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実家売却後悔

私たち実家相続介護問題研究所|キーライフジャパンは相続した実家の売却のお手伝いをたくさんしています。そして、最後の売買代金授受の時に少し寂しげなお顔をされる方もいます。
売買取引完了後に
「どうしましたか?」
とお尋ねすると
実家を売ってよかったのかなぁ・・
なんて後悔の念に苛まれる(さいなまれる)方も時々いらっしゃいます。

そんな時、私はいつもこう励まさせていただいています。
絶対、間違っていません。これでよかったんですよ!

実家を売却してお父さんお母さんの素敵なお墓を建ててあげたりしたらそれも親孝行です。
実家を売却してそのお金で孫がよい学校に通えるのならきっとおじいちゃのばあちゃんも喜びます。

ただ、実家を売却するかしないか?の前にまず売れるで値段も調べておいてください。
意外と売れない実家という場合も少なくないのです。

実家の売却で感じる後悔や寂しさ① 亡くなった親に罪悪感がある


父さん母さんたちの住んでいた実家を売ったことに対して罪悪感を感じるかもしれません。
でも、お父さんやお母さんはそんな風に考えていないと思います。
その実家を売却したお金で子供たちが少しでも幸せになるのならむしろ喜んでいるくらいだと思います。
もし、あなたが逆の立場で子供たちが今の家を売ることになっても少しも怒りはしないと思いますがいかがでしょうか?
売ったお金で
子供たちが生活が楽になったら・・・?
孫の教育資金や結婚資金に充当出来たら・・・?
それはもう亡くなったお父さんやお母さんはきっと天国で微笑んでいると思います。

できれば片親になった段階で実家の売却も考えることをお勧めしている私です。
参考:田舎の親が70歳を超えたら実家を売却して呼び寄せを勧める理由

実家の売却で感じる後悔や寂しさ② 実家がなくなってしまうことに寂しいと感じる


確かに自分や他の兄弟姉妹たちと埋めれ育った家がなくなることに一抹の寂しさを感じることは仕方ありません。
あるいは自分の「本籍地の住所がなくなる」ことに抵抗があるかもしれません。
しかし、それはちょっとノスタルジックな感傷でしかありません。

これからその実家を維持管理していくことの費用負担などを考えればここは現実的に割り切らないといけないことだと私は考えています。
毎年、何十万円もの固定資産税や維持修繕費がかかってくるのですからね。
あなたにとっては思い入れのある実家でも孫の世代ではそんな思い入れありません。孫世代にとって親が自分の実家を売らずに残しておくことは大きな迷惑でしかないのです。


【空き家の実家の維持費は年間40万円以上かかっている人もいる】

【放置された空き家は危険でご近所さんも困ってる】

実家の売却で感じる後悔や寂しさ③ 実家の片付けでバタバタしてしまい形見分けできなかった

実家の片付けがうまくいかなかった。
最終的にはエイヤッで遺品整理業者に任せて一気に捨ててしまった。
これは私もよく遭遇する実家の売却で公開を感じるケースです。
意外と実家の片付けって大変なんです。

実家の片付けには他の兄弟姉妹たちの強力も不可欠なのですが、その子供たちも遠方に住んでいたり忙しかったりしてなかなかスケジュールの調整がつかないものなのです。なにより子供たち自身も高齢になってしまっていて実家を片付ける体力・気力も残っていないものです。

あなたが捨ててしまった親との思い出の品
ひょっとして「形見」として残しておけばよかったなぁ
なんて後悔するかもしれません。
でも、たくさんの実家の売却のお手伝いをしてきた私たちに数か月後
江本さん、実家から形見として持ってきた荷物 邪魔なので処分する業者を紹介して
なんて相談も少なくないのです。
失礼ながら
10年使わないものは形見じゃなくてゴミです!
 それくらいの気持ちを持って実家の片付けはしてくださいね。

とお願いしています。

捨てるには忍びない・・・」
かといって
持って帰っても置くところがない・・・」
そんな堂々巡りでいっこうに実家の片付けは終わらないのです。
本当に大事なものだけを選別して後は一気に専門の遺品整理業者に頼むのが一番です。

参考:実家の片付けや遺品整理はこんなに大変!途中で挫折しないために

いくら時間の余裕があっても実家の片付けはできないもの

私もそのあたりのご事情は理解できるので、できるだけ実家の片付けのための時間を確保する努力はしています。
でも、現実的にはほぼみなさん最後の最後まで実家の片付けが終わらないものです。
親が残した物をひとつ手にとっては思い出が蘇って涙で手が止まります。

そして最終取引の残金決済・引き渡しの時期が迫ってきてしまうのです。
ですから、形見分けや実家の片付けに後悔してしかたないのです。


実家を片付けていたら涙が止まらなかった

実家の売却で感じる後悔や寂しさ③ 兄弟仲がぎくしゃくしてしまった

実家の売却が原因で兄弟姉妹の仲がギクシャクしてしまうこともあります。
それは私もたくさん見てきました。
でも、それは仕方のないことなのです。

例えば親の介護ひとつにしてもそうなんです。
人は「自分のしたことは過大評価し、他人のしたことは過小評価する」ものです。
ですから、どうしてもわかりあえないことが出てくるのです。

親子の縁は永遠に断つことはできませんが、兄弟姉妹の縁は簡単に途絶えてしまいます。
相続、ひいては実家の売却は今までの!そしてこれからの人間関係の清算なのです。
失礼ながらわずかのお金(数百万円)で骨肉の遺産相続争いをする兄弟姉妹を私はたくさん見てきました。
それくらい「お金の魔力」の恐ろしさをまざまざと感じています。

もし実家の売却のお金をめぐり争いになったとしても遺産相続トラブルはどちらも被害者であり加害者なのです。
ですから双方「ちょっと損したかな?」くらいがちょうどいい遺産分割案なんですね。
「損して得取れ!」ではありませんが、少々の不平不満はあってもそれは兄弟姉妹の縁を切る「手切れ金」代わりに考えることはできませんか?
後は表面上だけの上っ面だけの兄弟姉妹の付き合いでも仕方ないじゃありませんか!
だって親が二人とも亡くなってしまえばたとえ兄弟姉妹でもなかなか顔を合わせる機会はグッと減ってしまうものなのです。
まして、これからあなたもすぐに高齢になり気力体力も落ちて兄弟姉妹との付き合いもなくなるものです。
あなたの叔父さんや叔母さんがあなたのお父さんお母さんの晩年ではそれほど会ってはいないのではないですか?

実家の売却で感じる後悔や寂しさのまとめ

もしまあなたが亡くなったお父さんやお母さんになった気持ちになってみてもらえませんか?
確かにお父さんやお母さんの暮らしていた家が無くなることはとても寂しいことです。
でも、その家を売ったお金で子供たちが助かるのなら
「いいよ、お前たちが好きにしたらいいから」
と言ってくれると思います。

実家の売却はお金の問題だけでなく気持ちの問題も大きいのです。
ですから実家の売却で後悔することはできるだけ避けなければいけません。
慎重に、そしてみんなの気持ちも大切にして進めてくださいね。

もし他の兄弟たちが実家の売却に「寂しいから」と反対したら

相続した実家の売却は相続人全員が納得了承しないとできません。
誰かひとりでも反対したら実家の売却はできないのです。
そうすると兄弟姉妹の誰かが
「親父やおふくろの住んでいた家gは無くなるのは寂しい」
「自分の生まれ育った家が無くなるのは悲しい」
と反対するかもしれません。
でも、それが将来 次の世代に大きな迷惑をかけるのです。
※今の放置された空き家の問題の深刻さはご存知のはず

そんな場合は
・いくらで売れるか?という実家の査定価格
・実際にそのお金の分け方

を伝えてあげてください。
私はこれでコロッと態度が変わった相続人をたくさん見てきました。
実際、思い出よりもお金の力は大きいという現実もあるのです。

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