離れた親の見守り|ポット・カメラ・ロボット・サービス・スマホアプリ
田舎で離れて暮らす一人暮らしの高齢の親
何かあってもすぐに駆け付けることもできない都会で暮らす子供にとって不安の種です。
そんなニーズは高齢化社会の今、すごく高まっています。
仮に脳梗塞を発症した場合でも今は血栓を溶かす良い薬が開発されていますが、それも発見するまでの時間が勝負と言われています。(2時間以内だと後遺症もないらしいです)
そんな話を聞くとますます田舎で暮らす老親のことが心配になりますよね。
そこで、一人暮らしの高齢者の見守りについて考えてみましょう。
今は文明の利器や多種多様な見守りサービスもあります。
高齢の親の状況や費用によっても変わってきますが、なにかご参考になればうれしいです。
離れた親の見守り|見守り湯沸かし電気ポット|象印のCMと料金
親がお茶を飲もうと急須にお湯を入れると子供にメールが入る?
そんなユニークさが受けています。
こんなCMご覧になったことがあるのでは?
個人的には古い方のこっちのCMが大好きですが・・・(笑)
象印湯沸かし見守り電気ポット料金
そこで気になる料金ですが
初期設定5000円(税別)
月額料金3000円(税別)
wifiなどの設備は不要の無線システムなので設置工事は不要。
ポットを置くだけで、すぐ使えます。
「敬老の日」「親の誕生日プレゼント」に良いかもしれません。
参考:サービス内容・料金について | みまもりほっとライン | 象印マホービン株式会社
でも、「あまりお茶を飲まない親?」や「夏場はやっぱり冷たい麦茶?」という場合は困りますよね。
離れた親の見守り|スマホアプリ
今は高齢者でもスマホを持っている方も少なくありません。
ただスマホは持っていても使用する機能はほとんど電話だけ?という親も多いはず。
なぜならスマホアプリなんて使いこなすことは高齢者には少しハードルが高いせいかもしれません。
でも、こんな高齢者見守りスマホアプリもあるので知っておいてくださいね。
あんしん365(アンドロイド)
高齢の親のスマホにインストールしておくと
①設定した時間(1日3回まで)にアラームが鳴り、画面のボタンをタップするように指示が出ます。
②タップされたり、またはされなかったりすると予め指定した連絡先にメールが届きます。
こんな感じです。
無料ですし、毎日電話連絡も忙しくて煩わしいしという親子には向いているかもしれません。
>>安心365
お元気ですか(iPhone)
安心365はタップするだけなので少々情報不足かもしれません。
もう少し詳細な状況を知りたい子供もいるはず。
しかし高齢者にはスマホにタップして文字入力するのにはかなり大変です。
そこでこんな見守りスマホアプリもあります。
「家にいる」「外にいる」「助けが必要」など8種類のボタンをタップするだけで子供にメッセージが送れます。
例えば
「家にいる」⇒「元気がない」⇒「助けが必要」
とタップすれば
「家にいて、元気がなくて、助けが必要
というメッセージに変換されて子供のメールやSNSに送られます。
毎日決まった時間に通知する機能もあり、生活習慣の一部として取り入れることができると子供も安心できます。
>>お元気ですか
若い人には簡単な操作ですが、そもそもこんな簡単なスマホの操作もできない高齢者のほうが多いかもしれません。そこで高齢で一人暮らしの親がスマホを操作することは潔く諦めてもらうのもいいかもしれません。
でも、一人暮らしの親にスマホを持たせると子供が安心できることもたくさんあるのです。
Life360
電話連絡、スマホアプリ操作もしてくれそうにない?
親がそんな高齢者ならこんなGPSスマホアプリもあります。
もしかしたら徘徊防止対策にも使えるかもしれませんね。
親子で相互の位置情報を共有するアプリです。
もともとは子供の見守り用スマホアプリのようですが高齢の親の見守りにも使えます。
「緊急ボタン(ヘルプアラート)」をタップすると設定された連絡先全員に位置情報が送信される緊急通知機能もあります。
>>Life360-子供の見守り (iPhone)
>>Life360-子供の見守り、家族と位置情報共有アプリ(アンドロイド)
格安スマホにも同じ見守りサービスがあるものも出てきた
わざわざ「ほとんど使わないかもしれない?」そのために高額なスマホを購入するのはかなりのリスクもあります。
そんな方にはツタヤさんンが提供している格安スマホToneはいかがでしょうか?
上記のLife360のサービスのような【Toneファミリー】というサービスもあるようですから・・・
このほかにもさまざまな機能があります。
子供の見守り用の機能は親の見守りにも応用ができますからうれしい機能もたくさんあります。
詳しくはこちら
>>高齢者向けの安心機能満載 TSUTAYAのスマホ 【TONE】
まだまだ元気な親ならこの程度の見守りでも安心かもしれませんが、
「少しボケ(認知症)が始まったかも?」
「毎日どんな暮らしをしているか心配だ?」
という方にはこんな見守りカメラもよいかもしれません。
離れた親の見守りカメラ・ロボット
今はどんどん技術も進歩してきています。
こんな高齢者見守りロボットも続々登場しています。
※Wi-Fi設備が必要か不要で値段も変わります。
まあ、子供ならこんなおもちゃみたいなのも喜ぶかもしれませんが高齢でプライドの高い親からすれば少々抵抗があるかもしれませんね・・・
ソニーからはこんな見守りカメラも登場しています。
ちょとこれではなかなかイメージが湧きにくいかもしれせんので違うCMもご紹介しておきます。
高齢の親がうまく使いこなせてくれれば大変役に立つものなのですが・・・
ただどちらもちょっと価格が高い(13万円程度)ので導入はご慎重に・・・
bocco(ユカイ工学)
最近は少子化(ひとりっこ)母子家庭や夫婦共働きで子供の見守りにも心配な親御さんも増えてきました。
そこでたくさん見守り商品も開発されてきています。
この子供用見守り用の商品はいろいろ高齢の親の見守りに応用できそうなものがたくさんあります。
たとえばこのBoccoもそのひとつかもしれません。
価格も3万円程度
「敬老の日」や「親の誕生日」のプレゼントにもよいかもしれませんね。
うまく親の見守りに使えればと思ってご紹介してみました。
ペット型ロボットも親の見守りに使える
最近ではハイテクのペット型ロボットを高齢者の見守りに使えるようになってきています。
これなら監視を嫌がる親も子供から見守りをされていることすら気が付かないでしょう。
【90歳のおじいちゃんとラボット(LOVOT)の奇妙な共同生活】
ただ隣で寄り添っているだけ・・・
それがめっちゃくちゃ快適な距離感なんです。
【家族が語る!ラボットの見守りの感想】
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
相続した不動産の売却から介護・老人ホームの相談までワンストップ解決
介護用おすすめ見守りカメラ
今は防犯用やペットの見守りのためのネットワークカメラもたくさん世に出回っていて、これを介護用見守りカメラに応用できます。
少し認知症や要介護度が高くなってきた高齢者の見守りにいかがでしょうか?
定点カメラなのでこんな見守り方になります。
いくら見守りが必要な親といっても最低限のプライバシーもありますから設置場所には配慮も必要ですよね。
また暗闇の夜間撮影も気を付けないといけません。
おすすめの介護用見守りカメラもご紹介しておきますね。
I・Oデータ Qwatch 11,000円 (税込)
スマカメ2 ローライトPoE 13,948円
見守りカメラ Beseye 20,061円
Wansview 1080P FHDドームカメラ Q6 8,900円
1080P 200万画素 WiFi IPカメラ ワイヤレス屋内カメラ 防犯/監視カメラ ペットカメラ ベビーモニター ベビー/老人/ペット見守り 動体検知 双方向音声 暗視撮影 警報通知
パナソニック 屋内スイングカメラキット 26,000円
少々値が張りますが天下のパナソニックです。
ネット環境なしでも使える見守り用カメラ
意外と高齢の親が暮らす実家にはネット回線がないことも多いです。
わざわざ親の見守りのためだけでネット回線を引くのもちょっと持ったいんばいですよね。
そんな方にはネット回線なしでも使える見守り用カメラもあることも知っておいてください。
ネット回線費用やWEBカメラの価格を考えたらこっちのほうが安上がりです。
詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。
それぞれの介護用見守りカメラにも長所や短所があります。
実験的に安価なものからやってみるのもいいし、思い切って最初から高いものを使ってみるのもよし
ただwi-fiの問題や少々ネットに詳しい方向けです。
ただ、個人的には次の高齢者見守りサービスを利用するのが一番現実的かもしれませんね。
やはり人間対人間が一番ですもの・・・
その分 お値段は少々かかりますが・・・
高齢者見守りサービス
高齢者見守りサービスのご紹介もしておきます。
訪問介護サービスも親の見守りに使えます
見守りサービスとは少し異なりますが、要介護認定を受けている親なら介護サービスを利用してもらって常日頃から離れて暮らす高齢の親の状況を知ることもできます。
ただ、この介護サービスってサービス内容が事細かく決められていてすごく融通の利かないサービスでもあります。
別途料金になりますが介護保険適用外のサービスもうまく利用してみてくださいね。
とにかく「離れた親の見守り」の問題でお金で解決できるならそれを用意する話し合いを
できることならやはり
「子供が親の介護をするのが一番良い!」
「親の介護はできるだけ楽にしたい!」
のが一番だと思います。
小手先の親の見守りでは根本的な問題解決はできません。
でも、それができないからみんな困っているのです。
お金で解決できるものならお金で解決するのもよいと思います。
でも、そのお金をどこから捻出しますか?
遠く離れて暮らしているのなら、親の呼び寄せもそろそろ考えなければいけない時期かもしれません。
田舎の高齢の親に会いに帰省した時『親父も歳をとったなぁ・・』と気付くかもしれません。 電話があれば、「体調が悪い」「いつ帰って来るんだい!」といつも愚痴ばかりを言ってくる親に『そろそろ親の介護も考えないと?』と感じるかも …
そんな悩みをお持ちの方から弊社にもたくさんご相談があります。
すぐには解決できない難しい問題ばかりですが、時間をかけて解決するお手伝いもしています。