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親子間親族間でのお金の貸し借りや贈与は領収書などの証拠が無いことも多い

相続での遺産分割でもめやすいのが特別受益の証明です。
たとえば
息子が脱サラして独立開業するときの資金を親が援助した。
子供のマイホーム資金を援助した。
結婚の支度金として援助した。
孫の教育資金を援助した。
さまざまなケースが考えられます。

「親父、ちょっと頼みがあるんだ。今度 俺 独立開業しようかと思って・・・・」
「お母さん、ちょっと相談があるのよ。
 今度マイホームを買おうかと思うんだけど資金が足りなくて・・・」

こんな相談を親と子供たち全員を集めた家族会議でするわけはありません。
当然、親と子供だけでこっそりと相談するのが普通です。

でも、これって密室で行われていて真実がなかなかわからないことも多いんです。
まして、親子間でのお金のやりとりに
◎年◎月◎日付けで領収書なんて書きませんよね?

他の兄弟姉妹がそんな相談をしたのをなぜか他の子供たちも知っているものです。

意外と兄弟姉妹間で
「お兄ちゃん、独立したのね。頑張って!これでお兄ちゃんもいっぱしの社長さんね。」
(どこからその開業資金はでたのかしら・・・?)
義実家への帰省が憂鬱な嫁

「◎子、とうとう家を買ったのか!すごいなぁ!これはお兄ちゃんからの祝いだ!」

(◎子のだんなはそんなに収入なんて無いと聞いているが、その購入資金はどうしたんだろう?
 そういえば、この前 普段はめったに顔を出さない◎子が足しげく実家に通ってたみたいだが・・・?)

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実際に言葉で聞かない限り、話に尾ひれはつくものです。

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「な・・・・な・・・・・なんか怪しい・・・?」

そんな疑念を子供たちの誰かが持つと、どんどん不信感が日にちが経つほど増幅されていきます。この疑念が将来の遺産相続トラブルの原因になるんです。

実際には数百万円の援助がいつのまにか数千万円の話にまで尾ひれがついている・・?
そんなケースも珍しくありません。

いざ相続が発生すれば、そのことを不信に思っていたほかの相続人である兄弟姉妹から

「お兄ちゃん、独立するときにお父さんから数千万の援助を受けてたんじゃないの?」

「◎子、お前 今の家を買うお金がおふくろが出したんだろ?
 あんな立派な家だからかなりの金額を援助してもらったんだろ?」



意外なトラブルメーカーは相続人ではない人からのことも・・・?

たいていそんなやっかみ半分なことを言い出すのは、相続人ではない妻や夫や孫たちからのこともあります。

自分の相続ではないのですが、やはり取り分に納得いかない?
そんな不満を過去のことを持ち出して話をややこしくしてしまいます。

今までの生い立ちや経緯などは、妻や夫や孫からすればわかりません。

ですから、「もらえるものはきちんともらわないと!」と他の兄弟姉妹に遠慮がちな自分の夫などにけしかけることこあります。

私の名言をひとつご紹介しておきますね。

人は相続でもめる時、夫婦喧嘩より兄弟姉妹喧嘩を選ぶものです。

本人自身は今までの経緯(生い立ちや親との同居や介護の苦労や気苦労など)を考えて、納得していても

「あなた!それは私は納得できないわ!なんでお義兄さんにはっきり言わないの!」

と詰められているご主人をたくさん見てきましたからね・・・・(汗)



こんな現実の親族間の金銭トラブルもあります。



まとめ

お金は恐ろしい魔力を持っています。

あれだけ仲の良かった兄弟姉妹の関係を簡単にぶち壊してしまうものなのです。

ですから、
子供の誰かに援助してあげたのならそのことを親がきちんと説明しておくほうが後々遺産相続トラブルは発生しません。

もし、それを他の子供たちにあまり言いたくないのなら
きっちりと遺言書を残して、その中に書いておけば他の子供達からも納得しなければいけないものなのです。

「長男の◎夫に開業資金として援助した分は特別受益に入れないものとする。」
「次女の◎子に援助したマイホーム購入資金は特別受益に入れないものとする。」
と遺言書に書いておいてもいいですし、
なにより相続発生前であれば親の財産は親の物
親がどんな風に使おうが親の自由です。
ただ、それをきちんと子供たちに自分の想いを伝えないことからお互いの疑心暗鬼になるんですね。
参考:これがもめる相続トラブルまとめ【ワースト5】次はあなたの番?