空き家の維持費放置されている空き家の実家がどれだけ多いことか?はちょっとあなたのご近所を見渡せばおわかりになるはず。ただ空き家って誰も住まなくても毎年かなり多額の維持費もかかっているのです。
ここで紹介する山田さん(仮名)も年間40万円も空き家の実家の維持費用に頭を悩ませています。
年間40万円?10年で400万円?
さらに建物は古くなり維持管理状態が悪いとどんどん売却できる値段も下がってしまいます。

参考:相続する親の家が空き家なら解決策はこの3つ!空家のまま放置?売却処分?賃貸?子供が住む?

空き家の維持費用第1位は『固定資産税・都市計画税』

親の家を相続した時の固定資産税
紹介した動画の中の山田さんでは固定資産税・都市計画税が年間20万円ですかぁ・・・
確かに少々豪邸っぽく土地も広そうですもんね・・
まあ、普通の住宅ならば固定資産税・都市計画税は年間10万円~15万円程度かと思いますがそれってこれからも毎年毎年ず~っっとかかり続けてきます。今のあなたの代だけならよいのですが次世代の孫の時にまでそれを負担させますか?
固定資産税
ところで親が生きているときにいくら固定資産税・都市計画税を支払っていたか?ちゃんと調べていましたか?
「親の家を相続するから!」なんてちょっと浮かれていたが税金ことをしって現実に引き戻される?こともあるのですよ!

固定資産税の計算の仕組み

まず各土地には役所がそれぞれ元となる評価額を定めています。
これを固定資産評価額(課税標準額)といいます。この固定資産評価額に固定資産税と都市計画税の税率をかけて固定資産税と都市計画税の税額を計算します。

固定資産税は税律1.4% 都市計画税は税率0.3%

固定悲惨税1.4%
都市計画税0.3%
計1.7%が毎年不動産を所有しているとかかってきます。

空き家でも建物を取り壊さない理由は固定資産税減免の特例があるから

みなさんお気づきではないと思いますがマイホームなど居住用に供されている不動産について固定資産税減免の特例があります。これがないと固定資産税や都市計画税はかなり負担が厳しくなってしまうのです。この軽減措置のありがたみをみなさん知らないでいるのですね。

200平米以下の部分と200平米超の部分の2段階の軽減措置

居住用の場合は固定資産評価額(課税標準)を200㎡以下の部分と200㎡超の部分で下記のように減額して計算します。

固定資産税の計算

200平米以下の部分は課税標準(固定悲惨評価額)の1/6
200平米超の部分は課税標準(固定資産税評価額)の1/3
で計算します。

都市計画税の計算

200平米以下の部分は課税標準(固定悲惨評価額)の1/3
200平米超の部分は課税標準(固定資産税評価額)の2/3
で計算しまう。

更地にしたら固定資産税・都市計画税がドカンと上がる?

ここでみなさん頭を痛めているのが
「建物を取り壊して更地にしたら固定資産税が6倍になる?」
なんて話もあって心配ですよね。今にも倒壊しそうな築古の戸建てを建物解体費用まで捻出して取り壊すべきか?少々固定資産税を我慢してでもこのまま維持管理すべきか?悩みますよね?。
空き家でも払わないといけない固定資産税は誰が負担?滞納してたら?

空き家の維持費用第2位『火災保険』

放火・不審火
普通の空き家の実家なら火災保険は年間3万円~5万円程度のケースが多いではないでしょうか・
親がまだ住んでいる状態の家は「住宅総合保険」や「住宅火災保険】の対象となります。
しかし誰も住んでいない空家は保険会社によっては、住宅総合保険や住宅火災保険の対象外であり一般物件として火災保険に加入する必要がありますのでご注意ください。
「両親が掛けていた火災保険の保険期間がまだ残っている?」というのは少々問題があります。
火災保険の契約者名義だけを変更してそのまま継続していたら正しく保険に加入していないことになり万一火事の時にきちんと保険金が下りない可能性もあるからです。
このあたりは火災保険会社に相談してみることをお勧めします。
意外と普通の居住中の火災保険より料率も高く補償も限られています。
※空き家のリスクを考えれば致し方ありません。
また隣近所への延焼時にはその補償は難しいいこともみなさん知らないですね。(汗)
オンボロの空き家の実家の補償金額ってたかがしれていますよ。(汗)

失火法

火元者に重過失がない場合に限定されていますが、隣家からのもらい火で自宅が全焼してしまったと場合日本の法律では原則として相手に損害賠償を求めることができません。
伝統的に木造家屋が多い日本では、火事による損害賠償は個人の資力を超えることが多いため「失火法」という法律で特別に規定されています。

笑顔の江本

近所の空き家が放火されて自分の家に燃え移っても文句は言えない?
これはご近所さんからすればとっても恐ろしいことですよね?

空き家の維持費用第3位『水道光熱費』

空き家の実家の水道光熱費

空き家の実家の水道光熱費 毎月の基本料金程度(年間3万円程度)

まあ火の元を考えればガスは閉栓しておくことをお勧めしますが電気・水道はやはり使わなくても契約は継続しておかないと困ります。
定期的に空き家の実家は異常がないか確認しておかないといけませんからね。
確認が遅れるとその修繕費が膨大になることもあります。(後述)
電気もつかない?
トイレの水も流れない?
そんな状況ではコツコツと実家の片づけもできませんから。

空き家の維持し第4位『突発事故的修繕費用』

雨漏り
雨漏り 外壁補修費用 数十万円~数百万円

昨年の大型台風は記憶に新しいところです。
瓦が飛んでいったりと私の実家も甚大な被害がありました。
それって突然襲ってくるんですね。
そこで悩まされるのが・・・
「修繕すべきか?修繕すべきないか?」
です。
ほぼ価値などないオンボロな実家にそこまでお金をかけるのもあまり意味がないように思えるからです。

しかし、そのまま放っておいては状況は加速度的に悪化の一途をたどります。
ちょっとした雨漏りを放置したことが原因で柱が床がブヨブヨに腐ってしまうことはよくあるケースです。
雨漏りの修繕費用って予想以上に高いんですよねぇ・・・(涙)

空き家の維持管理費用第5位『交通費』


空き家の実家の近所に住んでいるならいざ知らず、これが遠く離れて暮らしている子供の場合はその交通費もバカになりません。
ガソリン代・高速代・飛行機代・新幹線代・・・
そんな交通費がもったいなくてついつい知らんぷりで空き家の実家に足が遠のいてしまうことって多いんですよねぇ・・・。

それが一番怖いんです。
ご近所さんから役所に通報されたクレームで空き家の実家に訪れるともうそこは目も当てられないような悲惨な惨状に驚く子供も多いんです。

番外編:マンションの管理費修繕積立金・庭の雑草の剪定費

空き家の維持費
それ以外にもみなさん意外と負担の大きさに悩まれているものに
・マンションの管理費修繕積立金
・庭の雑草の剪定費
があります。

マンションの管理費修繕積立金

空き家の管理費修繕積立金
戸建てと違い分譲マンションには毎月「管理費」「修繕積立金」が請求されます。
通常「管理費」「修繕積立金」は2万円弱帝都になりますから年間20万円超になります。

ひどい滞納ならば管理組合から差し押さえ手続きをうたれることもありますし、もちろん売却時にはそれを清算しなければなりません。
なによりその滞納で管理業務の資金計画に支障をきたすわけですからご近所迷惑ですよね。

庭の雑草の草むしりや剪定費

空き家の雑草
ご近所さんからの苦情で市場の多いのが
「庭に雑草が生い茂っていて虫が発生して迷惑している!」
「おたくの庭木の枝がうちに越境している!」
というものです。
抜いても抜いても生えてくるのが雑草です。
まだ体力気力があるのならば自分たちでも草むしりしたり庭木をせんていしたりもできますがそれもまだ体が元気なうちだけです。
高齢になり「もはや自分たちでは無理」という状況では専門の業者に依頼しなければなりません。
プロの専門業者に依頼するとかなりの金額になります。

親が残してくれた実家の庭木に毎年2回十数万円の造園業者を読んで剪定されている方もたくさんいらっしゃいました。
誰も住んでいない家の庭の木々にそこまでお金をかけて管理するのも大変ですよね。

相続人の誰かがずっと負担してきた空き家の維持費用が清算されない?

私は相続した不動産の売却を専門としている不動産会社なのですがこの空き家の維持管理費でもめることもあります。
どんどん荒れ果てていく空き家の実家に見るに見かねた相続人の誰かが空き家の維持管理費をずっと負担してきた場合です。

いざ売却代金の中からそれを清算することを持ち出すと
「それは兄さんが勝手にやったことだろう?
 こんなオンボロにそこまでお金をかけたなんてどうかしてるよ」

「姉さんたち家族が物置代わりに使ってたんだからそれくらい負担して当たり前でしょ」
「領収書もないのにそんなお金を請求されても?」
と話がややこしくなるのです。

参考:空き家を相続したら次はどうする?取り壊し?売却処分?税金?(相続税・固定資産税)相続放棄?

笑顔の江本

長年にわたって積もり積もった空き家の維持費はもはや黙って泣き寝入りできる金額ではありませんが他の兄弟たちの意見にも一理あります。
とにかくこれからこの空き家の実家をどうするか?方針だけでも決めておいてはいかがですか?
この空き家の実家の維持費は子供たちでどのように負担していくか?の話し合いをしておいてはいかがですか?


相続介護の家族会議開催
参考:「親の介護」「相続」について話し合う遺産分割協議を開こう
介護・相続の話し合いは第三者を入れるとうまくいきやすい

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