大往生の義母の葬儀を家族葬にしました

家族葬
先日 義母が亡くなりました。
享年92歳の大往生だったと思います。
義父が亡くなって数十年 ずっと独りで頑張ってきました。
子供の誰かが同居するという形はとらず、ずっと独居でした。

泣く江本

私たち以外は遠く離れて暮らしており、生活の手助けは私たちができるだけのことはしたつもりでしたが私たちは共働きであるとともに両方それぞれ役職を勤めさせていただいておりかなりの激務(いつも休日返上当たり前?)につき義母には辛い思いをさせたかもしれません。
お義母さん、ごめんなさい


ただ、できるだけなにかしらのイベントを企画して義母を連れ出すようにはしていました。
お義父さんのお墓参りの道中にある回転すしも好評でした。
(格式高いお寿司屋さんより見て自分の好きなものを選べるし、
 なにより高齢で小食なのでそのほうが良かったみたい。)
笑顔の江本

遠く離れて暮らす義兄夫婦が大阪に来た時に義兄が
「おふくろ ご馳走するからなにか美味いものを食べに行こう」
と切り出すと義母は
「近所の美味しいうどん屋さんがあるから行こう!」
と義母が連れ出したのは近所の丸亀うどんでした。
オープンした時に何度か義母と一緒に行きました。
「おふくろ、丸亀なら日本全国どこでもあるよ!」
と義兄が苦笑したこともありました。
高齢になると意外とそんなところのほうが良いかもしれませんね。(笑)


台所の火の神様のお札をもらいに毎年清荒神にお参りの後の食事
(時々は不評を食らってしまいましたが・・・)
毎週 生活用品の買い出しも義母には大きなイベントだったと思います。
季節が変わり衣替えになるとスーパーの横の「しまむら」にもいっていましたね。
葬儀の準備に義実家に帰るとシマラーとも呼べるほど出て来る出てくるズボンばかりが何十着も・・・
まあお洒落好きな義母でしたし、なによりシマムラですから値段も安かったですから仕方ありません。
きっと娘とあーでもないこーでもないと広いシマムラの店内を歩き回るのも楽しかったかもしれませんからね。

笑顔の江本

また、社交的な義母は自ら積極的にデイサービスにも行ってくれていたので気持ち的には少し気楽でした。
離れて暮らす私たち子供にとって、本当にこれには助かりました。
お昼ごはんは介護施設で栄養管理されたものを食べてくれますし、なにより日中のさびしさもまぎらせてくれます。

そんな義母も数年前から認知症の兆候が目立ちだし、また体調を崩すことも多くなりました。
大きな手術(ガン・骨折)もしたり、腸閉塞などで入院も何度もするようになりました。
(その時は案の定 せん妄の症状が出てしまいました)
また実家で倒れていたこともありました。
(一定時間に室内で動きがないと連絡があるセコムの見守りサービスで早朝に警報連絡がありました。)
そんなこんなでいよいよ実家での独居生活も難しくなり、やむなく最期は特別養護老人ホームに入所してもらいました。
入所当初はいつも夕方近くになると荷物をまとめて帰り支度をしていたのには頭を痛めると共に「お義母さん ごめんね」と自責の念もありました。
そんな特別養護老人ホーム生活も1年を迎える頃 お義母さんはなんども体調を崩すことが多くなり、とうとう天国へと旅立って逝きました。

葬儀を家族葬にした理由

義兄や私たちで葬儀のことを話し合いました。
その結果、「今回は家族葬にしよう」ということになりました。

家族葬の費用が理由ではない

家族葬の選択するのに「家族葬のほうが一般葬より費用が少なくて済む」という方もいらっしゃるかと思います。
確かに家族葬ならば大体50万円くらいでおさめられるということも聞いています。
ただ、今回はそれが理由ではありません。
義母もきちんとお葬式費用は準備されていましたし、葬儀会社の互助会にもしっかりと満額まで積み立てられていました。
ですから今回かかった葬儀費用はそこそこの費用でした。なにより見栄っ張り?のところもあるお義母さんでしたからみすぼらしいお葬式ではあの世からクレームが参ります!
ある程度のりっぱなお葬式にしてあげたい気持ちもありました。

なにより地元近所の方と交流も無かった

90歳を超えての大往生の義母でしたが晩年はあまり地元近所のおつきあいもありませんでした。
回覧板も飛ばしてくれるよう自治会の方にもお願いしていました。
※当初は回覧板をお隣にまわしに行くのに私たちがわざわざ高速かっ飛ばして行っていたものです。(汗)
また、義母たちは田舎から出てきた方たちですからわざわざ遠い田舎から葬儀に参列していただくのも気が引けます。遠い田舎の親戚達も高齢ですしね。

もうほとんど近所付き合いや親戚付き合いも途絶えていた義母ですし、子供たちも遠く離れて暮らしてきました。
誰を呼ぶか?もわかりませんしお会いしても私たちもどう接してよいのか?わかりません。

義兄も私たちも一応会社を経営してきた立場上、ひとりでも葬式に呼び出たらどえらいことになる?

実はこれが一番大きな理由です。
私なんかが小さな小さな会社ですからたいしたことはありませんが義兄や嫁の仕事上のお付き合いのある方に葬儀のことをお知らせしたらきっと数百人単位になるやもしれません。
事実 お義父さんのお葬式ではすごいことになってしまったそうです。
葬儀参列者のためのパイプ椅子を隣の会場からあわててかき寄せた経緯もあったそうです。
特に義兄は日本全国規模での業務でしたので、日本全国から葬儀にかけつけていただくことは気が引けるという考えでした。

離れて暮らしてきた分、最期はしっかり一緒にいてあげたい

やはり寂しい想いをさせた分、最期はしっかりと親子の時間を共有したいという気持ちも大きかったです。


今は家族葬専用の葬儀ホールもあります

葬儀社の方に「今回は家家族葬でお願いしたいのですが・・・」とこちらの考えを伝えると
「こんな家族葬専用のホールもございます」とご紹介されました。
パンフレットを見て決めましたが少々不安もありました。

しかし、まだ幼いひ孫たちも葬儀参しますから大人しくしているとは限りません。
そんなことから家族葬専用のホールにて家族葬を行なうことに決めました。

葬儀当日 初めて家族葬専用のホールに行くと

本当に今は家族葬が多いんですね。
だからこんな「家族葬専用ホール」がたくさんできてきているのだと思います。

1組限定の貸切ですから気を使うこともありません。
どんな感じかというとこんな感じです。

貸し切り家族葬ホール和室
この和室で泊まれるようお布団も用意されていました。
貸切家族葬
もちろんキッチンもあり、さらには通夜で宿泊できるようお風呂まであります。
貸し切り家族葬リビング

家族葬にしてちょっと気になったこと

私たちみんなも生まれて初めての家族葬でした。
近親者だけですからめったに参列することはありませんからね。

で、私の個人的な感想は
お葬式というより法事という印象でした。
普通のお葬式しか知らない私でしたから、なにかちょっと物足りなさも感じてしまいました。
まあ、これは仕方ありません。
参列者も十名程度ですからね・・・・

家族葬にして良かったこと

やっぱり気兼ねしないで身内だけのお葬式だということです。
いろいろな葬儀参列者たちがいれかわりたちかわり通夜訪問されたり葬儀参列者への挨拶なども気をつかいます。
なによりお焼香の順番をどうする?とか弔電を読む順番?とかさまざまなことを普通葬儀では打ち合わせが必要なんですが家族葬ではそんな煩わしいことはありませんでした。
これもなにより楽でした。

十数年も交流なかった孫達も遠方から新幹線に乗って駆けつけてくれて、
この通夜と葬儀の二日間
じっくりと話す時間が持てたのも良かったです。
お義母さんには不謹慎だったかもしれませんが遺産相続の手続きも話し合うことができました。
普通のお葬式だとここまでしっかりと時間はとれなかったかもしれません。