訪問介護と通所介護は在宅介護の柱です。

デイサービス
訪問介護とは主にホームヘルプサービスです。
介護福祉士(ケアワーカー)や訪問介護員(ホームヘルパー)が「要介護者」「要支援者」自宅を直接訪問して
◎「食事」「入浴」「排泄」など直接身体に触れる身体介助
◎「掃除」「洗濯」「調理」などの日常の家事などの生活援助
◎病院への通院時の付き添いなど外出移動サポート
などを行うサービスで利用者が自宅にいても自立した日常生活をすごせるように生活を支援するサービスです。

通所介助とは主にデイサービスなどに代表れるように
◎日頃 閉じこもりがちな被介護者に他人との子mひゅうにケーションの場を設ける
◎介護しているほうも自分の自由な時間(仕事・育児など)を産み出すために半日程度安心して預かってもらう
◎自宅での入局などが難しいので入浴介助でお風呂に入れてあげたい
◎さまざまなイベントやリクレーションで高齢者の心身ともにリフレッシュさせてあげたい
などおじいちゃんやおばあちゃんを自宅から施設に送り迎えしてもらってくれるありがたいサービスです。

お迎えのバス到着の1時間前から真っ赤な口紅を塗って準備万端でデイサービスを待っていた91歳の義母

妻の実家とは少し離れて暮らす共働きの私たち
私の実母は頑なにデーサービスを拒絶していました。
毎日私は実家に行って母の介護をしていました。(買い物・通院・入浴など)
それはそれはかなり負担がきつかったです。
まさしく生活の中心が介護中心でまわっていましたから仕事どころではありません。
それに比べて義母はデイサービスがうまく機能していました。
近所の顔馴染みさんも多かったせいか、自分から積極的にデイサービスに行ってくれていました。
毎朝 介護施設からお迎えのバスが来る時間の1時間前から身支度し(真っ赤な口紅は今日はデイサービスの日)今か今かと待ちわびていました。
出勤前に義実家に顔を出して買い物などの品物を届けていた私は
待ちきれずに家を出ようとする義母に
「お義母さん、バスが来る時間はまだですよ!」
といさめるくらいでした。

私たち子供にとっても
・健康管理をしてくれる
・食事も用意してくれる
・お風呂も入れてくれる
デイサービスは本当に力強い介護サービスでした。

また、デイサービスの無い日には介護ヘルパーさんが来て掃除などもしてくれていました。
これも助かりました。
話好きの義母は気の合う介護ヘルパーさんとの世間話は楽しかったと思います。
※同じことを何度も話していたみたいですけど・・・

そのデイサービスなどの「通所介護」やヘルパーさんが家に来てくれる「訪問介護」が無くなるかも?
というニュースに驚きました。



今後はこの「訪問介護」「通所介護」をボランティアに委ねていくという国も方針

この在宅介護をしている方には力強い味方であった「訪問介護」「通所介護」なのですが、国はこれをボランティアに委ねていこうというニュースがありました。

要支援向け介護の事業者、676市区町村で撤退意向

 介護保険で「要支援」の人向けの訪問介護と通所介護が全国一律のサービスから市区町村の独自事業に移行したことに伴って、この事業から撤退の意向を示した事業所が676市区町村にあったことがわかった。

 厚生労働省が12日の参院厚労委員会理事会に調査結果を提出した。市区町村への移行は2015年度に始まり、今年3月末までに全て移管した。今後は自治体が独自にサービス内容や価格を決め、事業者やボランティアなどに担ってもらう。給付費抑制や、介護福祉士ら専門職を重度者に重点配置する狙いがある。

 4月6日時点で、33市区町村を除く1708市区町村が回答。撤退の理由は、もともと利用者がいないことなどが挙げられていたという。また、重度者に比べて報酬が低いことの影響もあるとみられる。

 利用継続のため別の事業者に引き継ぐなど調整が必要になったのは、83市区町村の610人。このうち607人は別事業者で利用を続けたり、利用をやめたりしたが、内訳はわかっていない。残る3人については調整がついていない。

 一部地域で撤退を決めた介護事業最大手のニチイ学館は、「人手が足りず、国が中重度者向けサービスを重視している中、方針に沿ったサービスを優先せざるを得ない」(広報)と話している。(船崎桜、中村靖三郎)
朝日新聞デジタル

この介護度が低い方の介護サービスより、中重度の介護度の高い方への介護サービスを優先して行こうという国の方針をしっかりと知っておかないといけません。

676の市町村でこの「訪問介護」「通所介護」の事業から撤退した介護事業者があったということはこれからもこの軽度の要介護者へのサービス提供は難しくなっていくのが時代の流れです。
そうすれば介護の負担はおのずから配偶者による老老介護か子供が親を介護する中心になりそうです。

笑顔の江本

ですから、まだ介護度の低い方でも
有料老人ホーム(自立型)やサービス付き高齢者住宅
も早めに考えていかなといけない時代になりつつあるといもいえますね

「高齢の夫は高齢の妻が」「高齢の親は子供自身が」限界まで介護しなさい!ということかも?

政府は施設介護から在宅介護に大きく方向転換したのはかなり前です。
しかしいっこうに減らない社会保障費にまず在宅介護向けの介護サービスにメスを入れました。
介護度の低い高齢の夫や親をもつ方は、その妻や子供たちが介護度が高くなるまでは自分たちでなんとか介護しなさい!
ということなんでしょうかね?

しかし、心優しいボランティアの方には大変申し訳ないがこの介護の人手不足な時代にちょっと的外れな気がします。
「そもそもきちんとした介護がそのボランティアの方にできるのかなぁ?」なんて思っちゃいます。
確かに介護度の低い要支援者には我々でも助けてあげること、お手伝いできることってたくさんあるようにも思いますが、それでも大変な仕事なんだけどなぁ・・・