実家の片付けに悩んでいるのはあなただけではありません。

親の家の片付け01
「あんなに綺麗好きだったおふくろなのに・・・・?」
「どうしてこんなにいらない物ばかりためこんでいるんだ!」

そんな親の家の片付けに悩んでいる方がどんどん増えています。

【実録】老人ホーム入居直前のドタバタで苦労したA吉さん(57歳)の親の家の片付けの場合

どんどん日増しに介護が必要になってきたA吉さんのお母さん。
このままでは独り暮らしも心配です。
さりとて、いくら近くいっても別居のA吉さんたち家族にとってもう介護できる限界を超えています。
そこで、やむなくお母さんを近くの介護施設(老人ホーム)に入ることを家族で決断しました。
探しに探した老人ホームにすぐに入居の手続きをしました。

しかし、気が付けば親の家は賃貸住宅!

老人ホームの費用と家賃はとてもダブルでは払えません。

老人ホームの個室はそれほど広くはない!

入所する老人ホームはワンルームに毛の生えた程度の広さです。
とても家の物を持ち込めるほど広くはありません。
結局、実家の物はほとんど処分することになりました。

兄弟姉妹の子供達全員が集まれる日は少ない

兄弟姉妹はみんな結婚独立していますし、仕事も家庭や子育てもあります。
あるいは離れて暮らしている子供もいます。
しかし、子供の誰かが独断で処分しては『後からクレームが出る?』なんて心配もあります。
ですから親の家の片付け兄弟姉妹全員で行うことにしましたが、なかなか日程の調整がつきません。

また、頭の痛いのが仏壇です。
片付けの日と同時に処分するわけにもいきません。
【精抜き】(しょうぬき)といってお寺の坊さん実家まで来ていただいて、仏壇から魂を抜いてもら儀式もしてもらわなければいけません。
その段取りにも手間取りました。
菩提寺とのつきあいは長年お母さんだけがしていましたので、お坊さんとのやりとりも大変です。
結局、A吉さんの実家の片付けは、老人ホーム入居と同時進行の非常にあわただしい片付けだったそうです。

A吉さんが後悔しているのは
「ちょっと時間が無かったんで、しっかりと家の荷物を選別できなかったこと!」だそうです。
もう最後の方はみんな疲れ果て、なんでもかんでも処分してしまったとのことです。

もう少し、親の思い出になるものを残しておいたらよかったと・・・・

ただ、みなさん口をそろえるのは
「自分一人ではできなかった。やっぱり兄弟姉妹が全員そろって一気にしたから片付けられた!」とおっしゃいます。

認知症の親が妨害する親の家の片付け

いくら認知症の親でも、実は「自分は呆けてはいない!」と考えています。
実家の片付けに怒りだす親

しっかり親と話し合って決めた、家の中のガラクタな物の処分なのに?

もはや使うことの無い不用品だらけの親の家・・・

転んでケガをされても困るのは一人娘のB子さんです。

そこで、家の中の不要な物を片付けることを親に説明し理解してもらおうと考えたB子さん

『このままではずっと親の家は片付けられないし、子供の自分だけでは処分もできない!』
と考えたB子さんは、不要な家具や家電などを買取りや引き取りを行う専門業者を頼むことを決断しました。
予め自分の親にもしっかりと説明し、親も了承しました。(と思っていた。)

そして、その業者が実家に訪れると・・
「そんなこと聞いていない!」
「なんであんたが勝手にそんなことを決めるの!」

と母親は激怒しています。

ほんの数日前に親としっかり話し合って決めたことなのに、お母さんは頑としてそれを拒むのでした。

結局、その日はB子さんが平身低頭、専門業者に謝ってなにもせずに帰ってもらいました。

その後、「老人ホームなどの施設に入る」か「親が亡くなる」までは実家の片付けは諦めたB子さんでした。


なんと片付けに100万円近くもかかってしまった親の家の片付け


C夫さんは長男で親の家を相続したが、すでにC夫さんはよそでマイホームを構えていますし、仕事や子供の関係上すぐに実家に暮らすことはできません。

「お兄ちゃん達は住まないんでしょ?空き家にしておくのはもったいないから、私たちが住むんであげるわ!でも、リフォームはこっちでするんだから片付けはお兄ちゃんが負担してね」
と実家の近所に住む妹夫婦が言い出した。

「確かに空き家にして放置していれば家の傷みも激しいから、住んでもらうのは幸いだ。」と快諾したD夫さんだったが・・・・
「お兄ちゃん!来月、私たち引っ越してくるからね!」と妹が急に言ってきた。
確かに賃貸暮らしの妹たちは家賃ももったいないだろうから、一日でも早く引っ越してきたいみたいだ。
しかし、遠くに離れて住む妹夫婦に実家の片付けはさせらないし、
実家の相続を自分一人がした負い目もある。

泣く江本

「えぇぇぇ これ後でもめますよ?」
というアドバイスも時 すでに遅しでした


そこで、仕方なしに片付け会社(遺品整理回収業者)に依頼した。
その支払額は100万円近くもかかってしまった。
いざ親の家の荷物を処分しようとしたら、現実には膨大な荷物だったのです。

大型家具・家電・父の仕事道具etc(Dさんのお父さんは自宅で仕事をしていた。)
トラックに何台ものが荷物が運び出されて処分されました。

しかし、D夫さんはお金がかかったことに「後悔はしていない!」といいます。

『自分一人では絶対にできなかった!』とほっとしているようです。
ただ、D夫さんの奥さんから、
「せめて半分だけでも義妹夫婦に負担してもらいましょうよ!」
と言っているのが悩みの種らしいです。


実家が遠方で離れている親の家の片付けで田舎の親戚から怒りの連絡が

怒る田舎の親戚
都会に暮らす子供
田舎に暮らしていた両親

そんな両親も既に亡くなってしまって数年が経つDさん。
田舎の家は一人息子のDさんが相続をした。

仕事も家族も都会で暮らしているDさんは、もはや田舎に帰ることは考えていないのですが、
実家を処分することにもためらいがあるので、ずっとそのままにしてきた。

そんな折、田舎の父親の親戚からよく連絡が来るようになってきてしまったそうです。

「もっと家の世話をしろ!」

怒りの親戚家の庭は雑草が生え放題で痛みが激しいようです。

見るに見かねた近所にすむ親戚から、
「これじゃあ死んだあんたの親も浮かばれないよ!」
と怒りの電話が入ります。
やはり、田舎では近所の目というものがあり、変なうわさや陰口をたたかれて親戚も困っているようです。

家の中の荷物は、親が住んでいた時のままにしてあります。

ガラクタは処分することができても、大きくてりっぱな仏壇は、
今のDさんの狭い家には置く場所はありませんので切実な問題です。

しかし、下手に先祖の仏壇を処分してしまうと親戚中からクレームがきそうで心配なDさん。

もはや、田舎には何年も帰っておらず、田舎での親戚のお葬式や結婚式などにも参加しにくくなってきているそうです。
※ 顔を合わせれば実家のことを聞かれるのが心苦しいそうです。

『親の家の片付けは、少なくとも田舎の叔父や叔母(親の兄弟姉妹)が亡くなってからにしよう!』とDさんは考えていますが、年に何回も田舎に行って誰も住んでいない実家を掃除することになることに憂鬱になってしまいます。

コロコロ心変わりする親に振り回される親の家の片付け

父が亡くなって数か月後、やっと母も落ち着てきた。

そんな折に、
「家を片付けたい!」
と母親から連絡があった。
そんな母親からの相談に、安易に考えていた娘のE美さん。

時間を作っては毎週、実家に通い続けても全く片付けが進まないのはなぜか?

やっと実家を片付ける気になってくれた親に協力は惜しまない気持ちでした。
それから数ヶ月にわたって何回も何回も実家を訪れては片付けを手伝っていたのですが・・・
まったく実家の片付けが進まないのに疲れ果ててしまいました。
時価の片付けに疲れ果てた娘

古い物が出てくるたびに思い出話を語りだす母

「あぁ、これは亡くなったお父さんが買ってくれたものなのよ!
 その時は、私たちもお金が無くて大変でねぇ・・・
 それで・・・・・・・
 でも・・・・・・・・・」
(延々)

「これは、お父さんが◎◎デパートで買った背広なのよ!
 あの人ったら、いつも同じ色の背広しか買わなくてねぇ。
 そこで、私が選んであげたら・・・・
 で、その時のお父さんたらねぇ・・・・。
」(延々)

なにか物が出てくる度に、思い出話を延々と話し出す母親・・・

「まあ、仲の良かった夫婦だったから!」
と最初は真剣に母の思い出話を辛抱強く聞いていた娘のE美さんも徐々にイライラとストレスが溜まってきてしまいました。

もう不要になってしまった父親の物を処分やリサイクルに出そうとすると
「それはお父さんが大事にしてたものだから・・・」
「まだ、使えるから・・・・」
「今度、使うかもしれないから・・・」

何一つ処分させてくれません。
102110
親の家の片付けは、遅々として進みません。

そして、イライラが頂点に達してしまったE美さんは、
「もう!いいかげんにしてぇぇ!」(怒)
と親子喧嘩になってしまったことも一度や二度ではないそうです。

『これ以上もう、自分の時間を犠牲にしたくない!』と母親の家の片付けに通うことを止めることを考え出したE美さん。


親の家の片付けは長期戦を覚悟しなければいけません。

親が何十年もかけて溜め込んできた荷物です。

また、そのひとつひとつに思い出が染み付いています。

『急がばまわれ!』

焦らず根気よく親の家の片付けと向き合いましょう!

以前、テレビで特集されたものも紹介しておきますので
ご参考にしてください。