田舎の老親
田舎の高齢の親に会いに帰省した時『親父も歳をとったなぁ・・』と気付くかもしれません。
電話があれば、「体調が悪い」「いつ帰って来るんだい!」といつも愚痴ばかりを言ってくる親に『そろそろ親の介護も考えないと?』と感じるかもしれません。
でもそれが頭ではわかってはいてもなかなか行動には起こせない方がほとんどです。
いつかは『田舎の老親をどうするか?』を決断しなければいけない時期が来ます。
しかし、自分たち子供はすでに都会で暮らしていて仕事や子育てのことを考えれば田舎にはもう帰る予定は無い?そうするとこれからの『親の介護』を考えれば『親を呼び寄せる』ことしかこの不安を解消することはできません。
でも『親の呼び寄せ』は簡単なことではないことはあなたも気付いているはずではありませんか?
だから一度このタイミングで『親の呼び寄せ』のことを私とご一緒に考えてみましょう。

親を呼び寄せたい理由は『介護の不安』が第1位

親の介護
高齢者専門・相続専門の不動産会社である私たち実家相続介護問題研究所|キーライフジャパンですが最近は「親の呼び寄せ」のコーディネーター的なご相談が多いです。
その中の理由や原因のほとんどの方が「田舎の高齢の親の介護が不安!」というものが圧倒的に多いのです。

親の介護の必要性を痛感させる事件はいつも突然起こるもの?!

みなさん、切羽詰った状況でのご相談ばかりです。
「えっ!?また父さん入院したの・・?」せい
「おふくろが家の中で転んで骨折?治ってもこれから買い物や病院への通院をどうすんの?」
「今回の脳梗塞 命に別状は無いけれど身体に麻痺が残るらしい。ともに高齢の夫婦だから母親1人だけでは介護も難しそうだなぁ」
そんな状況であわてて『親の呼び寄せ』を考える方ばかりですが、そんな状況にまで陥ってしまうともう『親の呼び寄せ』もかなり難しくなります。
しかし、親に介護の手助けが必要になるのはいつも突然なのです。

親の呼び寄せの目的は「できるだけ長く自立した生活をさせてあげること!」

介護のために「親を呼び寄せる」というのは『ちょっと時すでに遅し!?』の感が正直あります。
いきなりそんな状況の親を呼び寄せてもうまくいかないことが多いです。
確かに親の晩年は「親孝行の意味でもきちんと介護してあげたい!」というお気持ちはすごく理解もできるんですが、介護はきれいごとじゃできない!という現実も知っておいてください。それくらい大変なんです!親の介護って!
私も父と母の介護を体験し苦しんだからこその結論なんですね。

『親を呼び寄せる』ということの一番目的は
できるだけ長く自立した生活をさせてあげること
だと私は考えています。
だから、かなり介護の負担が大きくなっている段階で「親の呼び寄せ」は難しいかもしれません。

失敗する親の呼び寄せ

親に感情的に怒る娘
よかれと思った「親の呼び寄せ」で失敗や後悔をする人も少なくありません。
ですから冷静で客観的に「親の呼び寄せ」は決断しなければいけないのです。

子供の自分勝手で短絡的な考えで親を呼び寄せたら?

実は論理的な考えだけで親の呼び寄せはできないのです。
子供にすれば「近所に来れば子供も親の介護がしやすいし、親も安心だろう!」と考えがちです。
でも、親からすれば「まだまだワシらは元気じゃ!子供に迷惑はかけん!」と考えているものです。
この親子との意識のギャップが「親の呼び寄せ」に大きな障害となるのです。

今のこの超高齢化社会では
「親の心 子知らず」
ではなく
「子の心 親知らず」
なのです。

強引な親の説得で親子関係がギクシャクする

小さな親切、大きなお世話?
これっも「自分の老い」を決して認めたくない親にもいえるのです。
自分自身でもうすうす感づいてはいてもやはり「自分はまだまだ元気!」ということにしておきたいのが親なのです。ですから心の中では「俺たち子供の近くで暮らさないか?」という申し出に心では感謝していても、やっぱり「わかった!」とは言えないんですね。
あまりに強引に話を進めると修復不可能な大きな親子喧嘩にもなりかねません。
答えは焦らず、じっくりと何度も何度も話し合いを続けましょう。

タイミングを逸しないことが重要

私は「親の呼び寄せ」のご相談を受けた時には
『決して結論は焦らないで下さい!
 でも、常に準備は怠らないで下さい!』
とお願いしています。
『万一、その時がきたら迷ったり準備している暇はありません。
 テキパキと物事を進めましょう!』
とアドバイスさせていただいています。
親に自分たちの近くに引っ越してくるよう勧めるタイミングってあると思います。
それは
一度目の大病や怪我
片親になった時
身内や親しい友人の不幸があった時
かもしれません。
親自身がひどく落ち込んでいる時につけこむのには少々気が引けますが、そのタイミングを狙って「呼び寄せ」の話を切り出すのもよいかもしれません。

環境の変化に対応できず認知症に

ここで知っておいて欲しいのは親の呼び寄せにはリスクがあるということです。
親が住み替える、引越しをするということは親にとって非常に大きな環境の変化です。
田舎の自然豊かなところから都会のコンクリートジャングルに引っ越すのですからそれも仕方ありません。
その環境に対応できず、認知症になったりまたは軽度の認知症が一気に進行してしまうリスクもあります。
今までの友人関係人間関係をまた一から構築するのも大変ですからね。

呼び寄せ症候群

確かに「親の呼び寄せ」を勧めない!という介護関係者の方もたくさんいますしそれも理解できます。
そんな方は「呼び寄せ症候群」といって「田舎に住む高齢の方が、様々な事情で息子さんや娘さんの住む都市部に呼び出されて住むようになって、弱ったり、認知症が進んだりする状態」を指摘するのです。
しかし、現実的に5年後、10年後の状況を考えればそんなことを言ってはいれないのでは?とも思います。
まだ駅前の便利なとことろならいざ知らず、買い物にも病院にも不便なところではいずれは大変なことになるのも目に見えていますからね。

何度も何度も予行演習を行なうのもよいかもしれない

たとえば
大阪観光(USJもありますし万博も?)や東京観光などなにか大きなイベントに招待する?
孫(ひ孫)が生まれた?
病院を変えてみる?治療法を変えてみる?
結婚式?お葬式?
なにかの理由やイベントごとにかこつけて田舎の両親を招いてはいかがでしょうか?
それもとんぼ返りではなく1週間や十日程度の同居の期間を設ける試みもよいかもしれません。
何度も何度もそんなことが重なれば田舎の両親も都会暮らしに慣れその便利さに気付くかもしれません。
また子供にとっても、いざ親を呼び寄せたときの予行演習にもなります。
そんなことを経て「親子が共に暮らす大変さや難しさ」を実感すると思います。
親自身も「都会暮らし」がどんなものか?イメージできるくらいになるとぐっと説得も現実味が帯びるかもしれません。
どんな暮らしが待っているのか?イメージできないのではせっかくの子供からの申し出も頑なに拒むしかありませんからね。

あえて親を呼び寄せない?という選択

私はこんなご提案もしています。
田舎の親が70歳を超えたら実家を売却して引越しを勧める理由とは
やっぱり70歳くらいから80歳くらいまでの期間しか親の呼び寄せは難しいのではないか?と感じているからです。
だからこそ、あえて『親の呼び寄せはしない!』という選択もあっていいのかもしれません。

親不孝という親孝行

強引で無理な『親の呼び寄せ』は親も子も不幸な結果を招きかねません。
「じゃあ、もう高齢で身体の弱ってきた親を今のまま田舎に残しておくような親不孝をさせるのか?」
とお叱りを受けても私は「ハイ!」と答えるケースもあるのです。
無理やりにでも子供の近くに親を呼び寄せることが親孝行なことなのか?
これは今でも私には答えが出ないことなのです。
「今の暮らしをできるだけそのまま続けさせてあげることも親孝行なことかもしれません。
 たとえそれが親の寿命をいくらかでも短くしてしまう可能性があってもです。」
と思うこともあります。

タイミングをすでに逸している

すでに親を呼び寄せるタイミングを逸している?
そんなケースも少なくありません。
そんな場合なら親の呼び寄せは後でお話しする「子供の暮らす近くの老人ホームに親を呼び寄せる」という選択もあります。
私は老人ホームの紹介もさせていただいていますが、今の老人ホームは要介護度の高い方ばかりのところがほとんどです。(特に低価格帯の老人ホームほどその傾向は著しいです。)
在宅介護を続けるか?老人ホームを探すか?
すでに親の呼び寄せのタイミングを逸しているのであれば、できるだけ長く今の暮らしを続けさせてあげて、親を呼び寄せるのは「次の住まいは老人ホーム」という選択もしなければいけないかもしれません。

親の死生観を確認し尊重

私自身は「長生きだけが幸せなことではないかもしれない?」と考えています。
子供からすれば1日でも長生きして欲しいの願うのは当たり前ですが、ことそれを自分自身に置き換えてみるとそうでもないような気がします。
別に安楽死を肯定するつもりはさらさらありません。
でも、自分の好きなことをし続けてそれでコロッと逝くことがあってもそれも本望です。

エンディングノートで親の死生観を知る

親の呼び寄せのコーディネーター的なお手伝いをさせていただいている私は「あなたの自宅や実家で行なうエンディングノート書き方セミナー」も開催しています。こんなことでもないと親子でこんな老後・介護・相続について話し合う機会を設けうることはできないからです。
たとえ子供であっても親の人生は親のものですから親の考え方を尊重すべきかもし得ません。
どうしても?どうしても?子供の近くに引っ越しはしてきたくないのならそれも親の人生かもしれません。
どんな風に自分の人生を終えたいのか?
それをしっかりと理解してあげないかもしれません。
親の死生観を確認しておくことも大事なことではないでしょうか?

ただ、親の死生観もコロコロ心変わりしてしまうのでご注意くださいね

この親の死生観、ころころと時と場合によって変化してしまうことも少なくないのでご注ください。
まだ体が動く間は
「おまえらの世話にはならん!」
「あたしゃこの家の畳の上で死にたいんだよ!」
なんて強気なことばかり言っていた親でもいざ身体が動かなくなると
「おまえたち、もっと親のことも心配じゃないのか!?」
と180度コロッと変わってしまうこともあるのです。

親の説得は簡単ではない!

高齢者はとにかく変化を嫌います。
論理的には「今のこの暮らしを続けるこはできない!」とわかってはいるのに環境を変えることを受け入れてはくれないのです。
多くの子供たちが親の呼び寄せで挫折するポイントです。

お金をどうする?

親を呼び寄せることで子供に大きな経済的な負担も覚悟しなければいけないこともあります。可能ならば親の生活(介護も含む)は親のお金で賄うことをお勧めします。なぜなら相続の時にそれが必ずしも清算できるとは限らないからです。
しかし、親の財産の一番大きなウエイトを占めるのは不動産などの実家の場合も少なくありません。
お金はないが家だけはある?
これでは親を呼び寄せても子供に経済的負担がのしかかってきます。
だから私はこんなことも提案しています。
田舎の親が70歳を超えたら実家を売却して呼び寄せを勧める理由

お金があるといざとなった時に良い老人ホームにも入れます。
みなさん予算を低くするから老人ホームに不平・不満が募るのです。
毎月の利用料をたった数万円でもアップするだけで老人ホームのグレードは大きく変わると私は感じています。
年金受給額内で入れる老人ホームにみなさん高望みするので私も少し困っています。
在宅介護か老人ホーム探しか?のお悩みにお答えします

親を呼び寄せても100%問題解決しない

たとえ親を呼び寄せてもすべての問題課題が解決されるわけではありません。
どんなに優しかった親でも歳をとれば「意地悪ばあさん・頑固ジジイ」になるのです。
たくさんの方のお悩みや相談を受けてきた私がきっぱり断言します。

親を呼び寄せて同居する選択

親と同居
できることなら親を呼び寄せて同居できれば一番ベストかもしれません。
でも現実的にそれってかなりハードルが高いことなんです。

親を呼び寄せて暮らす広さの住まいですか?

田舎から親を呼び寄せて同居してあげたくてもそんな広い余裕のある住環境の子供なんていません。ただでさえ手狭な我が家にさらに親を呼び寄せる部屋なんて新たに用意できるものではありません。

新たに二世帯住宅の建設を考える方もいるかもしれませんがその場合は相続のこともしっかりと他の兄弟姉妹たちと話をしておかないといけません。
この二世帯住宅で相続が泥沼化するのをたくさん見てきた私からのアドバイスです。

まだまだ元気な義母と嫁のバトル

嫁姑問題は永遠のテーマです。
些細なことでも積もり積もればいずれ爆発するかもしれません。
たとえばお肉ひとつでも100gいくらのお肉を買うかでもめることもあるのです。
洗濯物のたたみ方ひとつでももめることがあるのです。

まだまだ元気なお義母さんであれば口出しのひとつでもしたくなるものです。

年代別の金銭感覚の違いに悩む子供たち

年代別の金銭感覚の違いが時に大きな同居トラブルにもなることがあります。
昔の物の無かった時代を生き抜いてきた親たちです。
子供の買い物にもいちいちチェックが入ることあります。

同居の生活費の分担はデリケートな問題

親と子供が同居で暮らす場合その生活費の分担もはっきりとしておかないといけないのですが、なにより一つ屋根の下で暮らすわけですからそうそうきっちりと線引きルールは難しいものがあります。

徐々に介護の負担が増えてくる覚悟はありますか?

今はまだピンピン元気であってもいずれ介護が必要になる時期がやって来ます。それも突然にやってくるのです。
その時に誰が中心になって親の介護を負担しますか?
いまは平均寿命がどんどん伸びていっていますが健康寿命とは少し差があります。
つまり介護の期間はとても長くなってきているのです。

親を子供たちの近くに呼び寄せる近居という選択


個人的にはこの近居を私はお勧めしています。
未だ元気な親であれば「生活費などにお金も出すけど口も出す!」のが普通です。
ですからみなさん同居したのはいいけれど「もうやってられない!」と同居の解消を考える方も少なくないのです。

適度な距離感が互いに快適

「スープの冷めない?というよりスープがちょっと冷めるくらいの距離で親子が互いの存在を感じるくらいの距離に離れて暮らすのが一番いいんじゃないのかなぁ・・・」
というのが数々の同居トラブルのご相談を受けてきた私の感想です。

親を呼び寄せるための住まいであまり賃貸はお勧めできない

しかし、この近居という親の呼び寄せで【賃貸】というのはあまりお勧めできません。

賃貸ではなかなかバリアフリーなど高齢者向けの物件は少ない

賃貸ではコストパフォーマンス重視であまりバリアフリーなど高齢者にとって暮らしやすい物件はなかなかありません。
例えば
エレベーターは車椅子で乗り降りできる広さがあるかどうか?
エントランスはスロープが設置されているか?
など近い将来に備えて確認しておかないといけません。

大家さん側にしても現実的にそこまで設備を整えてもそのぶん家賃が高くとれるわけではないので、そんな賃貸物件を探すのは至難の技です。
まだまだ数は少ないですが自立型の高齢者住宅もあるので資料請求だけでもしておいてはいかがでしょうか?

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【全国的に希少な自立型】
自宅よりも安心。介護施設より自由な生活
お部屋はバリアフリー使用
食堂や共用部があり、24時間見守りサポート
生活相談員が日中いるので、困ったときにサポート
お部屋が大きく、キッチン、お風呂、緊急ボタンが付いています。
「入居一時金」「礼金」「更新手数料」不要!!

入居審査が通らない

仮にそんな賃貸物件が見つかっても次の大きな関門があります。
まず大家さんは孤独死などのリスクを考えて高齢者にはなかなか門戸を開いてくれません。
こればかりは私も不動産屋としてきれいごとで100%反論もできないのです。も
「孤独死」の現場をたくさん見てきた私ですので次の入居者に対する問題は大きいので仕方ないところも正直あります。

また今はどこの物件でも家賃滞納のリスク回避のために賃貸保証会社の審査を通らないといけません。
年金だけの高齢者には少々ハードルが高いのです。

介護リフォームができない

やはり高齢になってくるとより暮らしやすいように介護リフォームが必要になってくることもあります。
「お風呂やトイレに手すりを設置する。」ことだけでも大家さんの了解をとらなければいけません。
勝手にリフォームすると後々大きなトラブルにもなります。

今は賃貸用に開発された介護補助商品もありますがやはりかさ張りますし使い勝手を考えると今ひとついです。

参考:近居は同居ストレスが少ない|親を呼び寄せ老後は子供の近くに住む!

認知症の親の呼び寄せに近くの介護施設(老人ホーム)という選択


ギリギリまで親が住み慣れたところで自宅で暮らさせてあげて、いよいよ介護施設(老人ホーム)に入所という段階で親を呼び寄せるという選択もあるかもしれません。

いつでも逢いにいけるという親孝行

今までなら盆暮れの帰省の時に顔を合わせるのが精一杯であっても近くの老人ホームならば気軽に逢いに行けるという親孝行が出来るかもしれません。これを機会に今までなかなか一緒に過ごせなかった時間を埋めることもできます。

ケアマネージャーとも密接な関係作り

そのためには日頃から担当のケアマネージャーとも密接な関係作りが大切です。
今の親の介護の状況はどんなものなのか?
いよいよ在宅での介護も限界に近づいてきているのか?
他に介護の選択肢はないのか?
あらゆる可能性を考えて上での決断にもなります。
なぜならやはり老人ホームでの暮らしはいろいろな制約もあるからです。

高額な老人ホームが必ずしも良いとは断言できないが少なくとも安い老人ホームよりは良い!

多くの子供たちはその経済的状況から利用料など毎月の費用を抑えたくなるものです。
しかし、今の老人ホームの状況はかなり変化してきました。
そのことはこちらでも説明しています。
在宅介護か老人ホーム探しか?のお悩みにお答えします

今はどこのサービス付き高齢者住宅・住宅型老人ホームも介護付き老人ホーム化しています。
一昔前は認知症や要介護度の高い高齢者は介護付き老人ホームしか入れなかったものですが今はどこの老人ホームも認知症OK,看取りもOKと言うところばかりです。反対に要介護度の低い方はお断わり、要介護度の高い方を優先的に受け入れるようになってきています。それはそのほうが経営的に好ましいのです。
特にこれは低価格帯の老人ホームに顕著のような気がします。
まわりは要介護度の高い寝たきりに近い高齢者ばかり・・・
これではまだ元気な高齢の親にとってはかなり居心地の悪い老後生活となります。
また、正直介護スタッフの質も低価格帯の老人ホームでは疑問に感じるところも少なくありません。
やはりそこそこの料金の老人ホームほど介護スタッフにも余裕があり笑顔で手厚い介護サービスを提供しているように感じます。
老人ホームの紹介もしている私ですがここ数年は特にそう感じることが多いです。
月額12万円の老人ホームと月額17~20万円の老人ホームではそのあたりもかなり異なります。
月額5万円の差
老人ホームでの生活期間が平均4~5年程度といわれているのでその総額の差は平240万円~336万円
なんとかなるものなら親の家を売ってでも何とかしてあげて欲しい!
と私は考えています。

親の呼び寄せ説得のタイミングは「親がその気になった時」を逃さない

親を呼び寄せるタイミングは悲しいかな辛いことが起こった時かもしれません。
片親になった時
大病や怪我をした時
身内が亡くなった時
そんなときに親は弱気になって子供からの親の呼び寄せの申し出に賛成してくれるかもしれません。

親を呼び寄せるためのお金の捻出のために親の財産の把握が大事

せっかく親がその気になったのにズルズルとそのタイミングを逸してはいけません。
その気になった親の心変わりはすぐに起こるかもしれないのです。

そんためには他の兄弟姉妹たちとの意見調整
呼び寄せにかかるお金のこと
を予めしておかないといけません。
ですから私は家族(親子・兄弟)で親の介護や相続のことを話し合うきっかけ作りもお手伝いしています。
親の介護・相続の遺産分割協議|介護・相続の話し合いは第三者を入れると良い

親の呼び寄せの実例


私がお手伝いした実例も少し紹介しておきます。
そうするともうちょっと具体的なイメージが湧くかもしれません。

8階に娘、1階には親という暮らしのAさん

娘さんのAさんは実親の介護に不安がありました。
しかし夫にとっては義両親ですから同居も少し言い出せません。
娘のAさんは新婚時代に購入した分譲マンションにお住まいでした。
調べてみると1階に売り物件が出ました。
価格は1200万円
古いマンションだったのでお風呂と台所を高齢者でも使いやすいようにリフォームしようと見積もりすると約200万円で収まることがわかりました。それくらいなら親にも預貯金がありましたのでなんとかなると購入をご決断いただきました。
それから数年、買い物や病院への通院も今は娘さんが代行していますが大きな意味でのひとつ同じ屋根の下なのでかなり楽になっているようです。

親の年金収入も合算できる公的住宅ローンで親のために住まいを購入したBさん

このケースは少々苦労しました。
実は親御さんたちは子供の近くに行くことは賛成でも自宅の売却には消極的でした。
そこで親の呼び寄せのために子供が家を買うことができる住宅ローンのお話をご説明しました。
しかも、これには親の年金も収入合算できます。
そこでBさんのところから近い駅前の中古マンションを購入していただきました。
ただ老婆心ながら他のご兄弟たちともしっかりと相続のことを以下のことを確認させていただきました。
残された実家は親が亡くなった時に売却して今回の親の呼び寄せにかかった費用を清算すること
です。
介護にかかったお金が必ずしも相続で清算できるとは限らないのでこのあたりはしっかりと確認しておかなければいけませんね。