親の借金
亡くなった親兄弟に「借金」があることが判明した時にろくに調べずに慌てて相続放棄の手続きをする方もいます。しかし慌てて相続放棄をしたために大損することもあるのでご注意くださいね。もちろん消費者金融(サラ金)など金利の高い貸金業者からの借金は要注意ですけれども・・・

「消費者金融からの借金!」と驚き慌てて相続放棄する方もいる

親の借金を発見して驚く
とかく借金という言葉に良いイメージはありません。まして消費者金融(サラ金)ならなおさらです。
ただ未だに大手消費者金融(アコム・プロミス・アイフル・武富士など)はテレビCMもバンバン流しているくらいごく普通の方にまで浸透しています。意外と普通の方でもよく利用されているものです。
昔は闇金(違法高利貸し)もたくさんありましたが社会問題化して法律も制定さえ手かなり少なくなりました。
債務整理すれば「過払い金」が戻ってくる時代です、
ただ消費者金融会社(サラ金)と聞いてそれだけで怯える必要はありません。

こんな借金督促(取り立て)は違法ですのですぐに警察に相談しましょう

かなり取り締まりが厳しくなって債権者も強引な取り立てはできない状況です。
ただ、未だに違法な取り立て(借金督促)をしている会社も無きにしも非ずなので違法取り立ての例を挙げておきます。

違法な取り立て
  • 正当な理由(債務者と連絡がつかないなど)がないのに、午後9時~午前8時に債務者に電話をかけたり、FAXを送ったり、自宅を訪問すること
  • 正当な理由(債務者と連絡がつかないなど)がないのに、債務者の勤務先やその他 自宅以外の場所へ電話をかけたり、FAXを送信したり、訪問したりすること
  • 債務者から、訪問に対して退去するように意思表示されたにもかかわらず、退去しないこと
  • 張り紙や立て看板やその他の方法で債務者の借入れに関する事実や私生活に関する事実を債務者以外に明らかにすること
  • 債務者に対して、債務者以外の者からの借入れ等の方法で返済資金を調達するように要求すること
  • 債務者以外の者に対して、債務者に代わって返済するよう要求すること
  • 債務者が債務の整理を弁護士等に依頼した旨の通知をうけたにもかかわらず、債務者に対して返済を要求すること

このような場合は警察か債務整理の専門会社に相談してみてはいかがでしょうか?

参考:
司法書士法人みつ葉グループ(東京)
エストリーガルオフィス(大阪)
アストレックス司法書士 債務整理(大阪)

消費者金融からの借金が理由で相続放棄する前に詳しく借金の内容を調べる

意外とアクセスの多いのがこの「親の借金を調べる方法|親の借金がわからないと相続放棄もできない」という記事です。
借金の内容の調査はは少し面倒ではありますが意外と簡単に調べることができるのですから参考にしてみて下さい。

借金と資産のバランスをみる

親の財産と借金
サラ金(消費者金融)などの借金は別として親が事業や商売をしていたなら大きな金額の借金があるかもしれません。
そのあたりは登記簿を見ればわかります。たいていは抵当権を打たれていますからね。
参考:登記名義人は誰?・借金等の抵当権は?親の持家(実家)の登記を無料でお調べいたします

その借金の金額に驚き恐れおののくかもしれませんがちょっと待ってください。
銀行などの担保掛け目は市場価格の半値八掛けとも言われています。
売却すれば十分返せてさらにお金が残るということもあるのです。
まずはしっかりと不動産の相場を調べてみてください。
もしもよろしければ私もお手伝いいたします。
参考:相続不動産売却は手順、寂しい気持ち、遺産分割協議が問題

会社でもM&Aなど企業買収や投資の際にはデューデリジェンスといって資産査定ときちんと行います。これは個人の債務整理でも同じことです。倒産(相続放棄)した方がよいのか?再生(相続)したほうがよいのか?きちんと調査してくださいね。

しかし相続放棄するかしないか?残された時間は少ない

相続放棄までの期間はたった3か月

実は相続放棄するかしないか?悠長に考えている時間はないのです。
相続発生後3か月以内にきちんと家庭裁判所に相続放棄を申し立てないと単純承認といって「相続したもの」とみなされてしまうのです。

それ「相続放棄」ではなく「相続放置」です

みなさんよく誤解されているのですが「1円も相続しない」ことが相続放棄ではないのです。
「私は1円も遺産相続しなかったから親の借金なんて関係ない!」は通用しないのです。
それは「相続放棄」ではなくただの「財産放棄」です。
そしてなにも相続手続きをしなければ相続放棄ではなく相続放置です。

相続放棄するならきちんと叔父や叔母(または従兄弟)に伝える

相続放棄をするとその人が相続人として存在しなかったものとして取り扱われます。
そうするとまたあらたな相続人つまり次順位の相続人が昇格して相続人となります。
子供が相続放棄すれば最初から子供はいなかった相続として再度法定相続人が決まります。
そうすると親(でももうなくなっている場合が多い)や亡くなった人の兄弟姉妹(つまい叔父や叔母)またはその子供(従兄弟)が法定相続人となり借金の督促が来る可能性があります。
あらたに相続人になり、そのことを知ってから3ヶ月以内なら相続放棄をすることで借金の引継ぎも放棄することができます。
きちんと相続放棄の理由や事情を伝えて叔父や叔母の相続放棄の手続きの手伝いもしてあげてください。
それほど相続放棄の手続きは難しくありません。
相続放棄はそれほど難しい手続きではないので、家庭裁判所に申し出れば親切にその方法を教えてくれます。
それも面倒であれば司法書士や弁護士などの法律の専門科に相談すればいかがでしょうか?
それほど費用も高額ではありません。

相続放棄申述書01

相続放棄申述書02

ある日突然、亡くなった親・兄弟姉妹の借金の催促が来た?
そんなときにも慌てず対応してくださいね。