介護・相続のトラブルで嫁のあなたは『義実家のお墓に入れない?』というお墓の問題にまで発展することもある

妻を義実家の墓に入れてくれない
突然の事故や病気で夫が亡くなった時、きっと義理のお義父さんやお義母さんはもちろん義姉や義兄、義妹や義弟たちも残された妻のあなたを不憫に思い慰めてくれると思います。
四十九日、新盆、一周忌、三周忌
そんな法事も滞りなく済ませるうちに次第に義実家との距離が大きくなってきてはいませんか?

夫というキーパーソンが亡くなればどうしても義実家とは疎遠になるものです

夫が亡くなって早十数年?
しだいに義実家との交流もなくなりがちではありませんか?
気がつけば何年も義両親とは会ってはいない?
そんな状況の方も少なくありません。
まあ、夫亡き後の自分たちの生活でそんな義実家のことを気にする余裕もなかなかできないものです。

今は100歳以上のご長寿さんも珍しくありません。
親より子供(といっても子供もかなりの高齢ですが・・・)が先に亡くなるということも珍しくはない時代です。
夫が亡くなってから義両親が亡くなるのが十数年後?ということもあるんです。

その間 義実家との交流は途絶えがに・・・?

亡くなってすぐには
四十九日
一周忌
三周忌
と法事や法要というイベントがありますが、一通り終わればだんだんと義実家との交流は無くなりがちです。
まして、夫の義実家が遠く離れたところであればそんなイベントが無くなってくると会う機会は一気に減ります。

夫が亡くなった後の義両親の介護は誰がするのでしょうか?

親子といっても所詮は義理の関係です。まして離れて暮らしていればなおさらですよね?
どうしても義両親の介護はやはりその実の子供、つまりあなたの義兄や義姉たちが介護の中心的役割を担っているのではありませんか?

しかし、ここで相続の問題の火種が発生します

もし義両親が亡くなったらその遺産は誰が相続するともいますか?
もちろん嫁のあなたには義両親の遺産の相続権はありません。
しかし、あなたの子供が代襲相続といって亡くなったあなたの夫の相続権をそのまま引く継ぎます。
この意味が変わりますか?
義父や義母の遺産をあなたの子供つまり孫が相続する権利を持つのです。
※まあ、遺言書があれば相続出来ないかもしれませんが、それでも遺留分は請求する権利はあります。

はっきり言いますね。
幼い子供の時ならたとえお年玉目当てであっても年初の挨拶に「おじいちゃん おばあちゃん あけましておめでとう!」なんて義実家に行っていたものでしょうがもうそこそこ年齢になればおじいちゃんやおばあちゃんにもなかなか会にはいってはいないのではありませんか?
実の孫ですらそんな状況ですから義理の関係の嫁のあなたならなおさら足は遠のくものです。
まして義両親の介護なんてできれば避けたいと思うのが正直な気持ちです。
だから、義両親が高齢になって介護が必要になっても出来るだけ見て見ぬふりをしたいものです。
夫が亡くなれば義実家とは疎遠になって親戚であって親戚ではない状況に陥っている方も少なくないのです。

高齢の親が亡くなった時、あなたの義理の兄弟姉妹たちは相続についてどう感じるでしょうか?
今 何歳になったのか?さえもうろ覚えな甥や姪が何十年も献身的に親の介護してきた息子や娘たちと同じ相続する権利であることに少なからず怒りや不満を覚えるのは当たり前かもしれません。
しかし、そこは民法できちんと法定相続割合が定められていますし下手に文句を言いだせば相続の手続きも進まなくなります。

そんな相続の不公平の怒りの矛先がお墓のトラブルの原因になる

「もう実家に顔も出さないあの甥や姪と十年以上も介護してきた私たちが相続する権利が同じだなんて納得できない!」なんて不満に思ってもそこは法律で決まっていることですから仕方りません。
いまは少しはと介護に対する特別寄与分も認められやすくなってきているように感じますがそれほど大きな評価はしてくれないと覚悟しておいた方がいいです。
特別寄与分の判決例!寄与分が認められても現実は所詮この程度です

そんな不満をぶつけるのにお墓の問題が出てくることがあるのです。
では、実際の義実家の介護や相続とお墓のトラブルの相談をお聴きください。

お墓の問題って話し合いでしか解決できないんですよねぇ

時々私の専門外ではあるんですがお墓の問題のご相談もあります。
それくらい介護や相続の問題とお墓の問題は結構密接な関係にあるんですね。

ご相談があっても祭祀継承については残された家族たちの話し合いで決めるもので法律で「お墓に入る権利はこうなっている」というのはないので解決はなかなか難しいのです。

笑顔の江本

だから相続でもめると「夫と一緒のお墓に入れない?」という事態も考えられなくもないことにご注意くださいね