一人娘


写真はイメージ画像です




昨日、ご相談を受けた方の場合なのですが
その方は女性・52歳(見た目はお若かったです。)
地方から大学入学を機に大阪に出て来られたそうです。
そして、その後大阪で
就職
結婚
離婚(子供一人)

離婚当時はかなり「辛かった・・・」と笑顔でお話になられていました。
どうも、離婚原因は結婚後も仕事を続けてきた彼女とご主人のすれ違いが原因?
ともおっしゃっておられました。

見た目もバリバリと仕事をこなすキャリアウーマンです。

そんな彼女はなぜ私の相談をしてきたかというと・・・



親の介護と自分の仕事の狭間で悩んでいる

「もう十年、親が頑張っていてくれたなら・・・・」

それが彼女の切実な願いでした。

10年ほど前に大阪市内で分譲マンションも購入し、
仕事も役職を与えられて、部下も持ち、バリバリ働いておられます。
仕事も大変ですが、日々充実されているとのこと。

田舎のお父さん(82歳)が軽い脳梗塞を発症されて、そのリハビリにお母さん(78歳)が懸命に助けておられるのですが、何度もSOSの連絡を彼女にしてくるそうです。
というのも彼女は一人っ子なのです。

だから、誰にも相談できずに私にご相談してきたようです。

僕には姉と兄がいたので、自分の親の介護には協力が得られたのですが
やっぱり一人っ子の場合は深刻ですよね?


このままでは母も倒れてしまうかもしれない・・・?

そんな不安があるそうです。
もしも、そうなってしまったら
きっと自分は後悔してしまうかもしれない?
でも、今の仕事や暮らしは手放したくない!

そんな矛盾を抱えておられます。

確かに老老介護は社会問題化しています。
どうすればよいのでしょうか?



私は小一時間、黙ってお話を伺いました。

お子様(息子、大学生)がまだ手がかかること
仕事を離職しても、田舎でそれだけの収入を得る仕事があるかどうかわからないこと
まだ購入した分譲マンションのローンが残っていて、いま売却したらローン残高にも満たないこと。

などなど客観的なことを申し上げて、
『やっぱり自分の人生を最優先すべきでは・・・・?』
と個人的な意見を申し上げさせていただきました。

ご本人もそうお考えのようでして、
意外とさっぱりとした笑顔で
「そうですよね。私は悪くないですよね?」
なんて言われていました。

きっと自分の考えを誰かに話して、納得したかったのかもしれません。


でも、これから介護が大変になるばかりです。
これからのことをシュミレーションしておきましょう。

まず、これからお父様の状態が
正直、以前のような元気な状態には戻る可能性も低い?
かも知れません。(ごめんなさい)
状況は徐々に悪くなると思います。
ですので、予め対策を考えておくことがとても大切です。


今の実家の状態を改善する。

残念ながらお母様は自動車の運転免許をお持ちではありません。
そのため、今後病院や買い物へ行くのも大変です。
可能であればもっと便利なバリアフリーのマンションへ引っ越しも考えてみてはいかがでしょうか?
といっても、おそらくお父さんやお母さんはうんとは言わないでしょうね・・・・(汗)

お話を伺うと築古のお家だとのこと。
まずは介護のためのリフォームも考えてみませんか?
助成金もありますし、少しでもお母様の介護の負担を減らすことを最優先すべきでしょう。


また、いまから親の資産状況を把握しておくべきだと思います。

『こんな状況でお金の話?』(怒)
とお叱りを受けるかもしれませんが、現実は残酷ですし時間も待ってはくれません。

それは、これから介護にはすごくお金がかかるからです。

老人ホームに入所するかもしれない場合、その費用はどこから捻出しますか?

最悪のことを考えて最良の対策を考える!

それが大切です。

今の実家の査定も、知り合いの地元不動産屋にヒアリングしてみました。
確かに時価・相場は変動しますが、あくまで現時点での相場の把握は必須です。


あと10年、あと10年 親が頑張ってくれれば・・・・!

あと10年 親が頑張ってくれたならまた対応策も変わります。

お子様も独立・就職・結婚もあると思います。
※今は晩婚化していますが・・・
「定年退職を機に田舎に帰る」という選択肢も今よりは取りやすいと思います。
現在所有している分譲マンションのローンも減って、売却しやすくなると思います。

もう少しじっくりと話し合わなければいけませんが、きっと対策は考えられると思います。


「こんなお話でよかったですかね?」

と帰り際に質問すると、
「これからですよね?江本さん!」
と笑顔で答えていただきましたが、少しその笑顔に胸キュンしちゃいました。(笑)

◎◎さん、私も微力ながら一緒に考え、ともに悩みますが
頑張りましょうね!

相続対策専門士