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認知症の親の財産管理で通帳や印鑑を保管し

認知症になってしまった親に自分の財産管理もできません。
またそのために成年後見人制度もあるのですがこれが正直かなり使いづらい制度でもあります。、
ですから親の財産管理を子供の誰かがしなければならないのですが、それが原因でいろいろなトラブルも起こるのです。

認知症の財産管理で親の貯金を他の兄弟姉妹や親族が勝手に引き出せることがある

認知症の親の貯金を勝手に引き出す家族

泣く江本

お金の魔力は恐ろしいものです。
他の兄弟姉妹や親族が勝手に高齢の親を連れ出して、親の財産管理を任されている子供が知らないうちに親の銀行預金が引き出されていることもあります。

高齢で認知症の親の財産管理を任されている子供、それに不満の子供

さまざまな理由・今までの経緯で親の財産管理を任されている子供に不満や不安や疑念を持つ子供もいます。
もう親が高齢で認知症で自分でお金のお管理ができない。
そこで同居や近所に住む子供が親の財産管理を任されていることはよくあります。
しかし、そのことに
「母さんの認知症をいいことに勝手に親の財産を使い込んでいるんじゃないか?」
「父さんの相続の時にこっちにまわってくるはずの遺産が少なかった。
 このままでは母さんの相続の時には1円もこっちにもらえないんじゃないか?」
「母さんの介護をする約束でこっちは遺産相続を我慢したのに、母さんは涙ながらに兄さん家族の悪口ばかり?それならこっちにも考えがあるわ!」
なんて不満や疑念をずっと心にくすぶらせている子供たちが親の銀行預金口座から勝手に知らないうちに引き出すことがあることをご存知ですか?

認知症の親の財産管理を任されている子供

たとえ子供の誰かが親の銀行預金通帳と印鑑を保管していても勝手にお金は引き出せる?

「そんなこっちは親の預金通帳も銀行印も保管しているのに勝手に引き出せるわけがない!」
なんて考えているあなた
それは半分正解ですし半分不正解です。

親本人が銀行に行けば引き出すことはできる

高齢で認知症の親が持っている銀行預金口座
いくら子供が親の銀行預金口座の通帳と印鑑を取り上げる?いやもとい保管していても親自身が銀行に行けば預金通帳の再発行や印鑑の変更手続きも可能です。

「親はもう高齢で認知症気味なんですよ!」そんなことができるんですか?

まあ、かなり難しいのですができるケースもあります。
認知症って別に外見だけで判断はできないですから、その時の銀行窓口での状況でできることありますし銀行から拒絶されることもあります。
ではそんな実例をお聴きください。

認知症の親のお金を勝手に使い込まれたから返してもらう方法を教えて!」

「これってひどすぎるじゃないですか!勝手に親の財産を使い込むなんて!横領ですよ!こんなの!なんとか取り返せないんですか?」
と怒って私に相談もあります。
しかし、話し合いでも平行線でらちがあかない?のが普通です。
やはり裁判や警察沙汰にまでしないと難しいと思います。

たとえ親の預金通帳や印鑑を保管していても他の子供や親族が引き出すこともできることがある

親の預金通帳
だから「親の銀行預金通帳や印鑑はこっちで保管しているから大丈夫!?」は正直100%安全とは断言できません。
まあ、今は銀行など金融機関もかなり神経質に認知症の高齢者の金銭トラブルに巻き込まれないように厳重にチェックはしているものなのですがそこをかいくぐってしまうこともあるんですね。
認知症って表面上だけでは判断できないもですからやむおえないかもしれません。

誰かが親本人を連れ出して銀行などの金融機関へ行き、銀行通帳を再発行して銀行印も変更していたらどうします?

家庭裁判所に成年後見人を立てればそんなことはできなくなるけれど、意外と不自由も増える

そんな認知症の親が勝手に変なことをしないいようにするには成年後見人の申し立てを家庭裁判所にすれば財産管理はすべて後見人がするわけですから他の兄弟姉妹や親族が勝手に親の財産を使い込むことはできません。
まあ、そのための成年後見人制度なのですが一度成年後見人が立ってしまうともう中止することはできません。
急な出費や意外と融通の利かない後見人もいますからかなり不便なことが起こることもあります。

笑顔の江本

まさに諸刃の剣なんですね、成年後見人制度は・・・

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