関西が実家の方の悩み

「自分は長男だが、転勤で今は地元大阪とは離れて住んでいる」

「大阪の実家には高齢の親が独りで暮らしているが、そろそろ心配になってきた・・・」

「私が神戸から京都に嫁いで早30年も経っているが、今は長男である兄夫婦と親が同居していて兄嫁が母に辛くあたっているらしい・・・。
 母からそんな愚痴の電話がよくかかってくるようになってきた。
 母には気兼ねばかりして小さくなってくらしているより、いっそこの際に老人ホームなどの介護施設にでも入って
 のびのび暮らす方が良いんじゃないか? とも考えています。その方が私も母に逢いやすいですし・・・」


「田舎の母が家の中で転んで骨折して入院してしまった。どうも今回の入院は長引きそうだ・・・・」

こんな風に結婚・就職・転勤などやむおえない事情で関西を離れた方も多いと思います

・結婚
・就職
・転勤
etc
様々な事情で故郷である関西を離れた方もたくさんいると思います。

そんな方々がそろそろ50歳を迎えるようになってくると頭の痛い問題が出てきています。

それは・・・・・

『親の介護』『実家をどうするか?』などの問題で頭を抱える世代は私と同世代ですよね

相続対策専門士江本圭伸
じめまして。
相続対策専門士(公認 不動産コンサルティングマスター)の江本圭伸ともうします。

私自身も昭和35年産まれの54歳です。既に父と母との別れも経験しましたし、私の同世代の友人達や私の元に訪れるお客様も同じようなお悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。
それは、『親の介護』や『親の持ち家(実家)をどうするか?』というお悩みです。



もちろん親の介護を自分達でみることができればよいのですが、それができない方も多いのです

故郷(関西)に親を残し、結婚・就職・転勤などで遠く離れた場所で暮らしている子供たちでしたら、自分たちで親の介護をみてあげるということもできません。
故郷(関西)を離れて数十年・・・・
すでに自分達の生活基盤は関西(大阪・京都・奈良・兵庫など)から離れた場所で
すでにそこでマイホームまでお持ち野方もいます。
子供たちもそこの学校に通っています。
ご主人のお仕事もそこで働いています。

ですので、「親の介護のために関西に帰る!」ということもできないのです。



そろそろ真剣に『親の介護』や『実家』について決断しなければいけない時期になってきたのかもしれません。

「いままでは『まだまだ大丈夫!』とタカをくくっていたけれど、それもそろそろ限界かな?」
そんな不安を抱えている私と同世代の方も多いはず・・・?

「できることなら自分達が親の面倒をみてはあげたいが、離れて暮らしている今はそれも無理だ!」
そんな事情もあると思います。
親の介護老後への決断


遠距離介護には大変な労力とお金がかかります。

介護のお金もし、あなたが京都・奈良・神戸で暮らしていて、比較的まだ近いといえる大阪に親が住んでいるとしても、たまに行くならいざしらず毎日顔を見に行くことはできませんよね?
そんな親にもし介護・介助が必要になったらどうします?
例えば
・毎日病院に連れて行く。
・食事や身の回りの物の買い物に連れて行ってあげる。
最初の数ヶ月はなんとか頑張ってそれができても、何年もそれが続けば音をあげてしまうのではなでしょうか?

親の家まで通うためのガソリン代や高速代
親に経済力がなければ病院代や生活費の援助
それも長期期間になれば相当な負担となってしまいます。

また、遠距離介護では精神的時間的な負担も相当なものです。
ほんの十数分で親の家まで行ける距離ならばよいのですが、車で1時間か2時間?または電車を何度も乗り継いでいかなけれならない?そんな状況なら親の介護のために丸一日を潰すことになります。

介護ってされる人も大変なら、介護するほうも大変なんですね。
ちょっと介護が今より少し重くなるだけで、全ての生活サイクルが介護中心になってしまう!

それが現実なんです。



兄弟姉妹の誰かに親の面倒は任せきりのことに正直少し負い目を感じていませんか?

「できるだけのことはしている!」
それは金銭的なことだけの場合もありますよね。
「親の生活を援助するために毎月◎◎万円を仕送りしている」
実は、そのことを本心では良くは思っていない奥様もいます。
また、できるだけのことはしているつもりのあなたであっても、親の面倒を押し付けられている他の兄弟姉妹から見れば
「お金だけ送っているだけで親の面倒をみているなんて思って欲しくないわ!こっちの苦労も知らないで!」
そんな不平・不満を他の兄弟姉妹は持っているかもしれません。

それは、あなたもうすうす感じているのではないですか?

あなたも心の底では「申し訳ないなぁ・・・」なんて考えていると思います。


いつか誰かが親の介護や実家のことについて切り出さないと、ずっとくすぶり続ける不平不満

確かに、それを切り出すには相当の覚悟が必要になりますよね?
だって、ひょっとすると他の兄弟姉妹から変な勘繰りを受けるかもしれないですからね。

でも、いつか誰かがそれを切り出さないといけないことはみんなわかっています。

遺産目的じゃないんだ!親父やお袋だけじゃなくて兄弟姉妹全員の幸せを考えてのことなんだ!」
そう宣言して他の兄弟姉妹とも考えるきっかけを作りませんか?

『報われる介護』の大切さ

報われない介護
介護している人は、実の子供ばかりではないですよね?
義理の娘、つまりあなたの奥様があなたの親(つまり義理の父や義理の母)の面倒をみていることも多いですよね?
また、たとえ実の子供であっても介護がいかに大変かはあなたも理解しているはずです。

介護をしている人の本心は、
『なんで私だけがこんな苦労をしなくちゃいけないのか?』
なんて不満を持っているかもしれないのです。


報われる介護であればこそ、本当の献身的な介護ができる!

報われる介護
私はきれいごとで介護はできないと考えています。
人間誰もがイエス・キリストやマザー・テレサみたいな愛を持ってはいないのです。

だから、介護してくれている人にも報われるようにしてあげる。

これも大切なことだと思います。

「そんなお金と親の介護を比べるなんて!」と考える方もいますが、私はそう考えています。
相続対策専門士江本圭伸

私ってちょっと考えが汚れていますかね?
でも現実にはそう思うことがたくさんあるのです。


親の老後や介護は親のお金

誰かが中心となって親に経済的援助をしていると、
「私はそれなりのことはしている!」と驕りが出てしまうこともあります。
しかし、介護を任されているほうは
「本当の苦労はお金じゃないわ!」なんて不満を持っていることもあります。

先にも述べたように、介護のお金を出していてもそれを多くの奥様は快くは思っていないものです。
「これから私達の子供の教育資金や結婚資金、まして私達の老後の資金も心配なのに、いつまでもお義父さんやお義母さんに仕送りはできないわ!」
本心ではそう考えているかも知れません。

そして、相続が発生した時には双方どう考えるでしょうか?

「介護してきたのは私なんだから、私が多く相続します!」

「いやいや、そのお金を出してきたのは俺だろう!だから相続は平等にしよう!」

そんな互いの主張をするようになるとも限りません。

親の老後や介護を親のお金ですることで、みんなが気持ちよく介護や相続ができる

そんな思い違いを避ける意味でも、親の介護は親のお金でするようにしてはいかがでしょうか?

介護には意外とお金がかかるものです。
まして、介護する人が少しでも楽に介護しようとすればその分他人の手助けが必要です。
その分 お金もかかるんですね。

高齢の親の心配をするほどのあなたですから、きっと「自分達がもらえる将来の遺産よりも、今の親のために使ってあげるべき!」と考えているのではないですか?

ですから、ここはきちんとガラス張りにして親の介護にかかるお金は親のお金を使うようにするのも得策です。



意外と実家は介護には適していない相続では大変な場合が多い

親の実家
ご実家の建物はどんなお家でしょうか?
おそらく昭和の建物だと思います。
昭和の建物って介護のことはあまり考えないで建てられたものがほとんどなんです。
また、後々相続の時には大変なことがあるのでご注意くださいね。


高齢の親の生活範囲は意外と狭い

私の実家もオンボロ戸建でしたが、母の家の中の生活範囲といえば
・トイレに一番近いベッドを置いた部屋
・その隣のテレビとコタツの置いてある部屋
このたった二つの部屋しかほとんど使っていませんでした。
しかも、テレビとコタツの置いてある部屋には、すぐ手の届く範囲に
・テレビのリモコン
・ティッシュ
・病院の薬
など生活に必要なものが所狭しと置いてありました。

全ての子供たちが結婚・独立してしまった実家はほとんど使われない部屋が多いということもおわかりだと思います。

実家は危険がいっぱい?

高齢の親のケガ事故
昭和の建物にバリアフリーという概念はありません。
そこらじゅうに段差があります。

お年寄りで一番多い事故は、転んで骨折なんです。
年をとれば骨粗しょう症で簡単に骨が折れてしまいます。
ほんのちょっとした転倒でもです。
そして、それが原因で長期入院や寝たきりになる高齢者って本当に多いんですよ。



要らない物ばかり溢れかえっている

縁起でもない失礼なことをあえて申し上げますが、残された遺族で頭の痛い問題が
不要な物で溢れかえっている実家の後片付け(遺品整理)なんです!
何が?どこに?あるのかさえも中々離れて暮らしていれば子供にはわかりません。


遠距離介護は本当に大変だから、親を自分も近くに呼び寄せる!老人ホームへ入所させる

たとえ今すぐというわけではないにしても、いずれ訪れる介護のXデーに備える大切さはご理解いただけると思います。
ですので、そのXデーに備えてそれを少しでも楽にするためには
・親を自分達の近くに呼び寄せる
・老人ホームなど介護施設への入所も検討する
ことが大切だと思います。

介護とは快互
お互いが快い状態で介護を行うことが大切です。
そう私は痛感しています。(※もう私には遅いですけどね・・・・)


実家で暮らす高齢の親の老後・介護・相続が心配なあなたがいますぐ行動しなくてはいけないこととは?

image36

今の親の5年後、10年後を想像してみましょう

今の親の5年後10年後ってどんな状態になっているんでしょうか?
ひょっとしたら認知症を発症しているかもしれません。
「最近、特に物忘れがひどくなってきたなぁ・・・・」
なんていう方は真剣に考えてみてください。

相続対策専門士江本圭伸偉そうに言っている私ですが、亡き母が脳梗塞で倒れそれがきっかけで認知症を引き起こしましたが、まさか自分の母がそんなことになるなんて・・・・
頭では理解できてはいましたが現実にはなにもその対策や準備をしていませんでした。
「あの時、もっとこうしていたら母はもっと長生きできていたんじゃないかな?」
「あの時、もっとここまで考えていたのならもっと最後まで楽しく生きていけたんじゃないかな?」

自分自身では「できるだけのことはやった」と言い聞かせてはいますが、本心はそんな後悔ばかりが残ります。



介護のお金をどうするのか?考える

いざとなった時には、やっぱりお金の問題がでてきます。
老人ホームに入所しようにも、先立つものはやはり・・・

そのためにはしっかりと親の財産を把握しておく必要があります。

できれば、換金化できるものは早めに処分しておくことが大切ではないでしょうか?


認知症になれば親名義の家(実家)の売却は難しくなります

これって意外と私もよく直面する問題です。
やっぱり親の遺産の大部分を占めるのが親名義のマイホームなんですね。
で、これが親が認知症またはその疑いがあると売却できなくなるんです。

売却しようと思えば後見人を立てる申し立てを家庭裁判所にしなくてはいけません。
この家庭裁判所で認められた後見人が被後見人(つまり認知症を発症した人)に代わって重要な法律行為(マイホームなど不動産の売却など)をするのです。

これは弁護士や司法書士などの法律の専門家が任命されることも多いのですが、それには毎月数万円もの費用が必要になります。
また家族が後見人になることもできます。
ただし、この後見人選びでは相続予定人の意見が影響されます。(誰かが反対すれば後見人選びは難航します)

一番良いのは任意後見人といって、
「もし私が認知症など自分の意思が伝えられなくなった時には◎◎を後見人に指定します」
と予めしっかりしているうちに決めておくこともできます。

でも、まだまだ後見人制度は一般的に浸透しているとはいえない状況ですがね・・・・。



誰が何を相続するのか?あなたなりに考えてみましょう

まずはあなたなりの相続に関するストーリーを想像してみましょう。
特に相続税がかかるほどの遺産がある人は注意しなければいけません。

相続税における基礎控除額ご存知ですか?

相続税基礎控除額
3000万円+法定相続人×600万円
法定相続人が妻と子供2人の計3人なら4800万円が基礎控除額となります。
それ以上の遺産がある場合は相続税の課税対象となります。

この相続税基礎控除以上の遺産がある場合は相続税の課税対象となるのですが、それに加えて『配偶者控除』や『小規模宅地の特例』などの軽減措置もあります。二次相続といわれるお父さんが亡くなって次にお母さんが亡くなってしまった場合には、この配偶者控除が使えないので注意してください。

ここで大切なのは『小規模宅地の特例』です。
なんと一定の面積までは80%減の評価をしてくれるのです。
ですから、親名義の持ち家がある場合はそれをだれがどのように相続するかも考えておく必要があるんです。


小規模宅地の特例を活用するには

親名義の持ち家を相続する場合、「原則それを相続するのは同居の相続人の場合に小規模宅地の特例を認めた上げましょう」ということです。
では、別居の離れて暮らしている子供がそれを相続するときにはどうすればよいのでしょうか?
それは、その子供がマイホームを所有していないことが条件となることを知っていておいてください。(これを我々は家なき子と呼んでいます。)

ですので、親名義の持ち家を相続する人は、マイホームを所有しているのであれば予め売却しておいて親との同居を始めておくことをお勧めしています。

こんな風にある程度は「誰が?」「何を?」相続するのかシュミレーションしておくことも大事です。



子供たちで話し合う

相続トラブルがおこる大きな原因は二つです。
それは
・疑念
・思惑の違い

なんです。

誰かが親の財産を隠しているんじゃないか?勝手に使い込んでいるんじゃないか?そんな疑念を他の子供たちが持っていることもあるのです。
ですから、「親の介護や生活費に使ったお金はきちんと領収書など記録に残しておいて下さいね」と私もよくお願いしています。
親の介護や生活にかかったお金を過小評価していたり、親の遺産を過大評価している子供たちも多いんですよ!
(特に離れて暮らしている子供たちはよくわからないことが多いのです)

また、介護の苦労なども考慮しておくことも大切です。

人間というものは、自分のしたことは過大評価し、他人のしたことは過小評価するものです。

親の介護や相続に関する情報は子供たち全員でガラス張りにして共有化しておくこと

これが本当に相続トラブルを避ける秘訣です。



でも、その前に・・・・?

ここからは少し私の宣伝になるので、ご興味のない方は読まなくて結構です。

top_image

「一度、私と会ってお話をしてみませんか? あなたの相続や介護のモヤモヤをじっくり話し合うことで理解を深めていきませんか?」

間違った知識や思い込みの状態で親や他の兄弟姉妹と話し合うことは、
ボタンのかけ違いが起こってしまい、かえってもめてしまうこともあります。



話し合うにはそれなりの準備必要です。

予め話し合いに必要な資料をそろえる必要もあります。
その時には、その道の専門家もご紹介させていただきます。

ですので、予め私とお話をしてみませんか?
私は本業が不動産屋ですので、実家など『不動産に関する問題』ならお力になれます。

まずはお気軽にご相談してみてください。



ご面談によるご相談者様には特典がございます

大阪府内限定(別途相談可の場合あり)ではありますが、ご実家の登記簿謄本を無料で調査いたします。

意外と「ご自分の実家の登記簿を見たことがない!」という方も多いんですね。

実家の登記簿

今の名義は誰?(先に亡くなったお父様のまま?あるいは祖父名義のまま?ということもよくありました。)
どんな抵当権(担保)がついている?(借金も相続することはご存知ですよね?)

問い合わせ

まずは、お電話かメールにて面談予約を。

簡単なお話を事前にうかがった後、面談するかどうか?ご判断していただいてもかまいません。

tel

メールによる面談予約やご相談はこちらからお願いします。

いただいたメールにはできるだけ迅速に返信させていただきますが、業務の兼ね合いで返信が遅れることもございます。
お急ぎの場合には、催促のメールをお送りいただければ幸いです。
お手数をおかけしますが、宜しくお願いいたします。


ご面談場所について

「今は自分だけで考えて行動しているので自宅は避けたい!」
「御社が自宅から遠いので、どこかまで来て欲しい!」

そんなご要望も多くございます。
ですので面談場所は下記の通りにさせていただいております。
・弊社(東大阪市 近鉄奈良・大阪線『布施』駅徒歩1分)
・ご相談者様自宅(対応エリア:大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、京都市付近 別途相談可能)
・最寄り駅や主要駅(新大阪・梅田・なんば・三宮・京都駅)の喫茶店(割り勘にてお願いいたします。)