お香典
訃報・葬儀の連絡が突然に入ってきて、慌てて参列の準備が必要になります。

香典の金額のこと
香典袋(不祝儀袋)の表書きの仕方
などの一般的な常識だけでも身につけておきましょう。

お通夜や葬儀(お葬式)の作法

受付をする前に、コートなどは脱いで手にかけておくようにしましょう。
真冬の寒い時期でもグローブ・手袋は手荷物などと一緒にクロークや一時保管ロッカーに預けておきましょう。

受付ではまずお悔やみの言葉を述べる。

「このたびはご愁傷様です。」
一般的にはこんな言葉が適当と言われています。

香典袋の渡し方

香典袋の渡し方は、香典をふくさからだし、そのふくさは手元に置いて香典袋の文字を受付の人に向けなおして差し出すようにしましょう。
その際、「ご霊前にお供えください」と一言添える方もいます。

葬儀参列者(会葬者)は名簿に住所・氏名などを記入します。

お通夜とお葬式の両方に参列したときに香典は?

お通夜にもお葬式にも参列するときに、お葬式の受付時には
「お供えは済ましましたので」
と一言添えて会葬者名簿に氏名・住所を記入しましょう。

香典袋(不祝儀袋)の表書きの仕方

香典袋の表書きの注意点

香典袋(不祝儀袋)の表書きは先方の宗教によって異なります。
先方の宗教がわからない場合には、どの宗教にも通用する一般的なものにするのがよいでしょう。

各宗教への対応

一般的には
黒白か双銀の結び切りの水引で、表書きには「御霊前」となっているものが
がほとんどの宗教に通用するものとされています。

仏式

白無為jか蓮の絵柄がある包みに、黒白の双銀の結び切りの水引きです。
表書きには
「御霊前」
「御香典」
「御香料」

などがあります。
浄土真宗の場合には、通夜や葬儀(お葬式)でも
「御仏前」
と書くそうです。

神式

白無地の包みに、双銀、双白、黒白の結びきりの水引きです。
表書きには
「御玉串料」
「御榊料」
「御霊前」

などがあります。

キリスト教式

白無地か十字架やユリの花などが印刷された包みを使います。
表書きには
「お花料」
「献花料」

などがあります。
また、カトリックでは
「御ミサ料」
などもあるそうです。

頭を悩ませる「お香典の金額」

香典袋
あくまで気持ちの問題ですから、いくら?という定めがありません。
だからこそ悩むこともあります。
故人・喪家との親交の深さや香典を渡す人の経済的社会的地位によっても違ってきます。
また、地方によっては相場にもかなり差があるそうです。
予め相談できる人がいればよいのですが・・・・
また、それほど親しくもないのに大きな金額のお香典は先方を困惑させることもあるのでそのあたりの気遣いも必要です。

一般的には5000円から1万円程度とされているようです。
※特に親しい友人や親戚なら1万円~3万円程度
また会社や町内会で金額が決められていることもありますので事前に確認しましょう。

香典豆知識

香典に新札を使わない理由

新札は予め用意していた?という意味にもとられるという理由から
「急いで準備をした」という意味からも古い紙幣を使うのが礼儀とされたいます。

香典袋の下に書く名前

妻が夫の代理でお葬式に参列する場合には
夫の名前の左下に「内」という文字を小さく入れてます。
会社の上司の代理であれば「代」という文字を入れます。

お香典に関するまとめとポイント

香典は通夜か告別式に参列するときに持参します。
お通夜とお葬式の両方に参列する場合には、どちらか一方に渡せば結構です。
香典の一般的な金額は5000円から1万円程度
特に親しい友人や親戚の場合は1万円から3万円程度
香典を持っていくときはふくさに包みます。
バッグから直接出すのは失礼にあたるとされています。
会社や町内会で金額が決まっていることもありますので、事前に確認をする。
お香典にはあまり多すぎる金額をするのはかえって失礼にあたる。
お香典に新札は避けましょう。
もし新札の場合は一度折ってしわをつけましょう。

最後に動画で復習しておきましょう。