家じまい

「家じまい?」
まだまだ馴染みのない言葉ですが、最近はよくテレビや週刊誌でも使われる言葉になってきました。
「家じまい」は結局「終活」と同じニュアンスになるかもしれません。
今回はこの「家じまいについて考えてみたいと思います。

そもそも「家じまい」とは「家」「荷物」「お金」「気持ち」の整理である

具体的に「家じまい」とはこの2つのことを整理することになります。
家の売却処分や解体取り壊し
家の荷物を片付ける

この2つですが、それぞれに意味は複数あります、
家の整理
荷物の整理
お金の整理
気持ちの整理
です。

実家を片付ける「家じまい」

「家じまい」に最初に立ちはだかる壁はスバリ「片付け」なんです。

長年暮らし続けた家には荷物であふれかえっているんです。
おそらくそれはあなたの想像をはるかに超えた量なことは間違いありません。

家の片付けで「捨てる」ことは親にしかできないこと

親にしかできないこと
それは「捨てる」という作業なんです。
親が亡くなった後の荷物の処分は子供にとってはとても辛い作業なんです。
親がなにげなく買って使っていた物・・・
それは子供にとっては親と思い出の詰まった「形見」なんです、
しかし、この「形見」が困りものなんです。
親の荷物を処分する「罪悪感」は子供なら誰しも感じることであり、これが次の「子供がする家じまい」に大きな障害となるのです。
子供たちにとっては「捨てられない形見(ゴミ)」を出来るだけ少なく少なくしてあげることこそ子供にとってはありがたいことなのです。
残された子供のために親がする断捨離はとても子供にとっては助かるこのなのです。

子供にこんなつらい思いはさせたくないですよね?

家を売却処分する家じまい

売却処分も重要な「家じまい」です。
売却処分には
親の老後資金を確保するため
子供たち相続人の遺産分割で争いやもめないため
という点もあります。
参考:老後資金2000万円は親自身で確保すべき!子供はアテにならない
参考:なぜ親の家(実家)の相続がもめやすいのか?「住む!」vs「売る!」

家を解体取り壊しする「家じまい」

もし、空き家のままで放置しているとすぐに家は傷みます。
さらにはそれを放置していると空き家の維持管理費は馬鹿にならない金額に積み上がっていくものなのです。


でも、家の解体費用は意外と高額です。
ちょっとした家でも百万円単位になります。
そんな高額になる解体取り壊し費用の負担もよく兄弟姉妹たちでもめるポイントでもあります。

こんな「家」なら「家じまい」を考えよう

家じまい
最初は「そろそろ家じまいするか?」と考えだしてもほとんどの方が途中で挫折したり中断したりします。ですから「家じまい」を実現するために今一度「家じまい」の目的を再認識しておきましょう。

高齢の親も暮らしにくいし、子供も親の介護がしにくい「家」

私はこんな提案をしています。
参考:田舎の親をどうする?早めに実家を売却して引っ越し|呼び寄せがお勧め
なぜなら、親が若い時には住み慣れた我が家であっても、高齢になってくると意外と住み難い「家」となってくるからです。
駅から遠くて買い物にも行けない(高齢者の運転は危険です)
※地元の商店街はシャッター通り
古くてオンボロな家は段差や物が溢れていて危険
※高齢者の事故のほとんどが自宅で起こっています。

まや、親の介護をする子供にとても「介護しにくい家」ではありませんか?
車で30分以上かかかるのであればもうそれはりっぱな遠距離介護です。
今はまだ月に一度か二度の子供の助けでなんとかできても、すぐにほぼ毎日子供の助けが必要になります。

子供もいらない!相続したくない「家」

「この家くらいは子供たちに残してやろう」
そんなことを考える親も多いですが、それは「小さな親切、大きなお世話」なんです。
意外と子供たちは親の家なんか欲しくない!相続したくない!ものなんです。
特に都会へ出てしまった子供はもう田舎に帰ることはない場合がほとんどです。
しかも、家などの不動産は分け難い!もめやすい!遺産の代表なのです。
「お金」なら子供たちはきれいに遺産分割できます。

親がする「家じまい」のとは?

家じまい
親がする「家じまい」
子供がする「家じまい」
目的ややり方が微妙に違ってきます。

親が「家じまい」をする目的とは

親がする「家じまい」の目的は
「介護」や「相続」で子供に迷惑をかけないため
老後資金の確保のため
老人ホームには入らず、最後まで自宅で暮らす老後の実現のため
ではないでしょうか。

「介護」や「相続」で子供に迷惑をかけない

親なら子供たちに
自分の介護で迷惑はかけたくない!
遺産相続で子供たちに迷惑をかけたくない!
と考えるでしょう。

そのためには「少しは介護が必要になっても、老人ホームではなく最後まで暮らせる住まいとは?」を考えなければいけません。
子供たちが相続で「争わない」「困らない」ようにしておいてあげなっければいけません。

老後資金の確保

老後のお金は無いが家はある
そんな方が多いのも現実です。
りっぱなお家に住んでいるのに毎日の暮らしにも困っている下流老人の方がどれだけ多いことか?
「家じまい」を早めに行っていればそんなこともなかったのに?と思うような相談が後を絶ちません。

もし、認知症になどになってしまうともはや家は売るに売れなくなります。
参考:たとえ成年後見人を立てても家は売れない

豊かな老後の生活
手厚い介護
それらはお金に余裕があってこそ初めて実現できるものなのが今の現実です。

子供はアテにできない

悲しいかな、今の子供たちに「親を大事にする」という気持ちは薄れている?
そんなことを言うと叱られるかもしれませんが、「親の介護」「相続」の相談をたくさん受けている私にはそう感じざる負えません。

今の子供たちは
自分中心の考え方
お金と時間の余裕がない
のせいか、あまりアテにはならないし、してはいけないのです。

子供に裏切られた!というのは単なる親のエゴかもしれませんし、あなたの育て方に問題があったのかもしれません。
そんな悲しい思いはできれば防ぎたいものです。
親も子も余裕があればこそ仲良くできるのです。

最後まで自宅で暮らす老後の実現

老人ホームに実際に足を運んだことがありますか?
意外とそんな方は少ないはず?
老人ホームは正直 終の棲家として素晴らしいところだとは私には断言できないのです。
できれば、最後の最後 ギリギリまで自宅で暮らすことが一番良い老後だと思います。
そのためには今の家から引っ越しをしなければいけないこともあるのです。

老人ホームはすぐにボケるし早死にする?

そんな老人ホームになんかはいたらすぐにボケて早死にするがなぁ!
これは老人ホームの紹介をした親御さんから言われた言葉ですし、そういうことも少なからず現実にありました。
今の老人ホームはどこも特養化していて、要介護度の高い方ばかりです。
※要介護度の高い方ばかり入居させないと老人ホーム経営が成り立たなくなっている現実があります。
 まだまだ元気な方には居心地が悪いものなんです。

親も暮らしやすい介護されやすい!子供も介護しやすい「家」への引っ越し

親が行う「家じまい」の最大の目的は
親も暮らしやすい介護されやすい!子供も介護しやすい「家」への引っ越し
だと私は考えています。
適度な距離とバランスを保って親も子も自立した生活を出来るだけ長くおくることの実現ですよね。

①子供へ「家じまい」のことを相談する

まずは子供たちに「家じまい」のことを話さなければいけません。
なにより子供たちの協力は必須だからです。
自分たちの老後のこと
遺産相続のこと
なかなか話しにくいことではありますが、しっかりと向き合う時期なのかもしれません。
参考:【相続の話し合い】は法律と不動産に詳しい第三者を入れると良い

②「家」を片付ける

子供たちの実家の片付けを出来るだけ楽にしてあげるために思い切って処分できるものはどんどん捨てていきましょう。
また、おそらく次の住まいにも入りきれないと思います。
今現在で使っていないものは、おそらく今後使わない物ばかりです。

③老後の住まいを探す|中古マンションがおすすめ

老後の住まいを探すの大変です。
子供たちの協力を得ながら、じっくりと探していきましょう。
高齢者の住み替えのお手伝いをしている私は「中古マンション」へのお引越しをお勧めしています。
その理由は

交通至便・生活便利だから

マンションはもとから交通不便な所には建てませんし、それでは売れません。
おのずからマンションの立地条件は「交通至便」「生活便利」な場所です。

バリアフリーだから

平成に入ってから建てられたマンションはバリアフリーのことが良く考えられています。
特に私のお手伝いしたお客様はこんな点を喜ばれていました。
・トイレに行きやすい
・お風呂が入りやすい
・掃除がしやすい
(子供さんからの引っ越し祝いは平面でこそ便利なお掃除ロボット「ルンバ」でした)

近居の実現できる立地

やはり同居は互いのプライバシーもあり、同居ストレスからいつか衝突・爆発してしまうリスクが大きいです。昔から「スープの冷めない距離が良い」とも言われています。

笑顔の江本

私個人的には
「スープの冷めない距離では近すぎる?」
「もう一回温め直すのに時間がかからない程度にスープの冷める距離」
が良いと思います。



賃貸はデメリットも多い

「人生も残り少なくなっきているのにわざわざマイホームを購入しなくても賃貸で十分じゃないか?」
そんなご相談もあります。
でも、賃貸だと・・・

バリアフリー物件は少ない

いくら暮らしやすいバリアフリーだといっても、それで家賃が高く取れるとはいえません。
大家業もビジネスなので、そんなバリアフリーの賃貸物件は数が少なく限られています。

老人ホーム費用・入院費用と家賃も二重払いになったら?

縁起でもないことですが
・もし入院したら?
・もしどちらかが老人ホームに入所することになったら?
家賃とは別に入院費用や老人ホーム費用が二重の負担となります。

笑顔の江本

以上が親がする家じまいの注意点とポイントでした。
次は親が亡くなった後の「子供がする家じまい」を考えてみましょう

子供がする「家じまい」とは?

家じまい

親が亡くなった後、空き家の実家の「家じまい」を子供が行う場合を考えてみましょう。
具体的には
実家の片付け
実家の売却処分
実家の家屋の解体
です。

①まずは他の兄弟姉妹に「家じまい」のことを相談する

子供の誰かの独断専行はよく兄弟間の相続トラブルになります。
まず「家じまい」は周到な準備と根回しは必須です。

お金のことをタブーにしない

特に「家じまい」で実家の売却処分の場合は、その売却したお金の分割のことを曖昧にしがちです。
このあたりを曖昧にすると、兄弟みんなが疑心暗鬼になって「家じまい」の大きな障害になります。
まず、
実家はいくらくらいで売れるのか?
その売却代金はどうわけるのか?
このあたりは最初から大体のラインは決めておくことをお勧めします。
参考:相続する実家を無料で査定|いくらで売れるか?を調べないと遺産分割協議も始められない

実家の建物の解体費用でも軽く百万円は超えてきます。
それを「どう捻出するか?」「誰が負担するか?」もきちんと決めておかないといけません。

実家の片付けを行う

とにかく「家じまい」で一番大変なのが実家の片付けです。
忙しい兄弟姉妹間の日程調整をして、みんなが揃う日時を決めなくてはいけません。

物の整理と気持ちの整理

とにかく実家の片付けは「捨てる」が99%です。
「形見代わり」に持って帰っても置いておく場所もありませんよ。

親との思い出の品物を捨てるのは忍びない気持ちは私もよ~く理解できますが、それではいつまで経っても「家じまい」はできません。
倉庫・物置代わりに実家を放置するのはかなりコストの高いことをしていることになります。


子供たちといってもすでにかなりお年を召しているはずですから「体力「気力」があるのは今だけです。
とにかく頑張って実家の片付けをさっさと終わらせましょう。でないと次世代に大きなツケを回すことになります。

売却にも解体にも片付けは必要

実は多くの方がこの「実家の片付け」で「家じまい」を途中で挫折してしまう方が少なくありません。
でも、実家を売却処分するにしろ実家を解体してしまうにしろ実家の片付けは避けられない作業なのです。

参考:空き家の実家の解体費用は解体前の片付けでかなり安くなる
参考:実家の片付けはこんなに大変!挫折しないビフォーアフター動画付

なにより、実家の片付けもされていないお家を売却するのはかなり難しいことなのです。
マイホームを買おうとしている人はたとえいくら低い予算であっても「バラ色の将来」をイメージしています。
物であふれた散らかっているお家ではその夢をぶち壊してしまうものなのです。
参考:相続した空き家がいつまでたっても売れない7つの理由と原因

途中で挫折しそうなら、最初からプロの遺品整理業者に相談してみるのもお勧めです。

遺品整理業者のご案内

■ゴミ屋敷バスターズ 七福神
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「家じまい」せずに「家じまい」をする

家じまい

ここまで目を通されたのなら
「家じまいってかなり大変なことなんだなぁ・」
と少し気分が滅入ったかもしれません。
でも、わたしたち実家相続介護問題研究所では
「家じまい」せずに「家じまい」をするお手伝いもしています。

確かに少し安めの売却価格になってしまうのは否めませんが
実家の片付けはせずに残置物をそのまま
建物の解体をせずにそのまま
の売却のお手伝いをさせていただいていますのでお気軽にご相談してみてください。
参考:実家の売却|相続専門不動産会社の円満な実家売却のやり方

笑顔の江本

特に実家から遠く離れて暮らしている方からのご依頼が多いです。

「家じまい」の相談窓口は「介護」「相続」に強い不動産会社へ

家じまい
少し手前みそにはなりますが
「家じまい」のご相談がたくさんわたしたちにあります。
それは「家じまい」には、いろんなことは複雑に絡んでくるから、私たちがお役に立っているのかもしれません。

親は「老後」「介護」「老人ホーム」のこと

親からすれば
・老後のこと(お金・住まい)
・介護のこと
・老人ホームのこと
などいろいろと考えて「家じまい」を決断しなければいけません。

子供は「親の介護」「遺産相続」のこと

子供たちからすれば
・親の介護のこと(お金・遠距離介護)
・相続でもめないこと
などいろいろなことを考えて「家じまい」を決断しなければいけません。

だからこそ単純に
実家を売却する
実家を解体する
だけでない他の要素がたくさん絡んでくるのです。

笑顔の江本

そろそろ「家じまい?」と考え出したのならお気軽に私たちにでもご相談してみてください。
なぜならみんな「家じまいでなにが問題なのかわからない?」方ばかりです。
実家の売却のお値段のこと
相続の法律のこと
老人ホームのこと
などなどわかりやすくご説明いたします。
家じまいをするか?しないか?
はそれを聞いてよ~く考えた後でも遅くはありません。

空き家の建物解体で不安やお悩みの方へのご案内
空き家の解体工事は「どこに依頼すればいいのかわからない」「適正な価格帯がわからない」など不安がいっぱいですがいつかはやらなければいけない時期が来ます。とりあえず見積金額だけでも把握しておくことをお勧めします。

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