意外と頭を悩ませる仏壇の置き場所

いまの住宅事情を考えればお仏壇の置き場所にも頭を悩ませます。

高齢の親の介護を考えてのリフォームや二世帯住宅の建築を考えているのなら
ぜひ仏壇の置き場所にも一工夫してください。

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仏壇、マンションに調和…リフォーム時に専用スペース
仏壇を、洋室中心のマンションの部屋に調和させて置く工夫が広がっている。リフォーム時に専用スペースを設けたり、小型の家具調仏壇に買い替えたりすれば、雰囲気を損なわない。

 京都市の医師の女性(55)は昨夏、子供の独立で夫婦2人暮らしになったのを機に、85平方メートルのマンション室内を全面リフォーム。その際、北側の子ども部屋を和室にして、仏壇スペースを設けた。

 それまでは、仏壇(縦55センチ、横40センチ、奥行き40センチ)をリビング脇の部屋に置いていたが、「間に合わせの場所で、何となく申し訳ない気がしていた」と振り返る。

 子ども部屋には、室内に出っ張った柱と壁に挟まれた空間(幅約60センチ、奥行き約44センチ)があり、そこに仏壇を収めた。仏壇の色に合わせた仏具の収納棚や、仏壇の照明に使うコンセントを設けた。見た目もすっきりし、「イメージ通り。先祖も落ち着いたのではないか」と、女性は喜ぶ。

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棚の中にもすっきりと収まる「A4仏壇」
 女性宅のリフォームを担当した、大京エル・デザイン(東京)の香門奈穂さんは、「近年、マンション居住者が間取り変更などにあわせて、専用の仏壇スペースを設ける例が増えています」と指摘する。

 手法は様々。壁面収納の棚の一角を仏壇が収まる大きさにしたり、リビングの拡張にあわせて専用のカウンターを設けたり。押し入れの改造や壁面の凹凸の活用など、既存スペースを有効に使うと費用を抑えられるという。

 マンション生活の情報サイト「マンション・ラボ」が今年5月、マンション居住者約3200人を対象にした調査では、仏壇の購入時に注意した点(複数回答)として、「省スペース」(56%)がトップ。「デザイン」(33%)、「インテリアとの調和」(32%)が続いた。

 サイトを運営する担当者は「スペースを極力取らず、室内の雰囲気になじむことが重視されている」と見る。

 こうしたニーズを反映して、仏壇自体の小型化、デザインの多様化も進む。

 手元供養用の商品を製造、販売するインブルームス(静岡市)は2013年から、本体の木枠と飾り棚などをセットにした「A4仏壇」を取り扱う。A4サイズの大きさで、本棚に収めたり、キッチンカウンターに置いたりできる。5万円(税抜き)から。

 仏具の企画、販売を手がける八木研(大阪市)の直営店「ギャラリーメモリア東京銀座」では、壁掛けタイプの仏壇が好評だ。

 木材やステンレス、革などを素材にした全10種の商品の奥行きは約15~20センチ。扉の開閉も、観音開きに加え、スライド型や跳ね上げ型があり、コンパクトさを追求している。20万円台のものが売れ筋という。

 同店の鈴木孝子さんは、「家具選びと同様、置き場所や、壁、床の色など、室内の状況をイメージしながら選ぶとよいでしょう」とアドバイスしている。
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(2014年12月15日 読売新聞

今はお墓を作るよりも手元供養がもてはやされています。

遠くにあるお墓よりも、毎日一緒にいながら暮らしたい・・・・

そんな風に考える親も増えてきています。

またりっぱすぎるお仏壇は、狭い住宅事情の中では大きな空間を独占してしまいます。

そこで、こんな仏壇も登場しています。

なんとA4サイズのコンパクトなお仏壇です。

A4仏壇
仏壇A4

詳細は下段の関連記事参照

ちょっと斬新過ぎて、お父さんやお母さんは驚くかもしれませんが・・・・