老人ホームの費用捻出
親の介護が限界になった時にいよいよ老人ホームも選択肢に入れなくてはならない時期が来ます。
しかし、そこで問題になるのが
「親の老人ホーム入居費用の捻出をどこからする?」
という問題です。
正直、親の年金だけで老人ホームを入れることは難しいですし、もしそんな老人ホームが見つかっても後悔してしまう可能性が高いです。
では、老人ホーム費用を捻出するにはどうすればよいのでしょうか?
親のの老人ホーム費用捻出には結局はこの5つしかありません。
 親の年金だけで入れる老人ホームを探す
「親の年金」+「親の貯金を切り崩し」で老人ホーム費用を捻出
 子供たちが共同で親の老人ホーム費用を負担しあう
 相続の時に遺産から清算することを他の兄弟たちに約束させて子供の誰かが立て替える
 親の家を売ってでも老人ホーム費用を捻出する
しかありません。
しかし、どれも大きな障害やデメリットがあります。

① 老人ホーム費用捻出は親の年金だけでにおさまる介護施設を探す

老人ホーム費用は親の年金だけでにおさまる介護施設を探す
私も老人ホームの紹介をしていますが一番多いご要望は
「とにかく親の年金だけで入れる老人ホームを探してください」
というご相談です。
だいたい親が貰っている年金は15万円~20万円程度かと思います。
確かにその範囲で入れる老人ホームもたくさんあります。
しかし、15万円~20万円というのは決して高級老人ホームとは言えません。
私もピックアップしてご紹介して現地も内覧してもらうのですが、まずみなさん気に入ってもらえません。
「遠い!不便!」
「古い!汚い!」
「雰囲気が悪い!」
なにかしら納得できない老人ホームばかりなのです。
一番の解決策は特別養護老人ホームですが、現実には空きがなく入りたくても入れません。

しかし、背に腹は代えられない!親をる老人ホームに入れることを考える時はいつも緊急事態です。
どうしても親の年金だけで賄える老人ホーム費用にするならある程度は目をつぶってしまうしかありません。
もし親に手厚い介護を老人ホームに期待するなら、それなりの費用は覚悟しておく方が良いと思います。
それが子供にとって一生の後悔になる可能性もあるからです。


すべての老人ホームがこうとは限りませんが、虐待事件も多く発生しているのも現実です。

②「親の年金」+「親の貯金を切り崩し」で老人ホーム費用を捻出


一番多い親の老人ホーム捻出は
「親の年金」+「親の貯金の切り崩し」
というパターンです。

でも、意外と困るのが親の貯金が思ったよりも少ないということが多いのです。
せっかく得た退職金も住宅ローンの完済に使ったり、リタイア前の生活スタイルを続けた結果貯金はほとんど残っていない?ということも少なくありません。

子供の教育費金や結婚資金で貯金が無くなっている親

実は子供のあなた自身が原因で親の貯金が少なくなってしまった?
そんな心当たりはありませんか?
子供や孫への教育資金援助
子供や孫への結婚資金の援助
マイホーム購入資金の援助
あなた自身が「親に貯金がない!」と嘆く前に今までかじった親のスネのことも思い出してくださいね。

平均寿命がどんどん伸びている

今は90歳どころか100歳のお年寄りもゴロゴロいる時代です。
退職リタイアしてからもう何十年も経っていれば、老後の生活が年金だけでは足りず貯金の切り崩しでほぼ預貯金が底をついてしまっていることもあります。

「年金」+「5万円の貯金切り崩し」で何年老人ホーム費用を賄えるか?

突発的な入院費用は別として多くの方の老人ホーム費用の捻出パターンは
「親の年金」+「毎月5万円の貯金切り崩し」
が現実的な老人ホーム費用の捻出ラインではないでしょうか。

5万円×12ヵ月 = 年間60万円
10年老人ホーム(85歳~95歳まで入居したとして)の費用の貯金切り崩しは600万円になります。
これ以外にも「おむつ代(月1万円)」とか「医療費」「入院手術費」など目に見えないお金や突発的なお金がかかってきますから、余裕のある貯金がないと不安です。
老後資金2000万円必要というのはあながち間違ってはいないようにも思う私です。

③ 親の老人ホーム費用捻出で子供たちが負担しあう


親に老人ホーム費用がない以上、子供がそれを負担しなければなりません。
そこで兄弟姉妹が話し合いを持つことになるでしょう。
しかし私の経験上
「親の介護に口は出すが金は出さない」
という兄弟たちがどれだけ多いことか・・・(汗)

都合の良い時だけ
「それは長男が出すのが当然」
という弟や妹が多いのも事実です。
特に外に嫁いだ娘からすれば義両親の老人ホーム費用を夫に負担してくれ!とはなかなか言い出せないものです。

泣く江本

しかし、相続の時にはみんな同じ相続権を主張するので困ることも多いです

そんな兄弟姉妹が親の老人ホーム費用を出し渋るのも理解できます。
なぜなら子供たち自身も自分の老後に大きな不安があるからです。
まして若い世代はドライな親子関係が当たり前で自分の子供たちが子供のあなたの介護を献身的にする期待もできない時代です。
親だけでなくその子供たちも自分で自分の老後を守るためにはお金に頼るしかありません。
そんな老後の不安を抱えている子供にとって親の老人ホーム費用の負担はできれば免れたいものです。

こんな映画もあるくらい老後資金問題は大きな社会問題です

子供の誰かが負担した老人ホーム費用など親の介護のお金が遺産相続の時に清算できないこともある

実は老人ホーム費用の援助など子供の誰かひとりが援助した親の介護費用などが遺産相続の時に清算できないこともあります。
悲しい現実ですが
「それはそれ!(介護)これはこれ!(遺産相続)」
そんなケースもたくさん私は見てきました。

毎月5万円援助していた兄と親の世話をしていた妹の異なる言い分


私は相続専門の不動産会社ですが実際に遭遇した兄と妹のトラブルでこんなケースがありました。

遠く離れて暮らす兄と親の近所で暮らしていた妹の平等な相続の勘違い

地元を出て遠くで暮らす兄
親の近所に嫁いで親の面倒をみていた妹
高齢になった母親の老人ホーム費用に兄は毎月8万円援助していました。
そんな母親も7年後にお亡くなりました。
兄が援助したのは「親の家もあるし、相続した後に売却して清算できる」と考えていました。
私に相談があって無事にご売却の運びとなりました。
「ザ・昭和」という築古オンボロの建売住宅のご実家の売却価格は1200万円でした。
無事に契約は終わったのですが残金決済前に兄妹間で争いになりました。
売却代金は兄と妹で半分ずつ平等にという当初の話し合いでした。

お兄さんは今までの援助してきたお金(8万円×12か月×7年=約600万円)を差し引いたもの
1200万円-600万円(今までの援助してきたお金)=600万円
兄 900万円 妹300万円という認識でした。
しかし妹さんは
兄600万円、妹600万円の平等な分け方という認識でした。

兄:「おいおい、今まで俺は毎月おふくろの老人ホームの費用を援助してきたじゃないか!その分は返してくれよ!」

妹:「お兄ちゃんはお金を援助してきたっていうけれど娘の私は老人ホームに入った後もいろいろと大変だったし、それまでの介護も大変だったのよ!もっと多く貰ってもいいくらいなのに!」(涙)

結局は兄も妹も同じ600万円ずつで決着しましたが、兄は妻に「実家を売ったお金で清算できるから」と説明していたので夫婦喧嘩になったそうです。

笑顔の江本

兄弟姉妹間で話し合いにくいのが遺産分割などお金の話ですが曖昧ウヤムヤにしているとこんな誤解が生じますのでご注意ください。

④ 相続の時に遺産から清算することを他の兄弟たちに約束させて老人ホーム費用の捻出で子供の誰かが負担する


親を老人ホームに入れなくてはならない?
それはよほどのことだと思います。
そして、親にすぐに換金化はできないけれど財産がある場合もあるでしょう。
よくあるのが「金は無いが家はある」ケースです。
そこで、兄弟姉妹の中で経済的に余裕のある子供の誰かがとりあえず親の老人ホームの費用を援助をして、相続発生後にその援助した分を清算する方法もあります。

ただ、これにはさきほどお話ししたような兄弟姉妹間の勘違いも起こる可能性もあります。
このあたりは兄弟姉妹なんで話し合ってのことですが、やはりただの口約束でもあり100%保証されるものではありませんからご注意ください。血を分けた兄弟姉妹で一筆書くというのも変ですし、なによりまだ親の財産ですから相続前の親の財産を子供がどうこうするというのもまたおかしな話です。あくまで信頼関係でしかありません。

また、きちんとその不動産の市場相場価格を確認しておかなければいけません。
思ったよりも実家の査定価格は低いものです。

⑤ 親の家を売ってでも老人ホーム費用を捻出する

親の家を売ってでも老人ホーム費用を捻出
私自身はこの「親の老人ホーム費用の捻出のためにh親の家を売る」ことが一番ベストな老人ホーム費用捻出の方法だとは考えております。
いつまで老人ホーム費用の援助をしなければならないのか?
親の家の市場相場価格の変動がどうなるか?
はだれにもわかりません。

ただ親がもう重い認知症であれば親の家を売ることは難しいのも事実です。
また実家の片付けも大変です。
なにより自分たちが生まれ育った実家がなくなることに他の兄弟姉妹たちが感傷的になって反対するかもしれません。
それでも私は「親の介護は親のお金ですべき」とたくさんの相続とラブルをみてきて実感しています。

まず老人ホーム費用捻出で悩んでいる子供たちがすべきこととは?

老人ホーム費用捻出で悩んでいる子供たちがすべきこと
親の老人ホーム費用の捻出で頭を抱えている子供たちはなにをすべきなのでしょうか?
それにはまず以下にことをして欲しいと考えています。

① 親の財産状況を把握する

親の年金はいくらなのか?
親の貯金はいくらなのか?
親の家はどれだけの市場相場価値があるのか?

関連記事
参考:親の財産の調べ方|貯金など遺産隠しを防ぐ方法はないのか?
その中で「どれくらいの老人ホームが妥当なのか?」を判断してください。
参考:親は年金をいくらもらってる?親への仕送りも子供にはきつい負担

② 老人ホームを実際に見て回る

老人ホームは実際に現場を観てみないと実態はわかりませんし、百点満点の老人ホームなんていくらお金があっても無理なものです。
後悔しないためにもまず実際に老人ホームを見に行ってください。

老人ホーム選びで役に立つおすすめ老人ホーム紹介会社

自分で探さなければならない老人ホーム探しで役に立つのが老人ホーム紹介会社です。
老人ホーム会社はたくさんありますが、定評のある老人ホーム会社も紹介しておきますので気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
もちろん相談や紹介は無料で費用もかかりません。
老人ホーム会社にもいろいろ特徴があります。
何社かおすすめの老人ホーム紹介会社をご紹介しておきます。
とりあえず老人ホームの情報やパンフレットの収集にお役に立ててみてください。

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利用者さんの感想もご紹介しておきます。

とりあえずご相談だけでもしてみてはいかがでしょうか?




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老人ホーム費用捻出はすべてのことを調べてから


私のほうに「老人ホームの費用がない!」というご相談も少なくありません。
しかし、その多くの方がなにも調べていないのです。
・親の年金
・親の貯金
・親の家の市場相場価格
・相続の法律
・実際の老人ホームの実態と費用相場
などなどこれらがわからないと老人ホーム費用の捻出なんかできません。

たとえ自分たちが相続できる遺産が減ってでも親の老人ホーム費用を捻出できますか?

とてもりっぱなお家に住んでいるのに?
「親を老人ホームにいれるお金があません」
という方がどれほど多いことか・・・

親の家に同居している兄弟がいたり、親の財産管理をしていて自分たちが相続できる遺産は一切減らしたくない?
そんな子供たちも多くて少し寂しい気持ちもあります。
でも親を老人ホームに入れることは子供にとって罪悪感を覚えざるえませんし、もしかしたらそのことがや一生の後悔になることもあります。