母親の危篤の連絡

危篤の連絡は、
基本的に家族と一緒に看取ってほしい親族や友人だけ
にしておきましょう。



病院

突然 入院中の父親や母親の危篤の連絡が病院から

「お父さん(お母さん)の意識が低下しています。すぐにお越しください!」
そんな連絡が病院から来たら、どれだけ家族は慌てふためくことでしょう。
そんな時、何をはじめにすべきなのか?
みなさん、気が動転してしまって思いもつきません。

病院へ駆けつけることと同時に身内に親の危篤を知らせる

「一刻も早く駆けつけたい!」
それこそ信号無視やスピード違反を犯してまでも駆けつけたい気持ちになると思います。

こんな状態で、
「誰に危篤の連絡しておけばいいのだろう?」
と正常な判断などできません。

予め、万一のことを想定して、
危篤の通知をする相手の範囲と連絡先を決めておきましょう。

こんな時にこそ、お嫁さんや旦那さんがしっかりと対応してくださいね

いくら「親」といっても「義理の親」と言ってしまえば失礼かもしれませんね。

しかし、自分の夫(妻)や親が危篤の時に正常に入れる妻(夫)や子供などいません。

ショックでうろたえている夫(妻)の代わりに気丈に立ち振る舞っていただいて
サポートしてあげてください。

病院で看取るのは少人数の家族だけにしておきましょう。

病室
本人の妻や夫
その子供や孫あるいはひ孫
最後の臨終の場に立ち会うのはこの範囲でとどめておくべきではないでしょうか?

もう少し広げるのならば、
本人と仲の良かった兄弟姉妹や親友など
一緒に看取ってほしいわずかな人にだけ連絡すれば十分ではないでしょうか?

病院の病室はそれほど広くはありません。

狭い病院の病室
あるいは
ICU(集中治療室)かもわかりません。

そんなところに十人も二十人も入ることはできないのです。

なにより
最後の看取りの時間だけは
大切な家族と静かに過ごしてほしいからです。



遠方の親族への連絡は慎重に

今後の通夜やお葬式。葬儀のことを考えれば、
遠方の親族にもなにかと準備が必要になります。

連絡をもらって、急いで駆けつけ
そして
通夜やお葬式・葬儀のために再度とんぼ返りをしなければいけなくなる。

そんなことも配慮してあげてくださいね。

本人との交流の度合いなどケースバイケースなので、一概には言えないのですが
ご家族やごく親しい関係の方以外は
通夜やお葬式の日程などが決まってから連絡を入れたほうがよいかもしれません。

くれぐれも交通事故などは起こさぬように

「親の死に目にも会えないなんて・・・」

そんな気持ちで慌てて駆けつけるため
交通事故を起こしたりなどしたら、
それこそ故人の想いに反してしまいます。

明らかに臨終の場には間に合わない?
そんな時にはくれぐれも落ち着いて行動してくださいね。

母親や父親が急に自宅で倒れて危篤に陥ってしまったら?

母親や父親が急に自宅で倒れて危篤に陥ってしまったら

現在の日本では病院で亡くなる方がほとんど(約8割)なのですが、
老人ホームなどで亡くなる人10%
自宅で亡くなる方約12%
というデータもあります。

参考記事:在宅介護・看護は不可能なのか?(自宅での看取りについて考えてみる)

予め
「最期の時は自宅で迎えたい」
と準備している場合はまだしも、
突然の脳梗塞や心筋梗塞などで
自宅で危篤に陥ることもあります。

そんな時には注意が必要ですから、どこか頭の片隅でも
置いておいてくださいね。


最期の時を自宅で迎える覚悟をしていて容態が急変したら

容態が急変したら、すぐに主治医に連絡して自宅に来ていただきましょう。

夜間や休診日などで主治医に連絡がつかない場合は
救急病院に連絡を入れなくてはいけません。

既に
呼吸が止まっている・・・
脈も止まっている・・・
そんな死亡がわかっている場合でも
勝手に本人のご遺体を動かしてはいけません。
医師が死因を特定するまではそのままにしておきましょう。
独断で勝手にご遺体を動かしてしまうと
後で、混乱を招く可能性もあるのです。

いずれにしても
自宅で最期の時を迎える場合は
予め万一のことを想定して主治医とよく相談しておいてください。

今は終末期医療についても様々な考え方があります。

自分らしい「最期の時」の迎え方があります。

まさしく私の提唱しているエンディングノートに関係することです。
もしよろしければエンディングノートについてもご興味を持っていただければ嬉しいです。

母親や父親が急に自宅で倒れて危篤に陥った時の注意

高齢者にはいつ何時、倒れてしまうリスクがあります。

脳梗塞や心筋梗塞など
昨日までピンピンと元気だったのに
あっという間に亡くなってしまうこともあります。

突然、昏睡状態に陥ったら
すぐに119番に連絡をして救急車を呼ばなければいけません。

発見した時に気が動転してしまって
なにがなにやら状況が理解できなくなってしまうこともありますが、
事は1分1秒を争います。

まず、119番などの連絡をしなければいけません。

ただ、エンディンノートにはこれらに関する質問事項もあります。

ですから、予め本人の意思や考え方、死生観も理解しておいてください。


最近 問題の高齢者の孤独死について

誰にも看取られずに
ひっそりと亡くなっていた・・・

誰もいないところで
誰にもわからず
独居老人など高齢者の孤独死が社会問題化しています。

こんな場合は、
警察が検視を行いますので、警察の指示に従ってください。
※検視・・・殺人など事件性の有無や変死、または変死の可能性がある遺体を調べること

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