墓参り
昔と違って今は長男は受難の時代です。
なんでも平等が当たり前の今の世の中ですが都合の良い時だけ「お兄ちゃんが長男だからね!」なんて長男の義務や責任を押し付けられることも少なくありません。もちろんあなた自身も長男としての自覚もありますからその「責任感」と「不公平感」の間でひとり悶々とされているのかもしれませんね。

長男だからといって遺産を多く相続できない時代

長男

昔は家督相続といって代々長男が家や財産を一手に引き継ぐのが当たり前でした。
それはさまざまな事情や理由があったからかもしれません。

田分け者(たわけもの)の意味

真偽は別としてこの「田分け者(たわけもの)」の由来の話を昔聞いたことがあります。
「このたわけものがぁ!!」
と言われたら
「この大バカ者がぁ!!」
と同じ意味ですよね。
ではなぜ「たわけもの」が「大バカ者」の意味なのか?
それは昔日本は農業国家でした。
そこでは遺産相続などの代替わりの際に田んぼを子供たちが平等に分けると本業の田がどんどん小分けにされて農業自体が成り立たなくなりますす。ただでさえ狭い日本の国土です。農業自体もある程度の規模があってこそ成り立つものですからね。
そこで「田を分けるもの」⇒「田分け者」⇒「たわけもの」⇒「大バカ者」
というのが言葉の由来という話を聞きました。
まあ、曖昧な私の記憶ですから真偽は確かではありませんが筋は通っている話です。

その代わり長男には「親の介護」「お墓・仏壇などの祭祀継承」など大きな責任と義務もありました

家や田畑など代々の遺産をすべて長男が引き継ぐのですからその代わりといってはなんですが長男にはそれに付随して大きな責任と義務が伴っていました。
それは「親の介護」であったり「お墓や仏壇などの祭祀継承」です。
ぼくも古いタイプの人間ですからこのあたりはやはりベースの考えになっています。
それが当たり前として育ってきましたからしかたありません。

今は長男だからという理由だけで遺産が多く相続できる時代ではありません。

長男がすべての遺産を相続する?
そんな時代はもう昔に終わりました。
今時、そんなことを言うとこんな風にたしなめられてしまいます。

「もめごとになって調停にでもなれば家庭裁判所の調停委員がたしなめてくれますよ!」
そんな風に弁護士の先生も話されています。
長男のあなたがたとえ親の介護などでかなりのご苦労されてきたたとしても実は特別寄与分を認めてもらうのも難しいのが現実なのです。

しかし、長男の「責任」と「義務」はいまだに残っているもの?

法律では遺産はすべての子供が平等な相続権をされています。
しかし社会通念として長男には思い「責任」と「義務」という考え方はいまだに残っています。
このギャップが大きな相続トラブルの背景になっているのも間違いありません。

墓守の費用負担などを長男だけがなぜ負担するのか?

お墓の維持管理費用
遺産相続ではみんな平等な相続権利なのに「お墓や仏壇は長男が引き継ぐもの」というのが多くのケースです。でもお墓の維持管理や法要にも少なからず大きな費用負担が長男にのしかかってきます。
一度や二度ではなくずっと継続して行っていかなければいけないものですから積もり積もれば大きな金額です。

墓守としての長男の仕事

一般的に「墓守」とはお墓を維持管理していく人のことを言います。
お墓を相続する人であり法律敵には「祭祀継承者」とも言われています。
この墓守が行うことも
代々檀家でお寺にお墓がある
親(または子供)が新たに買った霊園にあるお墓
では少し墓守としての仕事や負担も変わってくるものですよね。

特に①の「代々檀家でお寺にお墓がある」ではやはり昔の長男がお墓を継ぐものと考えられているものでしょう。代々檀家の長男が引き継ぐもの考えているお家であれば「お墓の清掃」「法要の施主」「お彼岸・お盆の墓参り」は「長男の仕事」とされているかもしれません。さらには檀家としてお彼岸・お盆の年中行事にも檀家として参加も迫られることでしょうね。
また「納骨」「一周忌」「三回忌」~「13回忌」・・・と延々と続く法要・供養の際に親戚と会食するならばその準備と費用負担も墓守である長男の仕事になるいかもしれません。

長男だから!という理由だけでの墓守は負担が大きい

昔は男のことが生まれればその子(長男)が墓守を継ぐのが当たり前でした。
しかし今は子供たちも田舎に残るとは限らずy仕事や結婚の関係で田舎から遠く離れたところでくらしているものです。まして将来的に「田舎に帰る」という可能性も低いものです。

長男にずっしりとのしかかる墓守にかかる費用の相場


お墓をきちんと維持管理していく墓守に必要な費用はどんなものがあるのでしょう。
毎年支払うお墓の年間管理費
名義変更費用
法要をする際の僧侶へのお布施や親族との会食費用
などが考えられすよね。

毎年支払うお墓の年間管理費

お墓のある寺院や霊園が墓地・霊園内の共用部分はきれいに清掃や木々の剪定など維持管理業務をしてくれています。
その維持管理費用が必要になります。
これは霊園やお寺の種類などでも変わってきます。

公営霊園の維持管理費は年間4000円から1万円年程度

運営母体がその地域の自治体などの公的団体ですからsの費用はかなり良心的です。
目安としては年間4000円~1万円程度のところが多いように思います。

民営霊園の維持管理費用はピンキリ?

民営霊園は主教法人や財産法人などが運営していますがかなりバリエーションがあり一概には言えません。
そのグレードや設備などでも若干開きがあります。
ただやはり公的霊園に比べて維持管理費用は高めに設定されているように思います。
年間1万円~10万円超というのが多くばらつきがあります。

寺院墓地の維持管理費用

親のお墓がお寺の敷地内にある場合、そのお寺の檀家であると思います。
ですから年間1万円程度の管理費用のほかにお彼岸供養などの年中行事での檀家としてのお寺へのお布施も必要になってきます。
寺院墓地は寺院の敷地内にあり、基本的に墓守は寺院の檀家に入る必要があります。
やはり少し管理費用は高めで、年間1万円程度ですが、お墓が境内にあるため安心できます。お墓が境内にありますので細やかな維持管理をしていただけるのは心強いですね。
また、管理費用とは別ですが檀家としての役目を務めるために、お彼岸などの各種年中行事への参加とその際にお布施が必要になってきます。

お墓の名義変更のための費用

祭祀継承者としてお墓の名義も変更しなければいけません。
まあ手続きにかかる費用は数千円程度ですからそれほど大きな金額でもないのですが・・・・

意外ときつい?法要供養の費用

お葬式が終わり、最初の法要(法事)は四十九日法要(忌明け法要)から始まり「納骨」「一周忌」「三回忌」「七回忌」「十三回忌」・・・と続いてまいります。親それぞれにこれらの法要供養はありますから結構な数になります。
その法要の際にはお坊さん(僧侶)にお経をあげてもらい故人を供養してもらうのですが、やはりそれにはきちんとお布施の用意をしなければなりません。
一般的な目安は「四十九日法要と一周忌法要が3万円~5万円」「三周忌法要以降は1万円~3万円」と言われていますが今はドライな時代です。聞きにくいことでもズバッとお布施の金額などは聞くことをお勧めします。
「お気持ちで結構です」というケースはもう少なく「みなさまからは〇〇万円いただいております。」とあっさり教えていただけますよ。

もう菩提寺などお寺さんとのお付き合いが途絶えた方にはこんな僧侶の紹介サービスもありますからご参考にしてみてください。


法要の後の親族が集まった会食費

今の住宅事情を考えれば自宅で法要後会食を行うというよりはどこかのレストランで法要後の会食を親族が集まって行うことが多いようですね。
料理もやはり「精進料理」「お寿司」「会席料理」などが多いです。
ひとり数千円でも十数人も集まればその費用も多額になります。
このあたりは墓守だけが必ず負担すべきものではないように思うので会費制や割り勘でもいいと思います。
ただ他の親族から無言の圧力があるかもしれませんが・・・・・。

墓守である長男のあなたがお墓を継ぎたくないなら?

長男だからといって墓を引き継ぎたくない
今の時代少子化や核家族化が進んでいます。
また長男に限らずこどもたちみんなが田舎から遠く離れて暮らしtれいることも珍しくありません。
長男だからと言って墓守としてお墓を継がない!継げない?というケースもあります。

墓じまい!墓守(祭祀継承者)となた長男だからこそできる決断

年に数回のお墓の維持管理のために通うことさえも負担になってくるといよいよ津銀時代のお墓のことも真剣に考えなくてはいけません。
最終的には「墓じまい」のことも検討しなければいけないでしょう。
ただいくら自分が墓守だからと言って独断専行で他の親族の意見も聞かずに「墓じまい」を勝手に推し進めてはトラブルの元です。
わかります。わかりますよぉ・・・
「勝手に長男の俺だけやっかいなことは全部押し付けておいて、都合の悪い時には『反対!反対!』って自分勝手すぎないか!ってお怒りななることは・・・。

墓じまいの費用は多額のはお金がかかる

墓じまいにもお墓を移送する改葬やお墓に眠るお骨を合祀にしてお墓そのものをなくす墓じまいもあります。
ただその費用はかなり大きな金額になってしまうことを覚悟しなければいけません。
一般的な墓じまいの費用は100万円以上と聞いています。

墓じまいの費用

離檀料 5万円~30万円
法的な根拠はないとされていますが改葬時にはお寺の書類も必要でお寺の協力が必須です。
閉眼供養 3万円~5万円
お坊さん(僧侶)にお墓に宿った仏様の魂を抜いていただくです。
墓石撤去費用 10万円~30万円」
墓石屋さんなど石材店に墓石の撤去を依頼するために費用です。
墓石の撤去や遺骨の取り出し、その後の整地作業が含まれます。
ただこの墓石費用がお墓の立地場所で大きく変わります。
重機が簡単に入れるところならよいのですが道路条件や傾斜など重機が入れない不便な場所なら金額も変わってきます。
新しいお墓への改葬費や永大供養費
新しく便利な場所へのお墓の引っ越しの場合はその費用
合祀の場合は永大供養費

やはりこんな墓じまいのサービスをしている会社もあるのでご相談されてみてはいかがでしょうか?

長男がお墓を引き継がないことにお怒りの方へ


長男がお墓を引き継がないことにお怒りになる方も多いです。
それでもなんとか話し合いを持ってできる限りの協力をしてあげて欲しいのです。
お墓の維持管理費用の応分の負担などできる限りの協力は惜しまないで欲しいのです。
そうでもないと将来そのお墓に入れない?という事態も起こりうるんですよ。

長男の相続は遺産だけでなくお墓のことなどトータルで考えてください


確かに法律では長男であろうと次男であろうとまた息子であろうと娘であろうと子供はみんな平等な相続権です。
しかし、お墓やお仏壇など祭祀継承のこともあります。
今までの親の介護や同居の苦労もあります。
ある程度はそのあたりも加味してあげてくださいね。

お墓や相続で悩んでいる長男のあなたへ

もしかしたらあなたは「俺が長男だから多く相続できて当たり前」とお考えかもしれんせん。
しかし、この記事を読んでいただいたらおわかりのようにそれは今の時代は間違いであると言わざるおえません。
遺産は子供たちだけで分け方を決めようとするから争いになります。親がきちんと分け方を決めておけば争いにはなりにくくなります。・
ぜひ、親子・兄弟姉妹できちんと遺産相続のことを話し合う機会を持っておいてくださいね。

「親の介護」「相続」について話し合う家族会議を開こう 介護・相続の話し合いは第三者を入れるとうまくいきやすい
参考:「親の介護」「相続」について話し合う家族会議を開こう
介護・相続の話し合いは第三者を入れるとうまくいきやすい

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