あなたは延命治療をしてほしいですか?
□ はい
□ いいえ
□ わからない
□ 家族にまかせる
※該当する答えにチェックをいれてください。

延命治療

私の【エンディングノート書き方セミナー】において
多くの方が
Q.延命治療をしますか?
という問いに
簡単に
A.しない
に○をつけられます。

このことについて今一度 考え直してみましょう

エンディングノートに延命治療のこと書く

「子供達には迷惑をかけたくないから!」「痛く苦しいの嫌だから!」延命治療はいらない
多くの方がそんな考えを簡単にしていると思います。

私自身も初めてエンディングノートを書いた時、
なにも考えずに簡単に
延命治療は必要ない!
というところに○をつけました。

しかし、少しよく考えてみると
簡単に決断できないことがわかりましたし、
自分だけのことではないこともわかってきました。

延命治療ってなに?

延命治療とは、
助かる見込みがない終末期の患者に対して
延命を図ることを目的とする治療である。

そんな定義をされています。

例)
・人工呼吸(機械で強制的に呼吸させる)
・人工的に栄養を摂取させる
(点滴やお腹に穴をあけてそこから食事を注入する胃ろうなど)
・心肺機能の維持(心臓マッサージ・昇圧剤)

どこまでが普通の治療?どこまでが延命治療?どこから終末期?

これが非常に難しい判断を迫られます。

これらの線引きは、各自の死生観によっても変わってきます。

少し強烈な例えですがこんなケースで考えてみてください。

000769ある日、88歳のAさんが急に倒れて心肺停止状態になってしまいました。
救急車を呼びましたが、そこでは一生懸命に蘇生措置が行われました。
何度も何度も行われる心臓マッサージ
骨のもろい高齢者でそれを行うと
ポキポキと肋骨が折れる音がすることがあるそうです。

いかがですか?

あなたなら、こんなケースをどう考えますか?

エンディングノートの問題点 それは家族がそのことを知っているかどうか?

もしあなたが、
「延命治療は望まない」
とエンディングノートに書いていたとしても
そのことを誰が知っているか?
という問題点があります。

エンディングノートセミナー
ですから、私はいつも
エンディングノート書き方セミナーで
「エンディングノートを書くことが終わりではありません。
 これをきっかけに家族で話し合う機会を持ってください!」
とお願いしています。

医師からの宣告
万一、
予断を許さない状態や
回復が見込めない病気になってしまった場合
医師からの説明やこれからの予測が家族に伝えられ
「延命治療をするか?しないか?」
大きな決断を迫られます。

そんな場合に
家族はどんな答えをするでしょうか?
あなたは家族にどう答えて欲しいでしょうか?

エンディングノートを書いてあることを誰も知らなければ、
あなたの想いや希望は誰も知らないままになってしまうのです。

よく
「エンディングノートを書いたことは家族に知られたくない!」
という方も多いのですが、
そのことを誰も知らなければ
せっかくのエンディングノートも役に立たないのです。

「できるだけのことはしてください!」と医師にお願いしてしまいがちの家族

延命治療をするか?しないか?
の判断を迫られる家族にとって、
「延命治療は結構です!」
とは言えないものです。

家族の優しさ、まだお別れしたくない、

そんなことから
「できるだけのことはしてください!」
と医師にお願いしてしまいます。

たとえ、回復する見込みが無くても0.1%の奇跡を信じてしまう!いや信じたい!

それが家族なのです。

そのために、もしかしたらあなたはさらに長い間苦しみ続けなくていけない?
そんな状況が続くこともあるのです。

家族が後悔しない決断をするために
想定外の事態が急に襲ってくることも考えられます。

ですから、エンディングノートを書くことだけでなく、
日ごろから機会があれば家族とこの話題に関して話し合っておくことこも大切です。

基本的な考え方が家族に伝わっていれば、
あなたの希望に近い決断をしてくれると思います。

それでも多くの多くの家族は
「一日でも長く生きていて欲しい!」
と望みます。
たとえ本人が「延命治療は望まない」と希望していてもです。

脳梗塞など急に倒れてしまった場合は特にその傾向が強いと言われてています。

また、普通の治療から病状の経過により
延命治療へと移行してしまうこともあります。

こちらの動画もご家族や親子で観てみてください

まさしくぼくのお母ちゃんのときもそうでした。
母が生きている証しは心電図のピコンピコンという音だけでした・・・
そんな母を見るだけでもとても辛かったです。

しかし、治療方針は本人の意思が一番重要とされているのが今の医療現場です。

そのために、
エンディングノートを書いておく
そのこといついて家族と話し合う機会を持っておく
これが大事だと私は考えています。

あなたの希望に近い決断を家族にしてもらいたいけれど、
家族だからこそ、冷静に決断できないと思います。

そして、その決断が家族にずっと将来にわたって後悔が残る、
家族を苦しめる可能性もあります。

ですから、あなたが
「どうしてそんな選択をしたのか?」

その理由をできるだけ書いておいて欲しいのです。

意識のない状態は続けたくないから・・・
痛みや苦しみから一日でも早く解放してほしいから・・・
余計な経済的負担をかけたくないから・・・
晩年はたとえ寿命が縮まっても美味しいものを食べていたいから食事制限は受けたくない・・・

いろいろ理由が考えられます。
またそのひとつひとつに優先順位もあります。

延命治療を望まない理由

それが家族の理解を得られることによって
初めてあなたの希望がかなえられると思います。

避けたい話題ですが、日ごろから情報取集をお願いします。

一口に延命治療といっても
どこからが延命治療なのか?
その線引きは非常に難しいことはお話ししました。

また医療は日進月歩です。
日々 新たな治療法が確立されていっています。

ですから、よりよい選択をするために
日ごろから医師に質問してみるなどの情報収集も大切です。

人工呼吸器、蘇生措置、胃ろう、
さまざまな延命治療について
「自分ならこう考える!」ということを調べてみてほしいのです。

そのことが、
あなたの希望を実現し
家族の苦悩を減らす
ことになると思います。