遺産独り占め
もしかしてあなたは
「遺産を独り占めされそうだ?」
と不安になっているかもしれません。
「親の遺産を独り占めするなんとバチあたりな兄弟がいる!」
と怒り心頭でしょうか?

実は遺産相続トラブルでは遺産を独り占めする人も遺産を独り占めされる人もどちらも被害者でありかつ加害者でもあるのです。
どちらかが一方的に悪い?とは断言できないケースも少なからずあるんですね。
親の財産管理を子供の誰かが行っているとどうしてもその管理に不安がよぎります。
これは典型的な遺産相続トラブルなんです。
詳しくはこちらをご覧下さい。

参考:足腰も弱って銀行にも行けない高齢の親に代わってお金の管理している子供がいたら相続の時に遺産隠しを疑う?疑われる?

遺産を独り占めしようとしているバチあたりな相続人から遺産を守る対策

親の財産を守る
私のもとには「遺産を独り占めしたい相続人」からではなく「遺産を独り占めされそうな相続人」からのご相談が圧倒的に多いです。
ですから、まずあなたが知りたいのは「遺産を独り占めしようとしている相続人」から遺産を守る方法ではないでしょうか?

相続前に親の遺産がどんどん使い込まれて私の相続できる遺産が減っていく?

親の銀行口座
実は遺産の独り占めの心配をされている方の多くは相続前に不安を抱えています。
そろそろ親が亡くなるかもしれない?
そんな状況になって初めて遺産相続のことが心配になるものです。
典型的相続トラブルワースト5にも書いている通り親の財産管理を子供の誰かひとりに任せている?場合には親の財産の使い込みや遺産隠しを疑ってしまうこともあります。

参考:足腰も弱って銀行にも行けない高齢の親に代わってお金の管理している子供がいたら相続の時に遺産隠しを疑う?疑われる?

すぐに親が亡くなるというわけではないけれど親も認知症でボケてきて子供の誰かが勝手に親の財産を使い込んでいる?そんな不安が頭をよぎるかもしれません。そんな場合には家庭裁判所に成年後見人を申し立て成年後見が開始されれば親の財産管理はもうその子供の手の出せないところに移ります。ただ気をつけて欲しいのは成年後見人にはメリットとデメリットもあるのです。

では次に相続後の遺産の独り占めを防ぐ対策です。

相続後銀行に親が亡くなったことを伝えれば親名義の口座は凍結される

親が持っている銀行預金口座
銀行口座の名義人が亡くなったことを銀行が知れば即座にその口座は凍結されます。その時点でいくら通帳や印鑑やキャッシュカードが相続人のだ誰かが持っていてももう現金の出金はできなくなります。
つまりその時点からもう遺産の流出は防ぐことができます。

しかし、それがどこの銀行のどこの支店?までわかっていないといけないことも注意して下さい。

取引金融機関がわかれば過去の入出金履歴の開示請求ができます。

取引金融機関がわかれば、
相続人である証明(戸籍謄本など)を提出して所定の手続きをふめば
過去数年間に遡って、出入金履歴を見ることができます。

この取引金融機関がわからないと少し大変です。
もしわからなければ場当たり的に探さなくてはいけません。
※家にあったノベルティ(カレンダーなど)から金融機関を推測する?
※実家より距離的に近いなどから金融機関を推測する?

しかし、金融機関によっては
「法定相続人全員の同意を得なければ開示しません!」
というところもあります。

そんな場合は困りますよね・・・・?
一部の相続人の行動に不信感があるから調べたいのに全員の同意を証明する書類の提出も難しくなります。

参考例:平成21年1月22日 最高裁第一小法廷
「開示請求した相続人が相続で取得できる預金は一部にとどまるが、 預金契約上の地位は全員が引き継いでいるので、開示を求める権利は単独でも行使できる。」と指摘

この例を引き出して、金融機関に開示を交渉してみましょう。
それでもだめな場合は、費用はかかりますが弁護士等の専門家に依頼してみましょう。

すでに親の遺産が使い込まれていたら遺産分割調停の申し立て

家庭裁判所
もうすでに親の遺産が相続人の誰かに使い込まれている?
そんな場合にはどうすればよいのでしょうか?
「使い込んだ親の遺産を返せ!」
「そんなこと 知らん!」
と水掛け論になるのが普通ですからここはもう家庭裁判所に対して「遺産分割に関する調停」の申し立てをしなければらちがあきません。
この家庭裁判所の調停の話し合いで白黒決着がつかない場合には審判に移行します。この審判の中で相続人の誰かが不当に親の遺産(現金や不動産など)を独り占めしたことが特別受益・不法行為として認めさせれればその分を相続する遺産から差し引かれます。
ただここからが大変です。
それは「返せ!」「返さない!」の応酬だけではことが進展しません。
「不法行為による損害賠償」「不当利得返還請求」といった本格的な訴訟になり裁判になります。
もうここまでくれば素人には無理ですからやはり弁護士に依頼するししかありません。

ただ今回の遺産相続の遺産はどれくらいの財産ですか?
「◎億円?」
「◎千万円?」
「◎百万円?」

誠に失礼ながら遺産総額が1千万円にも満たないのであればあまり調停や裁判まではお勧めできません。
なぜなら泥沼の相続トラブルで調停や裁判になった場合、その弁護士費用が結構高いのであまり割に合わないからです。

一般的な遺産相続の調停・訴訟案件の場合の弁護士費用の目安

まずは調停や裁判前に相手の相続人に弁護士が代理人として交渉する場合はこんな感じです。
1、各相続人への交渉
着手金 15万円~30万円
報酬 相続分として取得した遺産の3~7%
2、調停・審判に至った場合
着手金 30万円~50万円
得られた経済的利益の10%~20%(財産分与の請求がある場合)
※経済的利益が算定不能の場合は着手金と同額
※交渉から調停,調停から訴訟に移行した場合には、
 それぞれその差額を追加着手金としてかかる場合があります。
もう少し弁護士費用について知りたい方はこちらをどうぞ

粛々と勝手に相続手続きが行われているなら遺言書がある可能性が大である

遺言書
ここまでくるとちょっとかなり難しいかもlしれません。
親の不動産の登記名義が変わっている?
親の銀行預金も解約されて引き出されている?

しかも、そのことをこっちに一切連絡も無い?
そんな状況だと親があなたの知らないところで遺言書を作成していたかもしれません。
自筆遺言証書だと家庭裁判所が法定相続人全員に検認(遺言書開封)の連絡が入ります。
しかし、公証人役場で作成した公正証書遺言であればこの「検認手続き」はありません。
公正証書遺言だけで粛々と相続手続きは行なうことができます。
ええ、あなたの了解などなしにです。

遺留分減殺請求

たとえ遺言書で「全財産を◎◎に相続させる」と書いてあっても遺留分という最低限相続できる権利があります。それは通常法定相続割合の半分です。
(被相続人の兄弟姉妹または甥や姪には遺留分はありません。)

笑顔の江本

この遺留分減殺請求権を行使するか?しないか?はあなたの自由です。
ただあなたの親が遺言書まで書いた気持ちもぜひ考えてあげてくださいね。
そしてぜひこの記事を最後まで読んでください。
それでもなお「遺留分減殺請求権を行使する!」というのであれば私ももうなにも言いません。

さて、ここからはちょっと「遺産の独り占め」ということを少し客観的に見直してみてもらえませんか?
「遺産を独り占めする人」と「遺産を独り占めされる人」双方の観点から考えてほしいのです。

とりあえずこちらの相談例をお聴きください。



今回の弁護士の先生からの名言
「遺産分けなんて「喧嘩したくない」なんて気持ちがあったらできませんよ」
「弁護士まで立てて遺産争いをしたらその後の交流は一切無くなり絶縁」
これは名言です。
ですから遺産で争いうならそれれ相応の覚悟はしてくださいね。


母の残した遺産は600万円、兄弟姉妹の取り分は200万円
個人的には「たった200万円?でそこまで泥沼の相続トラブルになりますか?」
とも思いますが相続人当事者には切実な問題でもあります。
今までの経緯や事情もいろいろありますからね。

遺産を独り占めする人の言い分

遺産を独り占めする人
『遺産を独り占めする?なんて欲深い人なんだ!』と思うかもしれませんが
遺産を独り占めしたいのには欲深さだけではなくそれなりの理由と原因があるものです。

少しでも遺産内容を開示すれば『法定相続分をよこせ!』と言いかねないでしょ?

親が残してくれた遺産の内容を他の相続人には教えないのは・・・?
それは法律で「子供たちはみんな平等の法定相続割合」を恐れているからかもしれません。
「法律では子供はみんな同じなのが法定相続割合」というのは誰もが知っている当たり前の常識です。

親が残した遺産なんかたかが知れていて遺産分けできるほどのlこってはいない

「そんな分けるほどの遺産なんか残っていません!」
実際には介護にかかった費用や親の老後の生活資金でほぼ底をついていたのでみんなで分けるほどの遺産など残っていないこともあります。
ただ、他の相続人からすればそんなことは知らずに「遺産を隠している?」と疑いの目で見られてしまうのですが・・・

平等な相続割合なら今までの苦労が100%完全否定されるのと同じ

もしも同居してこなかった?介護してこなかった子供とまったく同じ相続ならばそれは
今までの苦労を100%無駄だった
ということと同じだからです。

今まで親の介護を逃げてきたくせに相続となったら遺産をよこせ!なんて虫が良すぎ

親の介護について真剣に子供たちで話し合ったことはありますか?
もしかしたら「お兄ちゃんが長男なんだから」と介護を押し付けられたかもしれません。
他の兄弟姉妹たちからすれば「親の介護」のことには触れたくないのも本音です。
だから「親の介護」のことには陰口はたたいても面と向かっては文句は言ってこなかったはず?

ところが相続になると話は別?
今までは「親の介護」のことなんか話し合おうなんて素振りは一切見せなかったのに「遺産相続」のことにはなにかと質問してくる?
それではあまりにも虫が良すぎる?と考えるかもしれません。

長年親と同居してきたこの家は私たちのものでしょ?

親が残してくれた相続財産で一番大きな遺産は「実家などの不動産」のことが多いです。
しかし、この親の家(実家)に同居してきた家族からすれば
「長年ここで暮らしてきた私たち家族にとってこの家は既に私たちのもの?」
という感覚になってもおかしくはありません。

遺産を独り占めされる人の言い分

遺産を独り占めされて怒る

『遺産を独り占めなんてズルい!』とお怒りの方にも言い分はあります。

法律では平等な法定相続割合でしょ!

今の法律はご存知の通り「子供たちはみんな平等の相続割合」です。
この法定相続割合と異なる遺産分割は
・相続人全員で話し合う
・遺言書で指定しておく
しかありません。

えらそうに親の介護というが介護らしい介護なんかしなかったじゃないか!

もしかしたら実家に帰省した時に親から同居している子供や他の兄弟姉妹の悪口を聞いていたかもしれません。
そんなあなたなら
「偉そうに親の介護をしてきただなんて言わないでくれ!」
と思うかもしれません。
「親の介護が大変だったなんて言うけれど結局最後は老人ホームに入れたじゃないか!」
と思うかもしれません。

今までさんざん親のお金を使い込んだりいい思いをしてきたのに!

同居している兄弟姉妹がいるならその家族は家賃などいりません。
毎月苦しい住宅ローンや家賃を支払ってきたあなたからすれば羨ましいかもしれません。
親の財産管理をしてきた他の兄弟姉妹がいるなら「もしかしたら親の財産を使い込んでいたのでは?」と色眼鏡で見てしまうかもしれません。
車を買い替えた?家を建てた?そのお金ってもしかしたら親から出ていたのでは?
なんて疑いを持っているのかもしれませんね。

遺産を独り占めする人も独り占めされる人もどちらも加害者であり被害者です


「遺産を独り占めする人」も「遺産を独り占めされる人」もどちらも相続では「被害者」でもあり「加害者」でもあるのです。
親からの遺産がウン億円ならいざしらず、失礼ですが数千万いや数百万円で今まであんなに仲の良かった兄弟姉妹が争うなんてやっぱり悲劇のように私は思います。
きっとそれは天国のお父さんお母さんも同じではないでしょうか?

遺産を独り占めされたとお怒りの方へ


少し客観的に考える事が出来る様になれば考え方も変わります。
こちらの動画も紹介しておきます。
あなたからすればちょっと耳の痛い話かもしれませんが、もしかしたら今のあなたかもしれません。



今まではあまり交流が薄かったのにいざ相続になれば
「遺産が欲しいわけじゃない!ただやり方が気に入らないからギャフンと言わせてやりたい!」
とお怒りですがちょっと私には違和感があります。
おそらくわずかな遺産の額のようなのですが…
もし遺産を開示してくれないのならやはりそこは調停など裁判所の力も借りなければいけません。
親の遺産のことを「知らない」「見せない」「わからない」というのであれば
こちらで調べればよいのですが少々苦労します。
ただこれはそう簡単なことではないのです。


またやはり素人では無理なので弁護士などの力を借りなければいけませんが少々高くつきます。参考:相続トラブルの弁護士費用は安くはない!わずかな遺産では損になる


意外と遺産相続で腹を立てているのは相続の当事者ではなく
妻や夫など配偶者んことも多いんです。(汗)

こちらをご覧になられてどうお感じになりましたか?
他人の視点から見れば「遺産を独り占めされて怒っている方」にちょっと違和感を感じませんか?
遺産を独り占めされて怒っているあなたに少しお伝えしたいことがあります。

どうして親が生きている間に相続や介護の話をしなかったのですか?

親が生きているうちに、親がまだ元気なうちに、親がまだ認知症などになる前に
どうして相続の話をしなかったのですか?
おそらくの相続や介護の話はあえて避けてきたのではないですか?

他の兄弟が同居の話を出てきたときに相続のことを考えなかったのはなぜですか?

他の兄弟が親との同居の話がでてきた時
親の財産管理を他の兄弟姉妹の誰かに任せた時
きっとこんな問題が将来でてくることはあなたもうすうす感づいていたのではないですか?

親という人質をとられていたからですか?
介護を押し付けられたくなかったからですか?

ズバリお聞きすると
「親という人質をとられていたからですか?介護を押し付けられたくなかったからですか?」
ということです。
「下手に口を出したら親の介護を押し付けられてしまっては困る?」
だから親が生きている間には介護や相続のことは話すことはできなかったからではないですか?

介護の苦労は外からでは見えません

実は私も感じたことなのですが介護の本当の苦労って実は外からではあまりわかりません。
長年高齢の母と二人暮らしだった私にはその苦労をべ別居の兄や姉が本当に理解してくれていたか?といえば正直それはNOという感覚です。
一つ一つの介護の苦労は知れていますがそれが365日24時間であることを理解してあげてくださいね。

高齢者は悲劇のヒロインを演じます

多くの高齢者は自分のことにもっと関心を持ってほしいから?かもしれませんが悲劇のヒロインを演じがちです。
訪ねてきた子供には他の兄弟姉妹の愚痴を言います。
同居の子供には訪ねてきた子供の悪口を言います。
ええ、これは私の母の場合でしかけどね・・・・(汗)

この世で一番不幸なのは私だ!
それが高齢者の気持ちなのです。

誰もが歳をとると意地悪婆さん、頑固じじいになります

これは私が断言できることなのですが
「誰もが歳をとると意地悪婆さん、頑固じじいになる」
ということなんです。
自分の身体が昔ほど言うことを聞かない!
いつもどこかしらに病気を持っている!
辛い!痛い!しんどい!
これが高齢者です。
だから他の人を思いやる余裕なんてありません。
八つ当たりもします!
ただし外面だけはよいのです。
外から見れば「優しいおばあちゃん」「素敵なおじいちゃん」であっても現実はかなり異なるものです。
そんな親の世話や介護はとても大変なことなんです。

目には見えないお金がかかるのも介護です

介には「目に見えないお金」がかかるものです。
ちょっとした買い物
実家に通う交通費
そんな細かいお金を親にいちいち請求するわけにもいきません。
そんな小さなお金も積もり積もると結構大きな金額になります。

親の遺産を過大評価していませんか?

意外と離れて暮らす子供は「親の財産を過大評価」しがちです。
現実にはそんなに親に財産がないことも多いんですよ。
老後の生活に年金だけでは足りないものです。
長年貯金を切り崩して生活していることも少なくありません。

また親の家を過大評価している場合もあります。
バブルの時代ははるか昔の話
今売れる金額ってたかが知れていることもあります。

えこひいきと言われても親が生きている間は親のお金です!

「あいつだけ親にえこひいきされていた!」とお怒りかもしれません。
でも生きている間は親のお金は親のもの
親がどう使おうと子供の誰かにあげようと他の子供が口出しできるものではありません。
まあ、特別受益を主張することもできますが・・・

相続できる遺産が少なくなるのは仕方ない(涙)
ただゼロにしないように仕向けるだけでは納得できませんか?

頑なに法定相続割合の主張だけしていてもなかなか解決はできません。
ただ、「今までの経緯や事情を考えたらある程度相続する遺産は少なくなるのは仕方ない!でもとりあえずゼロにならなければいい!」という落とし所で妥協できませんか?

遺産を他の兄弟たちに渡したくないという方へ

遺産独り占め
できれば遺産を他の相続人には渡したくはない?という方にお伝えしておきたいことがあります。

争いになった時には法定相続割合が強いです

遺産を渡したくない?できれな遺産は独り占めしたい?
そんなあなたにお伝えしておきたいことは
もしも・・・もしも・・・もしもですよ
遺産の独り占めが原因で調停や裁判にまで発展してしまった場合に
法定相続割合が強い
ということなんです。

争いになった時に特別寄与分はなかなか認められない

「長年親と同居してきたのに?」
「親の介護や世話をしてきたのに?」
そのお気持ち 痛いほどわかります。
私も長年 そうでした。
でも悲しいかな法律ではそれだけで多く遺産相続できるとは限らないのです。

きっと「特別寄与分」を真っ先に頭に浮かんだとは思いますがこの特別寄与分。
寄与分の前に「特別」とついています。
この「特別」とは尋常ないくらい!という意味なんです。

争いになって不動産の売却は損をします

このブログでも何度もお話していますが不動産が相続でもめる原因となることが多いのです。
なぜなら不動産はすごく遺産分割しにくい財産だからです。

もしも家庭裁判所の調停で「だったらその遺産である不動産は売却して分けなさい!」という審判が下った場合には普通の不動産売却とは異なる方式になります。
いわゆる競売形式で一般の方が参入しにくい売却方式です。
そうなると必然的に売却価格はかなり低くなってしまうのはやむおえません。

法律的には「無茶で自分勝手な主張」をしているのはあなたかもしれない

先の動画を観ていただけましたか?
おそらく他人事として観れたなら
「ちょっとくらい分けたり~な!」と思われたのではないですか?
しかし、これがこと自分のこととなるとどうしても考えを歪めてしまうものです。

ただ法律的には「みんな平等に分けるのが基本」というのが基本スタンスなんです。

親の遺志を残しておかなかったのはなぜ?

法定相続割合以外で遺産分割したいのであれば
・相続人全員で話し合ってその全員が合意する(一人でも反対すればNG)
・遺言書で指定する
しかありません。

「親が生前こう言っていた!考えていた?」と主張されても遺言書がなければ親の遺志を法的に証明できません。
親に遺言書を書いてもらわなかったことも遺産相続でもめる大きな原因です。

また、たとえ遺言書があっても遺留分という最低限度保障された相続権が他の相続人にはあります。(法定相続割合の半分)

相続の手続きは相続人全員の了承が必要です

遺言書が無ければ相続人全員の合意了承がなければ相続手続きはできません。(誰か一人でも反対したらNG)
主な相続手続きとして「相続登記」があります。親名義の不動産を相続人の名義に変える手続きです。

相続人全員の署名と実印が貰えなければできずに不動産を亡くなった親名義で放置しているケースがたくさんあります。
これは相続トラブルの先送りでしかありません。
いずれ子供いや孫の代で大きく争うことになるのです。
今できる解決の労力の何倍もの労力も時間もかかります。

笑顔の江本

いつもこの問題で頭を悩まさせられている私は
あなたの代で相続トラブルは解決しておくことを強くお勧めします。

「ゼロ」だから納得できないかもしれません

きっと他の兄弟姉妹たちも心の中ではあなたに感謝しているのかもしれません。
それでも遺産分割に納得できないのは「相続できるのがまったくのゼロ」だからかもしれません。

逆の立場になって考えてみていただけませんか?
もしあなたが逆の立場ならやっぱりまったくのゼロの遺産分割で納得できますか?
やっぱりほんのちょっぴりでも欲しい!と思うのが人間ではないでしょうか?

親亡き後も仲の良い兄弟姉妹でいるために
しない!させない!遺産の独り占め

仲の良い兄弟姉妹
ウン億円の遺産相続でもないわずかな遺産相続で兄弟姉妹関係がぎくしゃくするのはとても悲しいことです。ましてこれから一周忌法要や盆暮れの墓参りなどずっと兄弟姉妹が顔を合わせる機会は続きます。

あなたのほうから譲歩案を提案してみませんか?

仲直り

遺産分割でなかなか自分から切り出すのはなかなか難しいことも私はよく理解しています。
だからこんな風に相続や介護の遺産分割協議開催のお手伝いもしています。

円満スピーディーな遺産分割協議の相続ミーティング参考:「親の介護」「相続」について話し合う遺産分割協議を開こう!介護・相続の話し合いは第三者を入れるとうまくいきやすい

誰かが少し妥協するだけで今までなかなか進まなかった遺産分割が一気にスムーズに進むことは珍しくありません。
また小さな誤解が原因のこともあります。
相続は「勘定(お金)」よりも「感情(気持ち)」と言われています。
ただ「ありがとう」「ごめん」それだけで解決できたこともあります。

遺産を独り占めされそうな方へ

今までの経緯や事情を考慮して、みんな同じ法定相続割合ではなくあるていど凸凹をつけた遺産分割案では納得できませんか?
もしそれでかまわない!?とお考えならあなたのほうからさりげなく提案してみてはいかがでしょうか?
相手方の考え方が分からない限り頑なに遺産隠しをされてもやむおえないのも理解できると思います。

遺産を他の相続人に渡したくない方へ

調停や裁判にまでもめたら少々分が悪いのはご理解いただけたと思います。
多くの場合、「一切遺産に関する情報を開示しない」ことが多くの遺産トラブルの原因です。
それにはまず自分たちの気持ちをストレートに伝えてみてはいかがでしょうか?

要は客観的に一度 この問題に向き合って欲しいのです

他人事として観れば簡単に納得できるのにいざ自分の事となると難しい?
それが遺産相続です。
ですからこの記事は少しでも第三者的な視点で遺産分割を見つめ直して欲しいために長々と書かせて頂きました。
兄弟姉妹関係は些細なことから音を立てて崩れていく現場を何度も見てきた私からすればできれば兄弟姉妹が仲良くこれからも付き合っていって欲しいのです。
ええ、それがたとえ表面的な上っ面だけでもいい!と考えています。
たとえ同じ屋根の下に暮らしたことのある兄弟姉妹でも結婚独立して何十年も経てば互いの価値観・考え方が異なってくるのが普通です。
どこかで落とし所が見つかることを心より祈っています。

参考:これがもめる相続トラブルまとめ【ワースト5】次はあなたの番?