子供のために夫の浮気・不倫を長年我慢してきた!という高齢の妻
昔の女性は本当に我慢強いものです。
たとえ夫が浮気や不倫をしても
「子供のために!」と離婚を踏みとどまり、じっと我慢して平静を装ってきて高齢の妻も世の中にはいらっしゃいます。
飲み屋の女性が夫の長年の不倫浮気相手
そんな不倫の関係が何十年も続き、夫も不倫相手もそれ相応の年齢になると自分の老後も心配になるものです。
「あんたの面倒を長年みてきたんだから、私にも相続する権利もあって当然じゃない!」
そんなことのご相談もちらほらあります。
そして、浮気されている不倫されている妻からのご相談にはこうお答えさせていただいています。
でも、いくら長年面倒をみてきたとしても
それがいくら献身的であっても
籍の入っていない浮気相手不倫相手には法律的には1円も相続権はありません。
しかし、それだけで万全ではないのです。
もし、妻のあなたが夫より先に亡くなったらあなたの遺産はその憎っくき不倫浮気相手に渡る可能性もある
今の高齢化社会で確かに女性のほうが平均寿命は長いのですが、あくまでそれは統計上の話です。
ですから、最悪のことも考えておかないといけません。
もし、妻のあなたが夫よりも先に亡くなってしまったらどうなるのでしょうか?
夫には妻の財産の半分を相続する権利があります。
あなたが一生懸命コツコツと貯えてきたへそくり貯金も夫経由でその浮気相手に渡るとしたらとても我慢できないですよね?
それを防ぐには、妻のあなた自身もきちんと遺言書を書いてあなたの遺産はきちんと子供たちに相続させるようにしなければいけません。
夫が長年不倫してきた浮気相手が、夫の遺産相続の権利を主張していることに心配な高齢の妻のご相談
では、実際のご相談と専門家(弁護士)の意見をお聴きください。
遺言は諸刃の剣?
遺言書は、故人の遺志を実現するために書くものです。
今回は、夫にそれほどの遺産は無いようなので安心ですが夫にそれ相応の遺産があった場合はどうでしょう?
「愛人の◎子に▲▲万円相続させる」
と遺言書に書いてあったら、それに従わざるおえないことも知っておいてくださいね。