に結婚して独立して実家を出ている他の兄弟たちから、遺産分けの提案がされています。

しかし、兄弟全員が平等に遺産を分けるとなると、
現金資産は会社やお店の運転資金であり、父親の不動産名義である工場やお店を売却すれば、
会社経営の危機にもなりかねません。

銀行から事業資金を借りるための担保にしたいが、他の兄弟姉妹から承諾が得られない。

借金の担保の親名義の不動産

【参考例②】

私は亡くなった父の代から続く飲食店を経営しています。
(その店の不動産名義は亡くなった父親のままで、相続登記などはしておりません。)

店の老朽化も進み、客離れも目立ち始めました。

そこで、この状況を打開する為に、銀行から融資を受け、店の改装を検討しています。

しかし、この店の不動産名義は亡くなった父親のままでしたので
担保として銀行に提供するためには、私の名義に変更するか
各相続人全員の了承が必要

と言われてしまいました。

しかし、他の兄弟たちがこの名義変更に必要な書類に署名捺印してくれません。


後を継ぐ事業承継は相続問題でよくある
トラブルです。

お父様が亡くなる前に、遺言書などでそのご遺志を家族全員に伝えておいてくれればこんな問題も減るのですが、まだまだ遺言書を残してくれるご両親は少数派です。

そんな時に先代社長が急逝したら?

もしかしたら、あなたはこんな風に考えているのかも・・?

親の後を継いだ二代目社長親の後を継いだ二代目社長

「今の会社があるのは、いままで俺が頑張ってきたからだ!」
「潰れかけだったこの店をこれだけ繁盛させたのは
 後継ぎの俺じゃないか!」
「時代遅れのちっぽけな親父の会社を
 いっぱしの大会社にしたのは俺の功績だ!

親の後を継いだ二代目社長親の後を継いだ二代目社長

相続について調べたら、
【寄与分】というものがあるじゃないか!
だから、他の親の後を継がなかった弟や妹達の相続人には
この 【寄与分】というものを認めてもらって、
『相続放棄』『相続財産の減額』は当然だろ!

簡単にそうお考えかもしれません。

しかし、この【寄与分】というものは、
◎ 相続人全員の協議で決める。
◎ 協議で決まらない場合、家庭裁判所に申し立て【寄与分】を決定してもらう。

でないと決まりません。

しかし、相続人全員の協議はまとまらなくて、家庭裁判所にこの【寄与分】を申し立てても、それを認めてもらうにはかなり要件が厳しいのです。

ですから、現実的に認めてもらえないことも多いのです。

ご参考までに過去のデータを見ると、
平成23年度の司法統計では
寄与分を認めた審判例は、わずが10%以下
調停で寄与分を定めた例を含めても約200件程度
しかありません。
相続財産の50%以上の寄与分割合が認められたのは、
なんと、わずか10件程度です。

また、多くの寄与分の認定を申し立ての場合、
相手側も【特別受益】(被相続人から特別の利益を受けていた)
を主張してくることも多いのです。

先代社長の親が亡くなってからでは難しい事業承継相続問題

先代社長

後継者にいらぬ揉め事を遺すのは亡くなった親 そして遺された子供たちにとっても悲しく辛いことです。
親が血と汗で築いてきたわが子同然の会社・お店・工場が相続で無くなってしまうのでは、あの世から怒って化けて出てくるかもしれません。

ですから、やはりこの場合も遺言書等で故人の遺志を残しておくことか、もしくは事前に相続人間できちんと話し合っておくことも大切です。

なぜなら多くの場合、他の兄弟達から誤解を受けていることも多いからです。

まがりなりにも(失礼?)社長や専務と呼ばれ、ポンコツでもベンツに乗っていれば、他の兄弟達からは「大きな遺産があるもの?」と勘違いしていることもあります。
※ この場合、遺産だけでなく借金のことも説明して、情報をオープンにしておくことも大切です。

特に自社株の相続って大変なんですね。

例えば駅前の一等地にある事務所やお店
不動産の評価額は意外と大きな金額になります。
すると、自社株の相続税評価額もかなり高額になります。

故人(親)に個人的な財産が無くても、自社株の大半を持っているだけでかなりの資産となるのです。

相続税の納税や遺産分割で売却になってしまうと、せっかく親から引き継いだ会社・お店もたたむことにもなりかねませんよ

少しでも不安な方は次のレポートも読んでみてください

■介護・相続のトラブル解決には親をその気にさせないと解決できない

■スピーディーに円満な遺産分割協議を実現するソウゾクミーティング

タナボタの相続泥棒から親の遺産を守る4つの方法





こんな相続がもめる相続!典型的ワースト5

エンディングノート書き方案内人
相続対策専門士の江本があなたのお悩みや不安のお話をうかがいます。
お気軽にこの「無料面談」ご利用ください。

『ズバズバ言うけど、なんかオモロそうなやつだな?』
とでも思っていただけで私は嬉しいです。
「100%なんでも解決します!」
なんて、とても断言などできない私ですがよろしくお願いいたします。

解決の糸口はまず現状把握ですないでしょうか?!

その不動産にいくらの価値がある?
その不動産の問題点は?
他の相続人からすれば、どんな考えをするのか?
客観的にさまざまなアドバイスをさせていただきます。

ご一緒に解決策を私と一緒に探ってみませんか?

実家相続介護問題相談所に相談する

まずは、お電話かメールにて面談予約を。
簡単なお話を事前にうかがった後、面談するかどうか?ご判断していただいてもかまいません。

実家相続介護問題相談所へ相談する

メールによる面談予約やご相談はこちらからお願いいたします。

「親の介護」や「実家の相続」でお悩みのあなたに
実家相続介護問題研究所がお役に立てること

相続対策専門士

「おたくはなにをしている会社なの?」とよく質問されるのですが、
実家相続介護問題研究所|キーライフジャパンは
遠く離れた田舎で暮らす高齢の親を子供の近くへ引越しを勧める『老親の呼び寄せ』 や 親の介護費用捻出や円満な遺産相続トラブル解決のための『実家の売却』を専門としている不動産屋です。
「親の介護」「遺産相続」に強い不動産屋だからこそ「親の介護」や「遺産相続」で困っている?困るかもしれない?あなたにお役に立てることがあります。