老人ホームへの面会は苦痛で行きたくない
親を老人ホームに入れた後、面会に行く回数がすぐに少なくなってしまう現実をご存知ですか?

なぜなら、親に会いに老人ホームへ面会に行くことがすぐに苦痛になるからです。
もう、老人ホームへの面会には行きたくない!」
そう思ってしまう子供たちがたくさんいるのです。

きっと老人ホームに面会に行って帰る時には
親を老人ホームに入れたことの罪悪感
親の帰宅願望を振り切って老人ホームを後にする時の無力感
で思わず涙があふれてくると思います。

泣く江本

なぜなら、私がいつもそうだったからです。

親の老人ホームへの面会はとても苦痛で行きたくないのが普通である

親の老人ホームへの面会はとても苦痛で行きたくないのが普通
親を老人ホームに入れた直後は
「母さん、大丈夫かなぁ?」
「お父さん、介護スタッフの方たちと馴染めたかしら?」
と不安になり老人ホームに足しげく面会に行くことでしょう。
それは、辛い在宅介護から解放されたことへの罪滅ぼしの気持ちからかもしれません。

「家に帰りたい」と訴える親にどう答えますか?

「家に帰りたい」と訴える親
老人ホームへ面会に行けば必ず親はこう訴えるでしょう。
「家に帰りたい!」
「いつ帰るの?」
ここがもう最後の終の棲家であることを高齢の親に理解させることは簡単なことではないのです。

毎日、自分の荷物を片付けて自宅に換える準備をする義母

私の義母の場合はいろんな事故があって、義母を老人ホームに入れることを家族全員で話し合って決めました。
私たちは共働き、他の義兄弟たちも遠くに住んでいます。
自営業の私は時間の自由があるので、必然的にさまざまな老人ホームからの用事はよく頼まれました。

ひとり、広い食堂のテーブルにポツンと座っている義母は私の顔を見つけると手を振ってもくれました。
認知症気味の義母は、その老人ホームを病院と勘違いしているようでした。
「いつ、家に帰れるん?」
私の顔を見るなり開口一番はいつもこの言葉でした。
介護スタッフの方に聞くと、毎日夕方になるとせっせと自分の荷物を袋にまとめて帰る支度をしているそうです。

老人ホームの用事を済ませて、義母に帰る挨拶をしに行くといつも涙ながらに
「うちも帰る!連れて帰って!」
と私の腕を掴んだ手を離さないのです。
これには正直参りました。(涙)
私の袖を掴んで離さない義母の手を振り外すときの気持ちは言葉では言い表せません。
半分べそをかきながら私は作り笑顔で・・・

泣く江本

「お義母さん、来週くらい退院できそうらしいですよ。
 もう少し我慢してくださいね」
そんな適当な嘘で紛らわして、そそくさとその老人ホームを後にする薄情な私です。
いつも、老人ホームを出る時には思わず涙が溢れてきて
「お義母さん、ごめんなさい」
そう心の中でなんども、なんども、なんども謝りました。
義理の親でもそうなんのですから、これが実の親だとその辛さや苦痛は計り知れないものだと思います。

そんなことが何度も続くと私は
「お義母さんの老人ホームに行きたくないから勘弁して・・・」
とは正直に嫁には言えず
「ちょっと仕事、忙しいからお義母さんとこ老人ホームには行かれへんわ」
と老人ホームの用事を断る機会が増えてしまいました。

老人ホームへの面会から帰る時はいつも涙が溢れるし罪悪感はハンパない

老人ホームへの面会から帰る時はいつも涙が溢れるし罪悪感はハンパない

実の娘である嫁自身も、あえて私に親の老人ホームの用事を頼むのはそれが理由だったのかもしれません。
・不足したオムツの代金の清算や下着の補充
・夏物と冬物の衣替え
さらには
・脳梗塞で血をサラサラにする薬を飲んでいるため、傷がつかないようにアームカバーを持ってきてほしい
などなどさまざまな老人ホーム側からの用事の連絡が彼女に入りました。
でも彼女ひとりでは絶対に老人ホームに親の面会には行きませんでした。
必ず私を引き連れて老人ホームに面会に行くのです。

最初は
「自分の親なんだから自分一人で行けよ!」
なんて心の中で思いましたが、その辛さをわかる私はいつも同行していました。
帰る時にはいつも二人は無言で彼女はシクシクと涙を流していました。」

泣く江本

僕にはそれを慰める言葉を見つけることはできませんでした。

「もう家で介護できない」でも「家に連れて帰ってあげたい」という矛盾が襲う

認知症の義母はもはや実家のひとり暮らしはできませんし、させられません。
なんとか親の見守りのセコムのシステムを入れていたおかげで助かったこともありました。

早朝セコムからの通報事件

まだ夜も明けない午前4時
突然、嫁の携帯が鳴りました。
なかなか起きない嫁を無理やり起こして電話をとると
「かれこそ何時間も人の動きが感知されていません。
 なにかあったのかもしれません」
とのことです。
セコムの見守りシステムは、トイレや寝室などにセンサーが設置されていて人の動きを感知します。
慌てて飛び起き高速をかっ飛ばして義実家に行くと
義母はリビングのソファで動けなくなっていました。
季節は真冬です。
暖房の無い部屋で失禁もしてました。
声をかけても返事のない義母に不謹慎ながら最悪の事態も頭をよぎりました。
慌てて救急車を呼び、その後緊急入院となりました。

参考:離れた親の見守りと安否確認の方法|アプリ・カメラ・ロボット

こんな事件がなんどかあり、可哀想ではありますがやむなく義母の老人ホーム入所を家族で決断したのです。

義母の帰宅願望はそれからもずっと続きました

「家に帰りたい」
「家に帰りたい」
「家に帰りたい」
「家に帰りたい」
そう訴え続ける義母の顔を見るのはとても苦痛で面会は辛いことでした。

家に連れて帰ってあげたい
でも
もう在宅での介護は無理だ!
そんなどうどう巡りの矛盾がなんども頭をよぎるのです。

親を老人ホームに入れるタイミングの難しさ

親を老人ホームに入れるタイミングって本当に難しいと思います。
「これでよかったんだ!」
「これしかもう選択の余地はない!」
考えに考え抜いた「親の老人ホーム入所」であっても後悔の念はどうしても生まれてしまうものなのです。

親を老人ホームに入れたことへの罪悪感を感じる前に自分にもう一度言い聞かせて欲しい「仕方なかったんだから」

無理なものは無理!
悲しいことですがそれが現実です。
だれも好き好んで親を老人ホームになんか入れたいとは思わないのです。

「親を老人ホームに入れるしかなかった」
それが究極の辛い選択位だったことをもう一度思い出して欲しいのです。

だからこそ、できるだけ納得できる老人ホームを選んで欲しい


親の老人ホーム選びでみなさんどうしても費用やお金のことばかりを基準にしてしまいがちです。
でも、悲しい現実ですが
費用の安い老人ホームで手厚い介護、優しい介護を期待してはいけないのです。
これは悲しいことですが現実です。

確かに親の老人ホームの費用の負担は子供たちにとって大変な問題です。
ですから、どうしても費用の安い老人ホームを選びがちだと思います。
でも、それを後で後悔する子供たちも多いことを知っておいてくださいね。

親を入れる老人ホームで納得できる介護施設を探すなら、決して安いだけで選ばない!
そのことを頭に入れておいてください。
おそらくそこは親の最後の住まいだと思います。
そんな老人ホームに親を入れてしまった後悔は、一生ずっと子供のあなたにつきまとってしまうかもしれません。
親の老人ホーム費用捻出には結局はこの4つしかありません。
①親の年金だけで入れる老人ホームに入れる
②「親の年金」+「親の貯金を切り崩し」で老人ホーム費用を捻出
③子供たちが親の老人ホーム費用を負担しあう
④親の家を売ってでも老人ホーム費用を捻出する
どれもすごく難しい問題ですが家族や兄弟姉妹みんなでしっかりと話し合っておいてください。

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