介護度の認定は訪問調査から

介護保険を申請すると訪問調査員が利用者のいる自宅などに訪問して
本人の心身の状態の調査をします。

訪問調査員

介護認定訪問調査
・市区町村の必要な研修を受けた職員
・委託を受けた指定居宅介護支援事業者、指定介護保険施設に所属しているケアマネージャー(介護支援専門員)





訪問調査では、約80近い調査事項があります。

この介護認定の訪問調査は介護度認定の基になりますから
うまく上手に調査を受けなくてはいけません。




介護度認定の訪問調査を上手に受けるコツ

要介護認定のための訪問調査では、
利用者からの情報提供も非常に大事です。
ケース別にポイントをまとめてみました。


一人暮らしの場合

質問事項を事前に読んでおいて
受け答えのリハーサルをしておくことをお勧めします。

また調査事項の中で動作の質問において
「できる」という同じ答えであっても
調査では「どの程度できるのか?」を調査するので
実際にその動作を行ってみると正確に伝えることができるでしょう。

遠くに住んでいる身内や親戚が訪問調査に同席する場合は
調査前に予め一日程度は一緒にすごし
起床から就寝までのなかで困っていることは何か?
をきめ細かく具体的に把握しておく必要があります。



痴呆がある場合

介護度の認定は、介護度認定時間によって算出されます。
※これはコンピューターのよる一次判定用の目安で、実際の介護に要する時間と異なります。

調査では【介護の内容】【介護に要する時間】の二つを具体的に伝えることが重要です。

【常時見守り】が必要で目がいつも離せないような場合には
「なぜ目が離せないのか?」という理由
そのために家族などの介護者が現在「どんな対応をしているのか?」
ということをきちんと説明しておきましょう。

見守りの頻度、時間、距離、経過についての日ごろの介護について
メモなどがあればよりベターです。
そのほうがより正確に訪問調査員に伝えることができるからですい。


具体例

具体例を挙げて説明しておきますね。

徘徊について

NG:「どこへ行ってしまうかわかならのので不安でしょうがありません!」

GOOD:「転倒や交通事故を防ぐために◎時間ほど本人の後をついて回っている。」


食事介助について

NG:「いつも家族が食べさせています!」

GOOD:「飲み込みがうまくできないようなので、スプーンで少しずつ口に運んで食べさせています。そのために1回の食事について、およそ◎分程度食事介助の時間が必要です。」

不潔行為について

NG:そこらじゅうを汚しまわって、困っています。」

GOOD「自分の汚物をいじることがあるので、トイレには必ず付き添っています。
その後始末の世話をすべてしています。
1日◎回程度はトイレに行き1回につき◎分ていど時間がかかっています。」



特記事項が要介護度を決める大きな判断材料になります。

どうして、このようなことをお話しするかというと
特記事項が要介護度判定に大きな影響を及ぼすからです。

たとえ一次判定で要介護度が低く判定されても、
二次判定で特記事項が考慮され要介護度のランクが上がることも珍しくないのです。

特記事項では、利用者本人の状況を具体的に記入することになっています。
また、本人や介護者にかんする家庭の事情なども具体的に伝えておく必要もあります。

これは、「介護者がいない場合の要介護も考慮にいれることができる」という見解もあるからです。

認定調査票の特記事項の項目

1、 麻痺・拘留に関する項目についての特記事項
2、 移動等に関連する項目の特記事項
3、 複雑な動作等に関連する特記事項
4、 特別な介護等に関連する特記事項
5、 身の回りの世話等に関連する特記事項
6、 コミュニケーションに関連する項目についての特記事項
7、 問題行動に関連する項目についての特記事項
8、 特別な医療についての特記事項




その他、介護認定の訪問調査に注意点について

訪問日は変更可能です

介護認定の訪問調査では、調査員が突然訪問してくることはありあmせん。
予め時間や日時の指定があります。

訪問調査の予定日に本人の状態がいつもと異なる場合には、訪問日の変更を申し出ることができます。
(休に体調を崩してしまった。無理をして元気そうに振舞っている等)


訪問調査には家族が立ち会う

訪問調査の際には、本人の日常生活の状態を良く知っている家族や親戚、近所の人が立ち会うこともでき
この立ち会うことは非常に重要です。

調査では
「できます」or「できません」
身体的疾患が
「ある」or「ない」
といわばYes Noで答えるスタイルなので
高齢者が単独で訪問調査を受けると良く考えずに
「できます」とか身体的疾患は「ない」
と答えてしまうこともあります。

また、高齢者はお客さん(訪問調査員のこと)が来ると
とかく張り切って元気に振舞ってしまいがちです。


客観的な判断材料を用意

介護を受ける本人も前では、同席している家族も発言できないこともあります。

本人のプライドを傷つける調査事項もあるからです。
(例:トイレ介助や痴呆のことなど)

こんな場合は、日頃の「介護の状態」を記載したメモを調査員の資料として手渡すことも良いと思います。

「介護日誌」などつけていれば、これは非常に有用な資料になります。


できるだけ具体的な表現で説明しよう

質問には
「◎◎ができないので▲▲するのに非常に苦労している。」
という風に、より具体的に答えることが大事です。

本人が言いにくい、説明しにくい場合には
家族などの介護者が具体例盛り込んで
日頃感じていることを伝えることが大切です。


訪問調査でどんな質問をされるのか?不安ですよね?

介護認定の訪問調査に備えて予め訪問調査票に目を通しておきましょう。

介護認定の訪問調査表はこちらでご覧ください