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親を老人ホームに入れたいがお金がない?
自宅で在宅介護を頑張ってきたがそろそろそれも限界に近づいてきて家族みんなの介護疲れもピークに?もう親には老人ホームに入ってもらいたいがその費用はどれくらいなのか見当もつかない?親の年金だけではそんなお金の余裕もない?
そんな悩みをもつ介護者も多いです。

親を老人ホームに入れたくてもお金が無い

もう自宅での介護も限界!?とはいえお金など経済的な余裕もない?!そんな状態で入居できる老人ホームってあるのでしょうか?

「特別養護老人ホーム」か「生活保護でも入居可の老人ホーム」もある

まずは特別養護老人ホーム(通称:特養)がありますがなかなか空きが無く、現実的に待ったなしの状況なら他の老人ホームを検討しなければいけません。

民間型介護施設の中には「生活保護の方でも入居可能な老人ホーム」もたくさんある

老人ホームもピンからキリまであります。失礼ながらこのキリに近い老人ホームもあります。ただ、そこには大きな割り切りも覚悟してください。
正直、それほど綺麗とはいえないかもしれません。
(といっても私にはそれほどひどいようには思えないのですが・・・)
正直、手厚い介護体制とはいえないかもしれません。
(といっても国の基準は満たしています。)
正直、交通便利な立地とはいえないかもしれません。
(といっても私にはそれを逢いに行かない理由にはしてほしくはありませんが・・・)

お金が無い人ほど老人ホームに高望みする
子供の誰もが親には快適な老人ホーム生活を過ごして欲しい?それは親の介護を他人に任せる罪悪感からかもしれません。それは経済的に余裕のある人も経済的に困っている方も同じだと思います。でも、正直 お金の無い方からの老人ホーム探しのご相談ほど難航するのも現実です。

親を老人ホームに入れる予算が少ない方ほど「遠い?」「古い?」「食事がイマイチ?」「介護体制が不安?」そんなクレームも多いのですが、失礼ながらそんな贅沢をいっていてはいつまでも老人ホームは見つかりません。ある程度は目をつぶらざるおえないのです。

泣く江本

しかし、「その条件では希望の老人ホームはありませんい!」ときっぱり言えればよいのですがなかなかそれも難しいです。

そんな贅沢さえいわなければ生活保護の方でも入れる老人ホームもあります

今は低価格帯の老人ホームでは稼働率など経営上の理由からかもしれませんが一定の割合まで受け入れる生活保護受給者枠を設定されている老人ホームもたくさんあります。ですので、いつでも必ず生活保護受給者も入居可というのではありませんが入れることは入れます。
※追記 先日生活保護受給額が減額されました。数千円とはいえギリギリの費用設定している老人ホームにとっては死活問題です。そのためかなり老人ホーム側も受入にシビアになってきたことにもご注意ください。

ただそうはいっても『入居一時金ゼロ・月額費用10~15万円程度の低価格帯老人ホーム』と『入居一時金数十万円・月額費用20万円~25万円の中級老人ホーム』ではかなり立地や介護体制も大きく異なるように私は感じています。ですので、その数万円をなんとかひねり出すことはできないのかなぁ?と私も心を痛めていますし老人ホームの相談者さまともこの点を徹底的にお話し合いをさせています。

老人ホームの月額費用を毎月の持ち出し額から考えてみる。


背に腹は変えられない生活困窮者ならいざ知らず、普通の方なら少しは親にも財産があるものです。そこのあたりをあまり悲観的にならずに冷静に考えて欲しいものです。

預貯金と年金だけで老人ホームに入居するシュミレーション

仮に一般的なケースで
・親の預貯金500万円
・年金15万円(遺族年金+老齢基礎年金)
・年齢84歳(夫は死別)
としてみます。

入居一時金150万円・月額費用25万円の老人ホーム

すると月額費用では毎月10万円の持ち出しですからこれを親の預貯金の切り崩しでなんとかするとすると入居一時金を支払った残り350万円ですから35ヶ月(約3年弱)しか持ちません。

入居一時金50万円・月額費用20万円の老人ホーム

すると月額費用では毎月5万円の持ち出しですがら入居一時金を支払った残り450万円ですから90ヶ月(7年半)は持ちこたえることができます。

親の財産状況をそれとなくでいいから把握しておくことが大事です

親を老人ホームに入ってもらっても、毎月の支払いが滞ってしまうと退去が勧告されます。またその費用を子供の誰かが負担しなければならず子供など介護者の家計に大きな影響を与えてしまいます。これが原因で兄弟姉妹間がギクシャクしてしまうのは親も本望ではないと思います。
それを回避するためにも、親がまだ元気なうちに?認知症などになる前に?おおよそでいいから親の経済的状況を把握しておくことが大事です。
親から子供の誰かが財産管理を任されたらその状況は子供たち全員の認識となるようにこまめに兄弟姉妹間で話し合っておくことも大事です。親の財産を間違って過大評価している子供がいることは少なくないのですよ!。


親を老人ホームに入れるタイミングとは?

ほんの数十年前までは「同居して子供が親の介護をするのが当たり前!」という時代でした。しかし、今は同居してまで親の介護を献身的にするという時代ではないかもしれません。

近居など近くに親を呼び寄せたり子供が親の近所に引越しをして親の介護をする
・定期的に通って親の介護をする
などなどいろいろなスタイルがあります。
両親が二人とも健在で老老介護の手伝いならこのスタイルも可能かもしれません。しかし、もしどちらかが先立って片親になってしまったらどうします?残った親自身も身体に衰えが見え始めたりしたり、いずれはそれも限界がやってくる時がきます。
その時が『親に老人ホームに入ってもらうタイミング』かもしれません。
ただこれはすごく辛い決断でもあります。できるならこのタイミングを1年でも1日でも遅らせることはできないのでしょうか?
ならば同居を決断して親を呼び寄せますか?呼び寄せるほどお住まいは広いですか?介護したくても夫婦共に共働きでは無理ではありませんか?

親が元気なうちに老後の住まいを考えることも大事

まだ元気な親
親の介護がもう限界になってしまっている状況では「もう老人ホームしかないな」みたいな選択肢もあまりありません。その時にあわてて老人ホームを検討してもなかなか良い結果にならないかもしれません。
歳をとりすぎていてはもはや引越しなどはかえってかわいそうともいえます。しかし、まだ少しでも元気があるうちに、体力があるうちに、環境の変化に耐えられるうちに老後の住まいを考えておけばこの老人ホームに入らなければsならないタイミングをかなり遅らせることも可能ではないか?と私は感じています。高齢でも暮らしやすい我が家、親も介護されやすい!子供も介護しやすい!そんな環境を将来に備えて考えておくことって大事ですよ。
私は「親が70歳を超えたら実家は売却して引越しをしなさい!」ということをお勧めしています。
でもなかなかみなさんご理解してもらえないんですけどね・・・(汗)


老人ホーム「どこに?」「どんな?」「いくらの?」だけでも調べておきませんか?
いつか介護の限界がきた時に慌てないために、予め老人ホームのことを調べておくことをおすすめします。
意外とそんな時にケアマネージャーがアテにはならないからです。
※系列会社の老人ホームしかすすめない。
※子供が親を呼び寄せる場合など地域が離れた老人ホームの情報は知らない。
※独立系ケアマネは老人ホーム内部の情報は知らない。(評判など)
※いろいろなタイプの介護施設の中から選ばせてくれない。
全国の老人ホーム・介護施設の情報を紹介している老人ホームポータルサイトです。
日本全国の地域別に
・どこに?
・どんな?
・いくらの?
老人ホームがあるのか簡単に調べられて便利です。
■「みんなの介護」



■「LIFULE介護」