さまざまな事情で血縁関係の薄い身内を介護しなければいけないこともあります。
身寄りのない方をせっかく介護してあげても、その方の親戚筋から遺産隠しを疑われることもあるから遺産相続は親切心も通じないこともありますから気を付けてくださいね。
介護

長年身寄りのない夫の叔母を介護してきたのに、
その叔母の前夫の子供から遺産隠しを疑われている

いろいろなご事情ある高齢者もたくさんいます。
たとえば今回のご相談の場合、介護する身寄りもいない夫の叔母を介護等面倒をみてきたのですが、その叔母は何度も結婚してきた事実があります。
昔の方は戦争で夫と死別したりして、再婚相手に子供がいたりして創造関係が複雑なことも多いんですね。
そんな場合、意外な方から相続の権利を主張されたり遺産隠しを疑われてしまうこともあります。

今回のことから学ぶポイントをまとめてみましょう。

再婚相手の子供は養親縁組していないと法律的な親子関係ではない(法定相続人ではない)

これは意外と多いケースなんです。
夫婦として入籍しても互いに連れ子がいる場合はしっかりと考えてあげましょう。

夫婦は入籍すれば相続人となります。(しかも法定相続割合は1/2です)
もし、そんな場合に互いに連れ子がいたとします。
たとえ、異父兄弟・異母姉妹であっても長年同じ屋根の下で暮らしていれば本当の兄弟姉妹のような関係にもなっているでしょう。
そこで、夫が亡くなった場合
法定相続人は妻と夫の子供だけであり、妻の連れ子は亡くなった夫との養親縁組がされていなければ法定相続人ではありません。
逆のケースもありました。
夫が妻の連れ子と養親縁組をしていて、妻が夫の連れ子と養親縁組をしていなかった場合
互いに連れ子がひとりづついた場合
まず夫が亡くなった場合は相続割合は
妻50%
夫の連れ子25%
妻の連れ子25%
その後、妻が亡くなった場合
夫の連れ子0%
妻の連れ子100%

まあ、いろいろなケースもありますが養子縁組していないとその方の法定相続人にはなれないということだけ知っておいてください。

亡くなった方の遺産を調べるのは難しい

これは本当に難しいです。
まして法定相続人でもなければ現実にかなり故人の遺産を調べるのは本当に大変なんです。

だから、介護するなら遺産相続のこともしっかりと考えておかないといけない

私はいつも『介護と相続はワンセットで考えてくださいね!』と口を酸っぱくしてご提案しています。

確かに最初からお金の話などするのも気が引けますが
法定相続人は誰と誰か?
それぞれの法定相続割合は?
今の財産はどれくらいあるのか?
(これからの介護はいつまで?どれくらいのお金がかかるのか?)
最低、そのあたりはしっかりと把握しておくべきだと考えています。

わからなければお気軽に相談してみてくださいね。

できればその方のお考えをしっかりと意思表示してもらう
(遺言書が一番なんですが、それが無理ならエンディングノートでも?)

そこまでしないと介護するほうも報われる介護なんて実現できませんからね。