ひょっとして遺産隠し?親の財産を使い込んでいるんじゃ?なんて疑っていても親の介護の面倒をみてもらっていたらそんなこととても言い出せません。
だって、変なことをいって親の介護を押し付けられたら大変だからです。
でも、それも親が老人ホームに入ってしまったら話は別です。
「兄さん、お義姉さん、今まで介護の面倒をみてくれてきて本当にありがとう!
ところで父さんや母さんたちの遺産のことなんだけど、どうなってるの?」
そんな話が出てくるのが親が老人ホームに入った時かもしれませんね。
親が老人ホームに入所した途端に態度が豹変?親の介護と遺産相続は関係ない?「介護してきた人」と「介護してこなかった人」との遺産相続争いのゴングは鳴る!
『親』というレフリーがいない?またはすでにレフリーとして機能しない状態であれば、遺産をめぐる奪い合いの戦いはもはやプロレスのバトルロイヤルのようになります。
イメージ的にはこんな感じになります。
遺産の奪い合いとはまるでプロレスのバトルロイヤルのようになります。
今までなにか変なことを言ったら「介護を押し付けられるかも?」と心配していたけれど老人ホームに入るのが決まった?(すでに老人ホームに入った?)のならばこれからは言いたいことは言わせてもらいます
もう親が老人ホームに入ったのならば、すでに問題の核心は介護のことから遺産相続のことになってしまうことも少なくありません。
今までの介護について感謝はしてくれていても、遺産相続の話はまったく別のもの?というのが現実なのです。

だから、わたしはいつも「性善説ではなく性悪説で親の介護と遺産痩躯は考えてくださいね!」とお話しているのですがなかなかそのあたりを真剣に現実の話として受け取ってはくれません。
だから今回も現実に「こんなケースも珍しくないのですよ!」という実例をご紹介しておきますね。
あなたが長年介護に献身的に尽くしてきたのならこのお話の例を聞いてどう思いますか?
もし、あなたが親の介護をずっとまかせっきりであったのならばどう感じますか?
一般的に少々今までの介護には一切かえりみてこなかったくせに遺産相続のことだと口を出してくるのはちょっと欲どおしいのでは・・・?
と感じるかもしれません。
でも、相談者の言っていることが法律的には正しいのです。

介護の苦労のことと相続のことは法律的には別物なのです。
こんな場合、どちらが悪い?どちらが正しい?とはとても言えなくてどちらも正当性があるのですから問題は複雑なのですね。
親が老人ホームに入った途端に遺産隠しの疑いを持ち出すことも珍しくはないですが意外と親の遺産を調べ上げるのは簡単ではありません。
親の遺産がどれだけあるのか?なんてなかなか調べ上げることは簡単ではありません。なぜなら親の財産調査において警察でもないのでたとえ子供であっても調査権限はありません。
もし、どうしても調べ上げたいのであれば後見人を立ててでも調べなければいけません。
ただ、いざ後見人を立てると
・毎月 バカにならない費用がかかる
・いったん好牽引を立てると、よほどのことがない限り後見人を辞めさせることは難しいこと
・後見人を立てると親の財産を勝手に使えないので後々大変なことになる(家庭裁判所はえてして融通がきかない)
ということも知っておいてくださいね。
今あなたが認知症になってしまった家庭裁判所に親の後見人を申し立てるべきかお悩みですか? 意外とデメリットも多いのがこの後見人制度ですからしっかりと理解してから成年後見人を立てるか?決断してくださいね。 確かに高齢者が認知 …