あなたの姉妹の誰かが離婚して実家に出戻ってきたなら、将来遺産隠しされる可能性が大きくなりますから、すぐに親の財産を把握しておきなさい

離婚して実家に戻った姉が遺産隠し

もしあなたの実家がお金持ちなら?つまり相続税がかかるような遺産があるのなら余りこの心配はしなくてもかまいません。
ずばり相続税の基礎控除である3000万円+法定相続人×600万円をはるかにこえる財産を親が持っているなら遺産隠しは簡単にはできません。
なぜなら国税庁・税務署が目を光らせていますから、遺産隠しは脱税というりっぱな違法行為であるからです。
しかし、多くの方の親はそこまでの財産はお持ちでないと思います。
現実には相続是申告が必要な方ってせいぜい7%(100人中たった7人)程度と言われていますから多くの方に相続税の心配は不要なのです。
しかし相続税の心配がなくても相続トラブルはたくさん発生していることも知っておいてくださいね。

兄弟姉妹の誰かが親と同居していれば必ず遺産隠しの疑念ができるし、事実たくさん起こっています。

親が亡くなった後で親の遺産の内容を調べることは意外と難しいです。

では現実の実例をお聴きください。

まずは本当に遺産隠しをしたのか?その事実関係をしっかり確認しないと、兄弟姉妹間の仲が悪くなるだけです

親にしても盆暮れにちょこっと顔を出すだけの遠く離れている子供より一緒に暮らす子供の方が情が移るかもしれません。
また、同居している子供にとっても「私が親の介護の面倒をずっと献身的にみてきた!」という自覚もあるかもしれません。
そんな事情を考えて、やはり「この遺産相続のことは納得できない」という相続人もいることでしょう。
しかし、現実にはそんな遺産隠し(まあ、多少の金額は目をつぶるとして・・・)といえるほどのものではなかったということも多いのです。
でも、少しでも芽生えてしまった「遺産隠ししているのでは?」という疑念はそう簡単に払拭できるものではありませんよね?

まずは親が生きているうちに親の財産の概要だけでも調べておくことが大事

親の財産で気になるのは実家などの不動産と預貯金だと思います。
親の実家などの不動産は、勝手に名義変更はできません。
きちんと相続人全員の実印と署名のある遺産分割協議書を作成しないと登記名義は換えられません。
相続登記をするためには必ず各相続人に協力が必要なのであまり心配はしないでいいと思います。

しかし、一番多いのが現金や預貯金です。
もちろん銀行などの金融機関は預金名義人が死亡したことを知るとその銀行預金口座は凍結され引き出しもできません。
ですがそうそう銀行も預金名義人の死亡までなかなか把握していないものです。
また、親が亡くなる前の生前中に子供の誰か(親と同居の子供や財産管理を任されている子供の誰か)が預貯金を全額引き出してしまうこともあります。
まあ、お葬式にかかった費用を考えてもなにかおかしい?
そんな疑念を持ってしまったら親の死後でも銀行に残高照明や取引履歴を調査依頼することはできます。

しかし、問題はそれがどの銀行の?どの支店か?
これがわからないと調べられないのです。

ですから、親の取引銀行取引支店を把握しておくことは遺産隠しを調べるのに重要なことも知っておいてくださいね。

遺産隠しを追及するかどうか?はとりあえず調べられることは徹底的に調べてからにしてください

とかく外野の人(相続人ではない相続人の妻や夫など)が相続に関して口を出してくるものでして、そこには誤解や勘違いも多いものです。
下手にそのことを鵜呑みにして遺産隠しを疑うと兄弟姉妹間の関係が崩壊してしまい修復不可能になってしまいます。
ですから本人に遺産隠しを追及する前に調べられることは調べてからの方が得策です。

逆を言えば、親と同居している子供は他の兄弟姉妹から
遺産隠しを疑われやすいのでご注意ください

お金が絡むと人間は目の色が変わってしまいます。
だから、遺産隠しというあらぬ疑いをかけられぬよう日頃からそのあたりもしっかりとご注意くださいね。

高齢の親の財産管理を誰かに任せている方の相続トラブル