終活の大きな目的は、自分に万一のことがあった場合に
「子供たちには迷惑をかけたくない!」
「子供たちには手間はかけさせたくない!」

ですよね?

で、子供達が一番困るのが亡くなった親名義の預金口座の現金引き出しや解約なんです。



銀行・信用金庫・信用組合・郵貯などの金融機関の故人名義の
口座の解約手続きはかなり面倒で大変!

故人の口座は、勝手に現金の引き出しや解約などはできません。

で、それをしようとすると
・亡くなった親のオギャーと産まれた時から亡くなるまでの時系列でつながった戸籍謄本
・相続人全員の戸籍謄本
・銀行指定の解約届出用紙に記入して提出
(たとえ遺言書があったとしても相続人全員の署名と実印を要求されることも多い)
などなど時間と手間がかかります。

また、そのために司法書士や行政書士など手続きの専門家に依頼すれば費用も発生します。

また、まずその前にどの銀行のどの支店に口座があるかを調べるのも大変なんです。

最悪、めくらめっぽう各金融機関の各支店をめくらめっぽう当たって調査しなければならないこともあります。
もちろん窓口で簡単に回答してくれることはありません。
所定の用紙と相続関係を示す書類(戸籍謄本など)や実印・印鑑証明なども提出します。
また、残高証明や取引明細書の発行には時間と費用もかかります。





使わない通帳は解約

この機会にあまり使わない不要な通帳は解約して整理しましょう

年金の振り込み口座
NHK・ガス代・水道代・電気代の引き落とし口座
普段の生活資金を引き出す口座
など1人でたくさんの銀行口座を持っているのが普通です。

あなたにはそれが一番便利かもしれませんが、あなたが亡くなった後の手続きを考えれば早めに整理しましょう。



まず、持っている通帳やキャッシュカード・定期預金証券などを全て出す

一度、全ての口座の通帳やキャッシュカード、定期預金証券などを洗い出しましょう。

その上で、どの口座を残し、どの口座を解約するかを考えなければいけません。

特に昔に作った銀行預金口座は要注意

サラリーマンになって初めて作った銀行預金口座
ひょっとして今のお住まいの近所の支店ではないと思います。
転勤していれば、住まい関東で今も使っている都市銀行の口座は関西の支店
ということも多いです。
また銀行や信用金庫などは合併などで当時とは大きく変わってしまっています。
そのためにどの支店があなたの口座の管理をしているのかもよくわからないこともあります。
あなた本人が銀行に出向けばすぐにわかることなんですが、第三者(相続人)からすれば大変なこともあります。


預金口座の一覧表で整理しましょう

一覧表さえあれば、あなた亡き後でも相続人が遺産分割協議をするうえでの確認作業や書類作成の作業が大変スムーズに楽に行うことできます。

金融機関ごとにまとめて記載しておけば残された家族もわかりやすいです。

この一覧表は定期的に更新してくださいね。


そんなものを作ったら子供に相続財産がばれてしまって困る

親の遺産を当てにする子供は4人にひとりというアンケート結果もあります。
参考記事:
親の遺産をアテにする子供は4人に1人、自分達で使ってしまうとする親は半分以上

ですから、
『子供にはまだ相続財産のことを知られたくない!』という方もいると思います。

それでも、あえてお願いしたいのは
「銀行口座は整理して簡略にし、一覧表を作ってください!」
ということです。

残高など金額は記入しなくてもかまいません。
どこの銀行のどこの支店の口座の種類
(できれば口座番号があれば助かりますが、最悪なくてもかまいません)
それさえあれば後の相続手続きがどれほど助かることか!

この相続財産の調査把握が大変で時間と手間がかかりますし、
いくらの相続財産があるのかわからなければ遺産分割協議も進みません。



お葬式などの葬儀費用は予め現金で用意して、
そのことを家族にきちんと伝えておく

意外と知らない方も多いのですが、
銀行などの金融機関が口座名義人の死亡を知ってしまった時には

即座に預金口座の入出金はできなくなります。

これを故人の預金口座の凍結といいます。

この預金口座の凍結を解除するには、前述の手続きを経ないといけません。

ですので、予めお葬式などの葬儀費用は現金で用意して、
それを保管してあることや
あるいは誰か子供のひとりに預けておくことことも大事ですし
そのことを家族全員にきちんと伝えておかなければいけません。

こんな世知辛い世の中です。

葬儀費用を預けた!預かっている!いや預かっていない!
それは介護費用に使ってしまった!
など後でトラブルの元にもなりかねませんからね!