告別式のマナー

かくいう私も一般常識には自信がありません。
父や母の葬儀の時には、葬儀社さんにお任せきりでした。
その後 私も仕事柄 よく取引先や友人の告別式に参列させていただくのですが・・・・

いやあ、間違いだらけでした(汗)

あまり、神経質にならなくてもかまわないのですが
やはり世間体の事もあります。
必要最低限の告別式のマナーは覚えておかないといけませんね。

告別式に参列した時の作法のマナー(焼香・香典など)

告別式 マナー

告別式での
ご焼香の仕方など、2回?3回?
数珠を持つのは右手?左手?
無宗教の告別式の場合、焼香の代わりに献花があります。
この献花の場合はどうするの?
お香典の渡し方はこれでよかったのかな?
香典袋は「ご霊前?」「ご仏前?」
なんてふと疑問がでることもあります。
作法がわからなくて
「先にしている人をじーーーっと観察しておく」
こともよくありますよね?
最初の人が間違えていたら、
その後の方も連続してずーーと間違った作法でしていた?
なんてこともあります(笑)
わかりやすい動画もありますのでご紹介しておきます。

「こんな非常識な人はおらんやろぉ」と思うなかれ
現実にはいらっしゃるんです。

そのほかに
お通夜と告別式両方 参列する場合 記帳は両方にするの?お通夜かお葬式の片方だけ?
寒い冬の時期はコートを着たままでも良いの?
とか・・・・?
いろいろありますけどね・・・

もう一本、告別式のマナー動画をご紹介しておきますね。

実は私も焼香時にはまず最初に親族や参列者に一礼していたのですが正しくなかったのですね。(汗)

告別式やお通夜での服装のマナーについて

まずは服装について

男性の服装のマナー

    男性の葬式の服装の基本

  • ダークスーツ(ジャケット着用)
  • 白シャツ(色物は避けるべき)
  • 黒のネクタイ
  • 黒の靴下
  • 黒の靴

ただ、お通夜と告別式ではすこし異なるところもあるのでご注意下さい。

お通夜の場合

急な訃報を聞いて急いで駆けつけるのがお通夜ですので
喪服ではなく「地味な平服」でも失礼にあたらないと思います。
逆にそれが普通です。
遺族の方でさえ急なことで喪服を着ていない場合もあります。

しかし訃報を聞いて半日~1日ほど時間があるのであれば、「喪服(略式喪服)」で伺うほうがよいでしょう。

男性のお通夜の服装の基本
  • 黒、グレー系のダークスーツ(ジャケット)
  • 白シャツ(色物は避けるべき)
  • 黒のネクタイ
  • 黒の靴下
  • 黒の靴

男性の場合はこの服装で通夜に伺えば大丈夫だと思います。
最悪 緊急で通夜に参列する場合は、常識的な範囲であれば多少のカジュアルな服装でも致し方ないですができるだけ派手な服装は避けたほうが最低限のマナーです。

後で他の親戚筋から
「あの人 誰の知り合い?」
なんて後ろ指をさされたら、せっかくのお通夜の参加もお知り合いの顔を潰しかねませんからね・・・・

葬儀・告別式

お葬式(葬儀・告別式)での服装は、通夜の時の服装(地味な平服)と同じでも喪服でなくても問題ないといわれています。
ここでいう平服とは、礼服(礼装)ではなくても良いという意味で普段着のことではありませんのでご注意を。
ただ、通夜や告別式共に伺う時は、黒いネクタイをしておくほうが良いかもしれません。

服装の注意点

スーツはシングルでもダブルでもかまいません
シャツは白が基本で、柄物は避ける
ネクタイは黒無地が基本で、結び方に決まりはありません
ネクタイピンや胸ポケットのハンカチは身に着けないのがマナー
靴下は黒無地が基本で、柄物は避ける
靴は光沢のない黒が基本で、スエード、金具が付いている物は避ける
殺生を連想させる毛皮のコートは避ける

結婚指輪(婚約指輪)・腕時計(派手でない物)以外のアクセサリーは基本的に避ける

喪章は遺族などの関係者が付けるもので、一般会葬者は付けません

女性の服装のマナー

では女性のお葬式やお通夜の服装マナーはどう考えればよいのでしょうか?

通夜

急いで通夜に伺う時は「地味な平服」で問題ありません。

ただし告別式・葬儀に参列せず通夜のみにしか伺わない場合
訃報を聞いて時間的余裕がある場合は、
「喪服(略式喪服)」で伺っても問題ありません。
最近はそのほうが一般的です。

・黒、紺、茶などの地味なスーツ、ワンピース
・黒の靴
・黒、または肌色のストッキングを履く
・肌の露出は避ける

葬儀(お葬式・告別式)

葬儀、告別式に参列する場合は、「喪服・地味な平服※」で、基本的には通夜の時の服装と同じでかまいません。
※平服とは、礼服(礼装)ではなくても良いという意味で決して普段着ということではありません。

服装の注意点

スーツ・ワンピースは地味でシンプルな物を
メイクは派手にせず自然な感じで、マニュキアも目立たない程度なら可
髪の毛の色は黒が望ましく、スッキリとさせる

アクセサリーは結婚指輪(婚約指輪)以外は身に着けないのがマナーですが、
パールのネックレスを身に着ける場合は1連の物を
(2連の物は重なることを嫌う弔事では厳禁です!)

夏でも肌を露出させる服装は避ける

素足ではなく必ずストッキング(黒色・肌色)を履く

香水は控えることがマナー

バック小物類は最低限の小さく地味な布やカーフの物が基本で、
殺生を連想させる製品は避ける

「ミュール・サンダル」などの靴は避け、エナメルなどの光沢のある靴は避ける

殺生を連想させる毛皮のコートは避ける

光沢のある物は身に着けない

子供の服装のマナー

子供の葬式での服装子供が「通夜・葬儀・告別式に」参列する場合の服装は、
学校の制服がある場合はその制服が基本です。

男の子

学校の制服でない場合
・黒、紺、茶などの地味なジャケット
・白シャツ
・黒のネクタイ
・黒系の地味なズボン
・黒、白の靴下
・光沢のない黒い靴

女の子

学校の制服でない
・黒系の地味なワンピース
・白のブラウスに黒のスカート
・黒、白の靴下
・光沢のない黒い靴

いかがですか?意外と「へぇーー!」というところもあったのでは?

笑顔の江本

ただ、地方ごとに慣習なども異なりますので、あくまで一般的なマナーとしての情報です。