一度、始めたら親との同居・二世帯生活をやめることは難しい
私は親との同居・二世帯住宅を安易に始めることはあまりお勧めしていません。
なぜなら、今の若い世代と(といってもかなりのご年齢ですが・・・)高齢の親の世代
かなり価値観やライフスタイルにギャップがあるからなんですね。
そのために、
一度始めた親との同居生活を解消する
ということになることは珍しくはありません。
でも、それはそう簡単にはいかないのです。
私のもとにもよくある相談なのですが、
「子供の名義で建てた(購入した)二世帯住宅を売りたいが
親が出て行ってくれないの!」
というのも結構たくさんあるご相談です。
「嫁の私をとるか?お義母さんをとるか?
はっきりしてよね!」といわれる旦那さんはどう答えればよいのでしょうか?そんなことをお嫁さんから言われる世のだんな様のお気持ち
心中お察しいたします・・・
親の土地に建てた子供名義の二世帯住宅
嫁姑問題がこじれてもはや修復不可能な状態(これはどこにでもあるケース)で
子供たちが飛び出していってしまった。
でも、そこには重くのしかかる住宅ローンと賃貸暮らしの家賃の二重払いが待っています。
1年や2年ならまだしも、これからずっととなると家計を圧迫するのは目に見えています。
では、実際の
夫名義の家に住む義母が出て行ってくれないので売却できない!
というお悩みの方からの相談をお聴きください
よくあるご相談なのですが、法律的問題ではないかと思うのですが・・・・
こればかりはいくら私が不動産屋であっても、その前に話し合いを親子で子供たち同士で話をつけてもらわないとどうしようもないのです。
もちろん法律的には子供名義あれば売却は可能です。
またよくある相談は親名義の土地に子供が住宅ローンを組んで二世帯住宅を建築された場合
建物だけの売却は難しいのです。(借地権の問題)
そんな、こじれにこじれた親子関係は互いに意固地になりがちです。
もちろん家庭裁判所に調停を申し立てて、解決を図るもの方法ですがそこまでするのもちょっと・・・
だから、私は親との同居よりも適度に離れて暮らす近居というものをお勧めしているんですね。