義両親の介護のために夫から二世帯同居を迫られたら
あなたはどうしますか?離婚まで考えますか?
どんどん弱っていく夫の両親ですから、
旦那さんも
「そろそろ親と同居も考えないといけないのかなぁ・・・」
と考え出しているかもしれません。
そんな夫の考えを相談された時に妻のあなたはどんな決断をしますか?
しばらくは口もきかない冷たい夫婦関係になってしまうかもしれません。
でも、それって現実によくおこっている問題です。
妻が義両親の介護のために義両親を同居まで決断するには
それなりの判断材料を提示しなければいけません
「介護はきれいごとではできません!」
と私は常日頃口をしょっぱくしてお話しています。
誰もイエス・キリストやマザーテレサさんみたいな心の広さなんで
持っていないものです。
だから、妻が夫の義両親との二世帯同居を決断するにはソロバン勘定して当然では無いでしょうか?
介護の苦労(小) < 将来の相続(大)
この数式が成り立ってこそ妻も夫の義両親との二世帯同居生活が決断できるかもしれません。
そこまでしっかりと考えないと、これからの長い義両親の介護や同居の気苦労に見合うものではないのです。
でも、夫にすれば問題山積です。
相続のことも親や兄弟姉妹との話し合わなければいけません。
親との同居や介護を考えるなら、
相続のこともワンセットで考えましょう!
ええ、それがどれだけ難しいものか?
気が重いものか?は私もわかっています。
でも、それが一番の対策に間違いはありません。
「まだまだ親が元気なうちに、親や兄弟たちと相続の話をするなんて・・・・」
と夫のあなたにとっては気の思い現実だと思います。
でも、それはこれからの奥様の介護の苦労を考えれば避けては通れない問題なのです。
そのためには親の遺産がどれくらいあるか?どんな風に遺産を相続するか?きちんと話し合わなければいけません。
義両親との長い同居生活や介護生活が終わったときに奥様にとってどんな状況が待ってくれているのか?
それをきちんと伝えなければいけません。
まして、ただの漠然としたイメージだけでは説得力も無いし実現性も信用できません。
なぜなら、私はそんな相続トラブルばかり見てきたからです。
親がいなくなったら、子供たちみんなが好き勝手なことを言います。
人は自分のしたことは過大評価し、他人のしたことは過小評価します!
だから、きちんと遺言書まで書いてもらうか?(これが一番ベターだけど)
それが無理なら他の兄弟姉妹の前でしかりと親からそのことをはなしてもらわんばいといけません。
そんなお手伝いを私も行っています。
あなたの自宅や実家まで出向いて行うプライベート相続ミーティング
間違っても「俺の親と同居できないなら離婚だ!」と妻に迫ってはいけません!
いまだに亭主関白を貫き通して
「俺の親と同居できないなら離婚だ!」
と妻に迫ってはいけません!
今の時代は介護離婚なんて珍しくないのです。
そして、三行半を突きつけられた夫ほど親の介護には役に立たないのです。
※これは介護を経験した息子の私が実感しました。娘に比べ息子は介護には役に立ちません。
だから、慎重に・・・慎重に・・・・
まるで腫れ物に触るように親との同居生活を切り出さないといけません。
それでも私は親との同居・二世帯住宅建設には少しネガティブに考えています。
二世帯住宅を始めたら、もう後戻りはできません。
くれぐれも慎重に決断してくださいね。
⇒介護・相続の話もろくにしないで二世帯住宅・親と同居するなんて失敗確実!
いつか介護の限界がきた時に慌てないために、予め老人ホームのことを調べておくことをおすすめします。
意外とそんな時にケアマネージャーがアテにはならないからです。
※系列会社の老人ホームしかすすめない。
※子供が親を呼び寄せる場合など地域が離れた老人ホームの情報は知らない。
※独立系ケアマネは老人ホーム内部の情報は知らない。(評判など)
※いろいろなタイプの介護施設の中から選ばせてくれない。
全国の老人ホーム・介護施設の情報を紹介している老人ホームポータルサイトです。
日本全国の地域別に
・どこに?
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